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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンと、日曜日の決闘
145/158

20 撫子が正解

 「二人とも、どうしたんだろう?」

 同時刻、待てど暮らせどやって来ない令太と伴兆太郎に、

いい加減不安になってきた紳士クンは、

部屋の壁かけ時計を見やりながらそう呟いた。

紳士クンの心の中は、嫌な胸騒ぎがしてしょうがなかった。

今この時、自分の預かり知らぬ所で、

何か大変な事が起こっているのではないか?

そんな予感がしてならないのだ。

そしてその予感は正に的中しているのだが、何をどうしていいのか、

当の紳士クンには見当もつかなかった。

するとそんな紳士クンを茶化すように撫子が言った。

 「ここに来る途中でお互いに鉢合わせして、喧嘩でもしてるのかもしれないわね」

 「ま、まさか、そんな事はないと思うけど・・・・・・」

 紳士クンは苦笑いを浮かべながらそう言ったが、

撫子のこの手の冗談は意外と当たる事を、紳士クンは経験上知っていた。

(※例えば第二巻の第三話)

なのでもはやのんびりゲームをしながら待っている気分ではなくなり、

立ち上がって部屋の中を右往左往し始めた。

と、その時。

 ピンポ~ン。



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