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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンと、日曜日の決闘
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11 そして令太も廃倉庫に

 ――――――それから約十分程走った後、

令太が乗せられたバイクが停車し、

郁子の腰の前で縛られていた結束バンドがパチンと切られ、

 「着いたよ。降りな」

 という郁子の声に従い、令太はバイクから降りた。

するとまだ目隠しのヘルメットを取らないうちに、

郁子の手下達が令太の両手を後ろに回し、

それを再び結束バンドで縛り上げ、

その後ようやく目隠しのヘルメットが脱がされ、

令太は何処に連れて来られたのかを知る事ができた。

そこはどうやら工業団地の一角にある廃倉庫の前で、

令太はこの中に閉じ込められるべく連れて来られたようだった。

その廃倉庫を言葉もなく見上げる令太に、郁子はわざとらしい(うやうや)しさでこう言った。

 「さ、着きましたよお嬢様。倉庫の中までアタイがエスコートいたしましょう」

 それに対して令太は、吐き捨てるようにこう返す。

 「必要ねぇよ」


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