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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第五話 紳士クンと、日曜日の決闘
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1 本日の紳士クンと撫子のコーディネート

 そして迎えた日曜日。

紳士クンは撫子と共に軽めの昼食を済ませ、

令太と伴兆太郎を迎え入れる準備にかかった。

準備と言っても、部屋の簡単な片付けと、着替えくらいではあるが、

服装に関して、今日の紳士クンはいささか注意を払わなければならなかった。

というのも、

伴兆太郎は紳士クンの事を本当に女の子の乙子ちゃんだと思っている為、

普段着とはいえ、あまりガッツリ男の格好をする訳にはいかないのだ。

恐らくそれは令太も同じで、今日の令太も完全な男の格好ではなく、

あくまで女子の(てい)での格好をしてくるはず。

そう踏んでいる紳士クンは、

今日はゆったりサイズのトレーナーにチェック柄のキュロットスカートを合わせ、

『自分の家だけど友達が来るから最低限の女の子感は保っていますよ』

というコンセプトの服装を選択。

対する撫子は白シャツにデニムのジーンズというシンプルな服装で、

『誰が来ようと自分の家なんだから楽な格好をするわよ』

というコンセプトであった。

 とりあえず一通り準備を済ませた紳士クンは、

約束の午後一時まであと三十分程あったので、

姉の撫子と共に、自分の部屋でゲームをしながら待つ事にした。



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