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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅴ  作者: 椎家 友妻
第四話 紳士クンと三角関係
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31 リーダーはエシオニア学園の事情にも詳しい

 「凄木令奈?もしかして、生徒会長である凄木令の妹の?」

 「その通りだ。あんた、ウチの学園の事に詳しいんだな」

 「へっ?あ、いや!あの学園はウチのチームの縄張りにあるからな。

内部の噂もちょくちょく入ってくるんだよ」

 郁子は目を泳がせながらそう言ったが、

伴兆太郎はそれを気にするでもなく言葉を続ける。

 「そういう事なら話は早い。顔は分かるか?あいにく写真がないんだが」

 「それなら問題ないよ。

あの凄木会長とそっくりで、見目(みめ)(うるわ)しき生粋のお嬢様なんだろ?

それが中身はあんたを手こずらせるようなおきゃん(・・・・)だったとはね。

こいつは面白くなってきやがった」

 「頼めるか?」

 「もちろんだよ。それに、喧嘩番長のあんたが認める相手だ。

アタイも一度タイマン張ってみたくなったよ」

 「言っとくが、あくまで明日一日、

何処か適当な場所に閉じ込めておくだけでいいんだからな?

痛い目に遭わせろって話じゃねぇんだ」

 「分かってるよ。ウチのチームの奴ら全員で取り囲めば、

どんなはねっ返りでも大人しくついて来るだろう。

手荒な真似は極力しねぇから安心しなよ」

 こうして伴兆太郎の方も作戦が決まり、明日それが実行される事となった。



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