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イケマツメンタロウ

作者: 黒葉結羽琉

【登場人物】

愛果(まなか)

千咲(ちさき)

(ひかり)

先島(さきしま)

委員長

先生

池松(いけまつ)


愛果:ね!聞いた?

千咲:何?

愛果:今日、転校生が来るんだって。

千咲:えー!マジで?

愛果:うん!それが超イケメンらしいの!

光:どうしたの?そんなにはしゃいで

千咲:今日さー転校生が来るんだって。

光:マジで?

愛果:それが超イケメンらしいの!

光:うわ~イケメンかよ!でも、なんで知ってるんだ?

愛果:さっき、職員室の前を通ったら転校生は「イケメンだ、イケメンだ」って声が聞こえたの。

先島:僕の事、呼んだ?

千咲:は?

先島:いや、だってほら、イケメンって。

千咲:あのさ~誰もあんたの事イケメンって呼んでる人いないから。

愛果:そうそう、山田は自意識過剰すぎるのよ。

先島:もぅ~またまた照れちゃって!

愛・千:わっ、キモッ!

先島:で、僕以外のイケメンが転校してくるって?

千咲:なんだ聞いてたんじゃん。

愛果:先島みたいに自称イケメンじゃなくて正真正銘のイケメンなの。

先島:なに!元祖イケメンは僕だ!

千咲:元祖とか本家とか争ってないし、その前にあんたはイケメンじゃない。

先島:うっ・・・言い続ければ真実になるんだ。

千咲:残念ながらならない。

光:だけどそんなイケメンが来たら俺達の青春は終わったな~。

先島:そうだな~・・・って、おい!僕は含まないでくれる?

委員長:イケメンの転校生が来るのか?

千咲:あ、委員長♪そうなの、イケメンなんだけど私は委員長一筋だから安心して。

委員長:はいはい。

先島:おい!先生が来たぞ。

光:やっべ!早く席につけ!

愛果:超楽しみ!

先島:負けてたまるか!

委員長:来るぞ!静かに。

ガラガラと戸が開く。

委員長:起立、礼、着席。

先生:みんな、おはよう!今日はみんなに新しい仲間を紹介するぞ。さ、池松くん入りなさい。

ガヤガヤの声がだんだん小さくなっていく。

先生:はい!静かに・・・してるな。今日からみんなと一緒に勉強する事になった池松君だ。さ、池松君自己紹介だ。

千咲:(小声)超~ふつーなんですけど?

愛果:(小声)うん・・・。

光:(小声)俺達と大差ないな。

先島:(小声)勝った!

池松:初めまして、北海道から来ました池松面太郎です。よろしくお願いします。

愛果:イケマツメンタロウ・・・あ!!

先生:どうした?そんなに大きな声を出して?

愛果:イケメン!

千咲:え?何言ってるの?

光:あ!ほんとだ!イケメンだ!

先島:おいおい!君達の目は節穴か?

先生:お、みんな、気づいたか?彼は池松面太郎。これからは略してイケメンと呼んであげようじゃないか!

池松:よろしくお願いします。

委員長:イケメンって・・・。

千咲:そっち!

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