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僕の居場所

作者:

暗い海。

ただ、一人でそこにいる。

波が揺らぐ、その度に、

僕の体は海へと消える。

おぼれては、浮き、

おぼれては、浮き、

そうして僕は沈み続ける。


光は問う。

「なぜ、あなたは手を伸ばさない」

すぐそこには救いがある。

そんな光を何度見て、

僕は何度捨ててきただろう。


暗い海は僕を鎮める。

波の間に間に訪れる死は、

体を巡り、また浮き上がる。

(こころ)を奪う波の音色と、

その律動的な生と死の波境(はざかい)が、

たった一つの。

僕の居場所。

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― 新着の感想 ―
[一言] 初めまして。 私も、居場所がなかったので…こちらの作品に共感しました。 今は、自分で居場所をつくろうと思って、頑張っています。
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