僕の居場所
暗い海。
ただ、一人でそこにいる。
波が揺らぐ、その度に、
僕の体は海へと消える。
おぼれては、浮き、
おぼれては、浮き、
そうして僕は沈み続ける。
光は問う。
「なぜ、あなたは手を伸ばさない」
すぐそこには救いがある。
そんな光を何度見て、
僕は何度捨ててきただろう。
暗い海は僕を鎮める。
波の間に間に訪れる死は、
体を巡り、また浮き上がる。
熱を奪う波の音色と、
その律動的な生と死の波境が、
たった一つの。
僕の居場所。
暗い海。
ただ、一人でそこにいる。
波が揺らぐ、その度に、
僕の体は海へと消える。
おぼれては、浮き、
おぼれては、浮き、
そうして僕は沈み続ける。
光は問う。
「なぜ、あなたは手を伸ばさない」
すぐそこには救いがある。
そんな光を何度見て、
僕は何度捨ててきただろう。
暗い海は僕を鎮める。
波の間に間に訪れる死は、
体を巡り、また浮き上がる。
熱を奪う波の音色と、
その律動的な生と死の波境が、
たった一つの。
僕の居場所。
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