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転生者の転生物語  作者: 冬乃雫
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第一章 転生 300年後

話が長くなりそうなので切りました。


『遠い昔。

まだ国と言う概念が無く、一族同士の争いが絶えなかった時代。

争いは収まらず幾年もの時がたった。

何時しか人々の悲しみ、怒り、絶望によってこの世界の神、『唯一神イリス』は邪神と成ってしまった、予言で見た四人の英雄のために自分の魂を込めた欠片を残して。

邪神に成ったイリスは下界に降臨し、下界に住む聖獣や魔獣に次々と取り付き魔物にし、世界を壊していった。

生き残った人々は自分達の愚かさを知り、悔やみ、嘆いた。

次第に空は闇に覆われ、水は干上がり、草木は枯れ、人々は何時滅亡するか分からないこの世界で怯えながら隠れることしかできない中、闇に覆われた大空が割れ一筋の光と共に四人の天使が降臨した。

突如現れた天使達は取り付かれた魔物を倒し、浄化して行った。

最後の敵を浄化し終えると邪神は消え去り、四人の目の前に四つの欠片が現れこう言った。


「我を倒してくれて感謝します、天使達よ。

これで安心して逝けます。

ですがこの世界から我が消えてしまえば人々を導く神がいなくなってしまいます。

そこで汝達にこの世界を導いて欲しいのです」


天使達はイリスの願いを聞くと悲しそうな顔をし言った。


「神イリスよ私達にはもう世界を導くだけの力は残されていないのです」


天使達はこの戦いで大切なものを失っていた。

知識知り、記すことが好きだった『天使ヴァルディナ』は書く為の右腕を。

『天使ナハト』は天使として重要な飛ぶ為の羽を。

『天使アリア』は幾つもの戦いを生き抜いた友の聖獣を。

そして歌を歌い、人々の笑顔を見るのが好きだった『天使セレネ』は歌う為の声と人々の笑顔を見る為の目を失ってしまった。


それを聞くと神は言った。


「もし汝達がこの世界を導いてくれるのであれば、我の力を汝達に与え神に転生させる事が出来ます。

神に転生すれば汝達の失ったものを取り戻す事ができまよ」


それを聞いた天使達はイリスの聞き入れた、すると『イリスの欠片』は『感謝します』っと言い残し砕け散った、そして天使達は失ったものを取り戻し神へと転生した。

神に転生した天使達は世界をあるべき姿へと戻していった。

『知識と生命の神ヴァルディナ』は、戦いで死んでいった動物、植物、人を生き返らせ、生きる術や理性、知識を与えた。

『時と空間の神ナハト』は、歪んだ空間を戻し、停止していた時を動かした。

『正義と秩序の神アリア』は、人々の思想を正し、秩序を与え四つの大陸に四つ国を作った。

『破壊と創造の神セレネ』は、壊れた大地を元へ戻し、再び世界の危機が迫った時の為に十二の神具と四十八の天具(セラフィム)を世界各地へと放った。

全てを元に戻した神達はこの世界を『エデン』と名付け、天界に帰って行った。

それから残された人々は四人の神を崇めた、やがて争いは無くなり、国は発展し平和が訪れた。

だが忘れてはならない大地の底には『邪神の種子』を残されていることを』


「ふふふ、何時見ても笑えますねこの本は、けほっ、けほっ」


ベット座り、読み終わった本をぱたんと閉じ微笑んでいる美女がいた、サイドに三つ編みにし肩にはストールを羽織ってあり、体が弱そうな印象を受ける。

閉じられた本のタイトルは『エデン神話』と書いてある。


『神話を読んで笑うのは貴方位ですよ、セレネ』


笑うのもその筈、何故なら本人なのだから。

セレネと呼ばれる美女の首に掛けるネックレスから声が聞こえてくる。彼女にしか聞こえない声だが。


どうも皆さんこんにちわ、雪之改めセレネです。

あれから三百年経ちました、今では争いも無く平和な世界に成りつつあります。

一族同士の争いを止めたり、国を作ったり、龍神に求婚されたり、色々大変な三百年でした、まあ退屈せずに済みましたけど。

後僕に弟子が出来ました、なんと!、三人もですよ!。

3人とも筋が良く、かわいい子達ばっかりです、うへへへ。


セレネはこの三百年間で少し変態になってしまった。


こんこん


噂をすればです。


「師匠入りますよ」


「お師匠様〜♪貴方の愛しき弟子が〜♪今「・・・うるさい・・」ぐはぁ!」


「・・お師匠、今帰った・・・」


ドアが開き、三人の美少女が入ってくる(一人は引きずられているが)。


「おかえり、レーナ、ミリア、リリアナ」


最初に入ってきたレーナと呼ばれる美少女は平均的な身長で凛とした蒼眼、尖った耳、プラチナブロンドの長い髪をポニーテールにして腰に赤塗りの鞘で、柄は黒く、頭には赤く光った鎖鎌が付けられている刀を下げている。

次に入ってきたミリアと呼ばれる美少女は最初に入って来た美少女より背は低く、赤いジト目の様な目、腰にかかる程の癖が強い銀髪、肩から提げているホルスターのような物にラノベ程の大きさの分厚い本が入っている。

側から見れば美少女と言うより幼「・・黙れ・・・」すみません。

最後に入って来た、っと言うより目をくらくらさせたリリアナと呼ばれる美少女を銀髪幼、じゃ無くて美少女に足を持ち引きずられながら連れて来られた。

身長は女性にしては少し高く、垂れ目の碧眼、サイドに三つ編みにした黒髪、背中には柄に七個の魔石が埋め込まれた白銀の槍を背負っている。


「ん?、此処はどこ〜?」


「・・・ずっと寝てれば良かったのに・・」


「あら〜♪、酷い事言うのね♪、ミリアちゃ〜ん♪」


「ちっ!」


「どうやら〜♪、ミリアちゃんは〜♪、おいたが過ぎるようね〜♪、串刺しにして上げようかしら〜♪」


「・・・・リリィは、お師匠に相応しくない・・・」


「言ってくれるじゃな〜い♪、どっちがお師匠様に相応しいか〜♪、今ここで決着付けて上げようかしら〜♪」


「・・・上等・・・」


セレネはミリアとリリアナの喧嘩を楽しそう見ている。

今にも戦いそうな二人をレーナは慌てて止めに入った。


「おい!、二人共師匠の前で喧嘩するのはやめろと言っているだろ!」


「へ〜♪止めるんですか〜♪、知ってるんですよ〜♪、私〜♪」


「なっ何をだ」


「ミーナの部屋から〜♪、たま〜に、ししょ〜、ししょ〜って妙に艶めかしい声が聞こえてくるんですよね〜♪」


「なっ!」


「・・・ミリアも聞いた・・・」


「にゃっにゃっにゃんの事かさっぱりだかだっだっだが」


ミーナは何か心当たりがある様で明らかに動揺している。


「・・・淫乱エロエロハイエルフ・・・」


ぶち!。ミーナの頭の中で何が切れた。


「言わせておけば〜 、上等だ!、師匠に相応しいのはこの私だ!、お前達二人を倒して証明してやる!」


茹でダコの様に真っ赤な顔をしながら居合切りの構えを取る。


「うふふ〜♪、楽しくなってきたわね〜♪」


「・・・弟子は一人で十分・・・」


そろそろ止めないと流石にヤバイと思い優しく声をかけた。


「こらっ、そろそろ喧嘩はやめにしなさい」


セレネが声を掛けると三人は殺気を出すのを止めセレネの座っているベットに近づいてきた。


「うぇぇん。ししょー!。リリィとミリアが私をいじめるぅー!」


セレネの声を聞いたミーナは子供の様にベットへ座っているセレネの腰に抱きついた。


「よしよし。リリィ、ミリア、余りミーナを困らせてはいけませんよ?」


腰に縋り付いているミーナの頭を撫でながら、リリィとミリア優しく怒った。

だが怒られた二人は目をとろんと蕩けて足をモジモジさせてる。


「お師匠様に〜♪、怒られちゃった〜♪」


「・・・・お師匠、もっと怒って?(ポッ)」


「....ちゃんと反省してますか?」


「反省してま〜す♪」


(こくり)


何で怒っているのにモジモジさせているんでしょう。


セレネは気づいていない。この三百年の間でセレネの美貌が上がった事を、今のセレネなら話しかけるだけで全種族、老若男女を落としてしまうだろう。

さっきまで泣いていたミーナは撫でられ続けた事で顔を歪ませながら「ぐぅへへへ」と不気味な笑い声が聞こえくる。

放って置くと話が進まないのでセレネから切り出した。


「それで如何したのです?。みんな揃って?」


するとさっきとは打って変わって姿勢を正し真剣な表情でミーナが言った。


「師匠、カカ村近くの森の中で『魔王の種』と思われる魔力を察知しました」












































































もっと上手く書けるよう頑張りますm(_ _)m。

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