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VSテロリスト⑦
――やられたッ!?
体が宙を浮き、落下していく。空気抵抗が肌を押し上げていく。視界の中で空中で東城が辺りの瓦礫を右手で吸収、または左手から爆弾を出したりして衝突しないようにしている。
熱風があちこちからやってくるがそんなことを気にしている場合じゃない。
ばりばりばりばり……っ!と、夏川の下で様々な品物がぐちゃぐちゃになっていた。そんな音が聞こえるほど地面に近づいていた。
残り5m
―――――ッッッ!!!
肺から空気が全て出て行くを感じた。内蔵がシェイクされ、脳が大きく震える。
地面に仰向けに落ちた。下に服やソファなど柔らかいものが落ちていたからか、ギリギリで生き残った。脳震盪気味の彼の目に上空からデパートの『残骸』が落ちてくるのが見えた。
「……」
……意識の朦朧とする中でかろうじて見えた。
大きな瓦礫の一つが自分の右腕をすりつぶしていくのを。




