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非日常からのメッセージ①




かつて非日常に関わっていながら結局平凡な日常に戻ってきてしまった天野は賃貸住宅で寝転がりながらテレビを見ていた。特に面白い番組もない。少なくとも二秒前まではそう思っていた。



 『ただいま、こちらの建物はテロリストに占拠されています。犯人の正体は不明で人数は複数人であることが確認しており――』



ずいずいっと良い子が真似をしてはいけないほどテレビに近づく。ゴミのように群がるマスコミ。そして上空に飛び交うヘリ。これこそが非日常だ。あの時には見劣りするがそんなことは言ってられない。


以外と近い場所ということもあった。急いで着替えながらテレビの映像に釘付けになる。



そこで画面の隅に何かが映った。



まさに一瞬。



見落としても文句は言われないレベルのもの。


それがデパートの4階あたりに突っ込んでいった。ガラスの割れる音がする。レポーター達もその音に気づき騒ぎ始めている。



カメラを通り過ぎた赤い影。



 「今のは……流れ星……?」



再び、画面の向こうの非日常へと釘付けになっていた。



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