関係を築こう
「ふわぁ」
もう朝か、眠いけど学校あるし動かなきゃ、顔洗って準備するか。
朝ご飯食べて制服の身嗜みもいい、よし、今日はあの子に話しかけて関係を築くんだ。
「行ってきます」
いつもの駅に着いた、交通系ICの残高もあるから本末転倒にはならないぞ。
〔ピッ)
準備は整った、絶対に話しかけてやる!!
あっ!居たけどめっちゃ緊張してきた、でも彰都も手伝ってくれたし勇気を出そう。まずはリュックから物を出すフリをして全部落とそう。
「えっと...課題家に忘れてきてないよな、ってやば…!」
〔ドサッ〕
「大丈夫ですか?拾うの手伝いますよ」
よし、今のところは順調だ。
「本当にすいません、ありがとうございます」
「いえいえ、当たり前のことをしたまでですよ」「ていうか、その制服、淵星高校の生徒さんですか?」
上手く行きそう...!。
「そうです!そちらの制服は想麗高校ですよね!?」
「ご存知なんですね!自分の学校あんま知名度ないと思ってました」
「いやいや、私立進学校として超有名ですよ!」「それを言ったら淵星高校も公立の天下じゃないですか!」
めっちゃ順調だ...!そしてここで。
「あなたとは凄く気が合いますね!」
「本当に同感です!よかったら友達になりませんか?」
「え、いいんですか?」
「もちろん!あなたがいいなら」
「よろしくお願いします!」
「面白い人ですね!名前なんて言うんですか?」笑ってくれた、笑顔可愛いな~。
「七沢詠斗って言います」
「いい名前ですね、私は小鳥遊桜って言います」
へぇ〜珍しい苗字だしいい名前してるな
「いい名前ですね、ていうか友達ならタメ語でもいいですか?」
「いいよ!これからよろしくね!」
緩く話せる関係になれたの嬉しすぎる。
「よろしく!LIAM交換しない?」
「しよしよ!」
「あの~仲良くしてる最中に申し訳ないんですが、電車内ではもう少し静かにしてくれますか?」
「すいません」
「怒られちゃったね」
あざとい言い方やめてくれ、自分が弾け飛びそうだよ..。
「盛り上がりすぎて気づかなかったな」
〔次は想麗高校前~〕
「詠斗はこの駅じゃない?」
「本当だ、じゃあまたね」
「またね」
今日は最高の日だ!!!
第三話をお読みいただき、心より感謝申し上げます!私にとって初めての小説ですので、もしかしたら誤字があるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。これからも読者の皆様に楽しんでいただけるよう、一生懸命努めてまいります。第三話はいかがでしたでしょうか?七沢詠斗と小鳥遊桜の物語がついに始まりました!第四話もお楽しみに!