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気になる子への最初の第一歩

「おーい詠斗、聞こえてんのかー聞こえてるんなら返事しろー」

中休み、親友の飯塚彰都と話していた。自分はまた毎朝電車で見掛ける子の事をずっと考えてしまっていた。

「お前また毎朝見掛ける子の事考えてんの?」

「多分…なんでか分からないけどずっと考えちゃうんだよな」

こんな気持ちは初めてだった、何度自分で考えても分からない、自分は話したこともない毎朝見掛ける人に一目惚れしたのだろうか。

「それにしてもあのお前がそういう感情を抱くようになるとは、親友として誇らしいよ」

「なんで誇らしいんだよ」

「だってお前人生で一度も気になる子いなかったじゃん」

確かに自分は人生で一度も気になる子がいなかった、自分は相当女性に興味がないのだろう。そんな自分が初めて恋をするとは、考えてもいなかった。

「ところでお前はその毎朝見掛ける子と話したことあんの?」

「ないな、凄く話してみたいけど変人扱いされそうだし」

「お前、マジで言ってる?」

「マジだけど」

「好きなら自信持って話に行けよ、お前その感じだと後悔するぞ」

確かに彰都が言ってる事は正しいと思うが、側からみたらただのナンパしてる高校生に見られる可能性もある、ましては話しかけて嫌われるかもしれない。

「でも自分は恥ずかし過ぎて話しかけれないしもし失敗したら毎朝気まずくなる…」

「じゃあさ、お前は勇気を出してその子に話しかけてみるか、話しかけないで後悔するかどっちがいい?」

「うーん…」

自分は勇気を出して話しかけれるのだろうか、リスクもあるし。

「言っとくが、周りは全然見てないし興味ない、例え失敗したとしても別にいいだろ」

彰都が言ってることを信じてやってみる価値はあるかもしれない。

「分かった。明日話しかけてみるよ」

「よく言った!明日が楽しみだよ」

「毎朝の電車通学で見かける人が気になっています。」第一話をお読みいただき、ありがとうございます!これが私の初めての小説ですので、他の著者の作品と比べると至らない点が多々あるかと思いますが、どうかご理解いただければ幸いです。更新は定期的に行えないかもしれませんが、皆様に楽しんでいただけるよう精一杯頑張ります。もし気に入っていただけたら、ブックマークや評価をしていただけると、制作の励みになります。第二話も楽しみにしていてください!

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