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君の横で見つけた永遠  作者: 椿屋一貨
4/5

心覚えの照合

まず、僕と健太と紗奈は幼馴染である。


僕は中学生一年生の時に紗奈に恋した。

ずっと目で追っていた。


だが、紗奈が目に追っていたのは僕ではない幼馴染だった。


そんな明らかに不利な僕が180°有利になるニュースが飛び込んだ。


それが健太の転校だった。


僕は、心から喜んだ。


僕のそんな期待に満ちたこれからの学校生活は、結局暗転した。


それは、同じ学校に通いながらも紗奈と疎遠になってしまったからだ。


いつしか、退屈な僕は幼き頃に知り合った二人と新しい物語を創ることを願っていた。 


時間が経つにつれ恋心は色褪せ、健太に対する嫌悪感も無くなった。


最後にそこに残ったのは友情に近い感情のみだった。


そして今日。急ではあったが健太が帰ってきたわけだ。


でも、5年越しに健太と紗奈に会って3人で集まると心は何故か中学一年生の時と同じ気持ちがした。


健太と紗奈が仲良くしていると、心は落ち着かず、紗奈が僕の名を呼ぶと何故か嬉しくて。


恋心も嫉妬もない筈だったのに。


たが、僕が好きという感情を自覚してしまうとそれは僕らの関係の終焉を意味する。


僕と健太と紗奈は踏み込んではいけない沼に飛び込むことになる。


僕らがこの先も仲良くしたいので有れば、僕が取るべきは傍観だ。


届かない恋なんてしない。


こう心に念じるだけだ。


でも、それは要するに二人が結ばれて、そして僕が独りになる事を意味する。


------

この頃からだろうか、永遠と運命を強く認識し始めたのは。


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