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名のない物語  作者: 夜桜
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第四章…「緊急会議」4

赤とオレンジのグラデーションが彩る夕方、不思議な音が第一国から第五国に鳴り響く。

だがそれが聞こえるのは、お人形遣いの第一級のみ。

それ以外の者には何も聞こえない仕組みであり、カラクリを知るのは国の王だけである。

第一国・王の間で目を瞑っていた女王のサメユキに1人の家臣が目覚めを促した。


「陛下……陛下」


「…………」


「第一級お人形遣いを呼び寄せました、これから会議をするのですが、本当にこの作戦で?」


不安と恐れが入り交じった視線をサメユキに向ける。

まだ眠たげな目蓋を1度強く閉じてから再び目を開けて、家臣を見下す。


「そうである………安心しろ、現場には余のお人形もおる…あやつ事態に何かが起こらない限り成功させるさ」


「………………畏まりました、失礼致します」


いまだに不安を拭いきれていない家臣は、そろそろ集まりだす第一級・お人形遣いに作戦を伝えるため、渋々王の間から出ていく。

1人になったサメユキは、もう一度第零級の偵察のために選抜され3人からの報告を思い出しながら、再び眠りにつく。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆


____40分前の王の間。

家臣たちが左右に並び、真ん中の通路には3人の第零級・選抜偵察隊が片膝を立てて報告する。


「報告します。

現在第五国のとある地点から怪物を確認をしましたが、やはり奴らは集結しておりました。

奴らの中心にいたのは、遠目でしたので確信はできませんが、恐らく人。

その人らしき人物は、奴らに何らかの指示を出しておりました」


「………………奴らの数は?」


「はい、ざっと確認した数では約1万はいたと思います。

尚、この数は今も増えていると予測致します」


「ふむ、奴らの種類とかはわかったか?」


「確認できたのは、ミミズ型のゲルティート10体……大蜘蛛種・子産(こさん)型のティミートル約200体……大型犬種・番犬型のコサン約2000匹………それ以上の把握は困難となり、我々はやむなく撤退しました」


悔しそうに偵察の説明をしていた男が奥歯を噛み締める。

床に付けていた拳がみるみる強く握られ、血が微かに滲み垂れる。


「ですが、確実に他にも種類がいます」


「わかった、お前たちは下がり……カウンセリングを受けよ……第一級たちの召集の音は鳴らしたか?」


「はっ、既に鳴らしております……召集には少々お時間が掛かるかと」


「よし…では(みな)、戦闘の準備を整えよ!!」


そう強く言いながら、サメユキはバッと右手を勢いよく前に突き出す。

サメユキの言葉に家臣は一斉に「御意!」と言うと、普段見せない素早い動きで王の間を後にした。



◆◇◆◇◆◇◆◇



夕方が過ぎ、夜を向かえる少し前にアキラは第一国に戻ってきていた。

屋根の上を走ったり、飛んだりを繰り返す。

後少しで城に着くのだが、正門から入るのがめんどく感じたアキラは、城を囲う塀の頂上まで行く前に1度地面にふわっと片足で着地した。

刹那、そのまま片足に力を入れ、まるで軽いジャンプをする様に一気に頂上まで飛ぶ。

突然下から飛んで来たアキラに、見張りに立っていた兵が驚き、尻餅をつく。


「___ぁ、アキラ様!?」


「すみません、時間が惜しくて」


「マスター、あそこが緊急会議室になっているようです」


後から下から飛んできたこさめが、アキラの隣に降り立つと指を指して言う。

こさめの言葉に頷き、「それでは失礼します」と見張りの兵に言って、アキラは1度そのまま飛び降りる。

そして再び片足で着地をしながら、1度会議に使われる部屋の位置を確認する。

それを確認してからアキラは、片足に力を込め軽くジャンプをする様に再び飛ぶ。

通り過ぎないよう、わずかな窓枠に手で掴み窓が壊れない程度に蹴破る。

後から下から飛んできたこさめに手を差し伸べて、部屋の中に引き入れる。

そして何事も無かったかの様に、窓をそっと閉めた。


「どこから入ってきてるんだ」


「騒がしいですね」


「元気でいいではないですか」


「元気すぎるとも言えるがな」


既に到着していた他の第一級お人形遣いの男女に、そう言われながらもアキラは笑みを作る。


「あはは、時間が惜しいと考えまして………あれ、後2人来てませんね」


誰が来ているのか確認したアキラは、まだ来ていない2人を探しながら訪ねた。

それに答えたのは窓際の席に座っていたサクノだった。


「あの2人は後少しで着くと思うわよ……確か、第五国のちょっと遠いところの任務だった気がするわ」


「本当にセラさんと仲が良いんですね、サクノ姉さん」


アキラにそう言われたサクノは胸を張り、ドヤ顔する。

セラと呼ばれた第一級お人形遣いは、少女であり、男性と話している姿を誰も見たことがないと言われている。

又、女性の場合も滅多に見られない程に無口。

そんなセラとサクノは、何らかの縁により友達になったんだとサクノ本人は語る。

アキラが到着してから少しすると、ガシャン!!と突然大きな音を立てて窓ガラスが割れ、周囲に飛び散る。

まるでいつもの事であるかの様に、それぞれが防御壁を作りガラスの破片から身を守る。


「お待たせしました」


「…………」


どうやら残りの2人が同時に、同じ窓を突き破ってきたらしい。

顔を覆った髪を右手で靡かせながら後ろに戻す。それから自分達が最後だったことに気づく。


「いえ、ボクも少し前に来たばかりです」


「優しいわねアキラ、そんな君が好きだよ」


そう言って紫がかった黒髪の女性はアキラを抱き締めようとしたが、アキラはそれをひょいっと容易く交わす。

空を抱き締めた女性は、「ありゃ」と小さく驚く。その一連の流れを見ていた他の第一級お人形遣いたちは、楽しそうにあははと笑う。

その場の空気は、とても緩く楽しそうで、緊急事態とは到底思えない。

が、そんな空気もガチャとドアを開けて家臣の男が中に入った途端にガラリと変わる。


「____っ、これより緊急の音を鳴らした理由と作戦を説明する」


家臣の男は、逃げ出したい気持ちを何とか堪えて、説明を始めようとしたが声が出なかった。

それが畏怖により、出なくなったのだと気づくのに少々かかった。

だが、声が出なくなった理由に気づいたとしても、声が出ないと言う現状は変わらない。

そんな家臣の男の異変に気づいたアキラとサクノは席を立つ。

アキラは家臣の男の真横に座り、サクノは強くパンッと手を鳴らす。


「皆、殺気立ちすぎ圧かけすぎ…家臣くんが話せないわ」


「おっと、いけない」


「あら、そんなに出してた?」


「わわ、ごめんなさい」


サクノの言葉に一斉に出していた殺気も圧も消える。

空気が軽くなった事に気づいた家臣は、小さく声が出るか確認をする。


「__ぁあ」


「ふふ、良かった……声出ましたね」


真横に座っていたアキラは笑みを見せる。

家臣の男はなぜアキラが真横に座り直したのか理解できず、首を傾げてからコホンと1度咳払いをしてから説明を始めた。


「まず始めに、緊急の音を鳴らしたのは第五国にて怪物が大群で近づいてきている……その数凡そ1万以上、種類は第零級の偵察で確認しただけで3種類。

だが、これらは確認できているだけの種類であり、様々種類がいると考えてほしい」


「発言、よろしいか?」


「あなたは」


「そうか、あなたと会うのは初めてだったな……あたしは第二国・第一級お人形遣いの魅颯(みそら)だ、よろしく」


長い髪をポニーテールでまとめ上げ、袴を少し着崩し、胸を巻いた晒しが丸見えな彼女、魅颯と名乗った女性は家臣の男にニカッと笑った後、すぐに真剣な眼差しと変わる。


「多種多様、1万以上の怪物、これは前衛・中衛・後衛を決めた方が楽だとあたしは考える」


「そうですね、自分の役割を決めた方がやることは絞られる」


「あ、その事だが……陛下から上げられた作戦を説明をしてから決めて頂きたい」


話が確実に始まる前に、家臣の男はそう言葉で遮り、再び第一級のお人形遣いの注目をあびる。


「陛下は3種類の作戦を上げられた……まず1つ目は、何も考えずに目の前にいる怪物を倒す。

2つ目は、邪魔する奴等は倒しながら上位種の首を取ることだけが目的とされる。

3つ目は、上位種を確認し、それ以外は倒す。

………この3つである。

陛下は、第一級達のやりたい奴を選ぶように言われている。これは、配置も好きにしても良いとの事だ」


家臣の男の説明を聞いたアキラは、真剣な眼差しを他の第一級達に向けながら、言われた作戦を簡単に言いながら他の第一級達に訪ねる。


「とても簡単に言えば、1つ…怪物の全滅、2つ…怪物の上位種を倒す、3つ…怪物を全滅又、上位種の捕縛……皆さんは何がいいですか?

ボクは何でもいいですよ」


脳筋でもわかるように説明をしたアキラはニコッと笑う。

それを聞いた他の第一級たちは、う~んと考え出す。


「とりあえず、私は3つ目でいいと思うわ、上位種なんて初めてだし……セラも同じ?」


サクノがそう隣に座るセラに訪ねると、小さく頷き肯定する。

それを聞いた他の第一級達は、サクノの言葉にそう言えばと言いたげな表情を見せる。


「言われてみりゃあ、初だったな」


「一応…竜がアキラにより、確認していますが統一をしてはいませんでしたよね?アキラ」


「はい、単独で行動していました」


「確かに、この上位種を捕縛できれば、なぜ進化したのか……なぜ、統一できたのか調べられるしな」


作戦の方向性が決まりそうな時、突如サメユキからテレパシーが入り、アキラは話し合いから意識がそちらに向く。


(アキラ、今平気?)


(会議中ですが、問題ありません)


(そこにいる家臣、きっと畏怖して忘れていそうだからあなたに伝えるから、他の皆さんにも伝えてくれる?)


そう言うサメユキの声に、アキラは更に集中する。

他の第一級達と家臣の男の視線がアキラに向けられていることにも気づかないくらいに。


(上位種ってワードが出てると思うけど、それは恐らく人の可能性が高いわ)


(!!)


(一応その事を踏まえて作戦会議をしてほしいわ)


(____わかりました)


アキラがそう答えるとテレパシーは切れ、アキラはやっと皆からの視線に気づいた。

丁度いいやと考え、アキラは先程言われていたことを口にする。


「皆さん、先程陛下からテレパシーが来まして上位種で1つ、追加要素ができました」


「追加要素?それは一体?」


そう訪ねた片眼鏡(モノクル)を右にかけ、少々寝癖で跳ねた髪が目立つ青年の妃柳。

青年の言葉は誰もが考えており、アキラは出し惜しみはせずに言葉にする。


「上位種は、人であると考えて作戦を立ててほしいと言うことでした」


「____人!?」


「え、だって___っ」


「はぁ?!」


「嘘でしょ!?」


「皆さんの動揺もわかります、ボクも聞いた時には驚きました………第五国は怪物の世界の様なもの、そこに住むなんて自殺行為_____

ですが、本当に人であった場合を考慮し、作戦を決め、各自の役割を決めなければ」


「そうね、今は緊急……全てを受け入れ、飲み込み、作戦を立てて完遂させる……それを最優先しなければ」


真剣な眼差しで、髪をハースアップで縛った女性・がそう言うと、サクノとセラは頷く。

他に何か言いたいことがある奴はいないかと、見渡すが誰もおらず。


「では、作戦は3つ目……次に役割を決めよう」


妃柳がそう言うと、家臣の男が首を傾げた。

それに気づいた魅颯は、口を開く。


「どうかした?家臣くん」


「あ、いや……君らは皆面識があるんだなっと」


「まぁあるわね、一応第一級に上がるには試験があるし…その試験の時に審査員として参加するから」


「つまり、審査員は君ら直々にやっているんだね」


「そう、そうしないとすぐに死んじゃうような子達が来ちゃいますから、厳しく審査しているの……だから、ここにいるアキラくんを除いて全員がどんな武器を使うかわかるの」


サクノの言葉を引き継いだきちんと袴を着た女性がそう紡ぐ。

袴を着た女性の言葉に、家臣の男が再び疑問が生まれるが、何が聞きたいか察したアキラは口を開く。


「何でボクだけ皆に知られていないのか聞きたいんでしょ?」


「え、あ、あぁ……なぜ君だけ」


「ふふ、それはですね……ボクは他のお人形遣いと違うからですよ」


「…………お人形とお人形遣いの両方を持つ、唯一無二の存在……だからか?」


「……まぁ、冗談はここまでにして……その事もあるんですが、事実……第一級に初めてなったのがボクだからです」


小さく笑みを作りながらアキラはそう言う。

それを聞いた家臣の男はなるほどと納得する。


「話を遮ってすみません、続けてください」


「わかりました、では上位種の捕縛と確定して役割を決めますが……一応確認しますが皆さんはどこをやりたいですか?」


「どこって、そりゃあ決まってる」


「そうだ、当然だろう?」


アキラの問いに妃柳と魅颯が同時に頷く。

それをジト目で見ながらアキラは他の第一級達を見たが、皆回答は同じだろうなと察していた。


「では一応聞いてみますが、どこですか?」


『前衛!』


「……………声を揃えて仲がよろしい、却下です」


『ぶー』


「当たり前じゃないですか!!

はぁ、仕方がないですね……ボクが決めます!」


そう言いきったアキラは瞬時に地図を広げ、場所を指定していく。


「今回の目標は怪物を殲滅と同時に、上位種の捕縛です……前衛・後衛の2つに分けたいと思います。

まず、前衛武器を所有しているお人形遣いの妃柳(ひりゅう)・魅颯・セラ・夜桜(よざくら)・ヒグラ……次に後衛は、サクノ・ユユ・アユト・夜宵(やよい)……」


「あれ、アキラくんは?」


そう訪ねたのはショートヘアに桜の髪飾りを右側に付けた少女・夜桜。

その問いにアキラはすぐに答える。


「ボクの場合は、戦況に応じて前衛に行ったり後衛に行ったり、回復が必要になったら回復しないといけない

それに上位種を見つけた場合、一応手が空いてるボクが行った方がいいですから」


「ごめんなさい……私たちが攻撃型で」


「いいんですよ……気にしないでください」


「そうよ夜桜、気にしてたら死ぬわよ」


「夜桜ちゃんは、優しいからね……はは」


「………………あなた達は気にしてください」


サクノと妃柳がそう笑いながら言うが、そんな2人に真顔でアキラは言う。


『あはは……すいません』


無言で見続けたアキラに負けた2人は、きちんと頭をさげる。

そんな2人を見た他の第一級たちは笑う。

アキラもそのうちの1人だ。


(……今回は任務の難易度が上がったから、寮のメンバーは連れていけないな…)


内心でそう考えてからアキラは机をバンッと強く叩いてから、皆に告げた。


「では各自、準備をして明朝、いつもの場所にて集合!」


いつもの場所とは、お人形遣いが第五国に向かう時にいつも飛び降りる時に使っている場所。

その場所に名前は無く、普段から使っているためいつもの場所で通じてしまっている。

会議が終わったことに気づいた家臣の男は、部屋から出て行こうとしたアキラの手を慌てて掴む。


「!……どうかしましたか?」


「突然掴んですまない、が……あの窓をどうにかしてほしい」


「………あ」


家臣の男が指差す方を見れば、すっかり忘れられていた紫がかった黒髪の女性が壊した窓。

その修復をせずに会議をしていた事を、アキラは今思い出した。

アキラが出ようとした少し前に出て行った窓を割った犯人をと捕まえに、部屋を飛び出す。

幸い、すぐ近くにいたため早く事が終わる。


「え、何?何々??アキラ」


「ボクもすっかり忘れていました……夜宵、この窓を直してください」


「………………あぁ、割ったのあたしだ」


少しの間、割れたガラスを見つめてやっと思い出したらしい。

それから夜宵は、1度唇を嘗めた後すぐに修復作業を始めた。


「時よ戻れ、我の思う時まで戻れ、時戻り(タイムリターン)


夜宵がそう言うと、割れたガラスが輝きだし、まるで何事もなかったかの様に綺麗に戻る。

最後にきちんと開くか確認をして、夜宵はアキラを見た。


「これでいい?」


「はい、ありがとうございます……次回からは壊すのではなく、きちんと開けてから入ってくださいね」


アキラがそう言うと、夜宵は「わかった」と答え、部屋を出ていく。

残った家臣の男とアキラだったが、アキラの先程の言葉に申し訳なさそうに家臣の男は告げた。


「あの、普通に窓ではなくドアから入ってください」


「あ………ちょ、夜宵まったぁぁぁ」


そう言ってアキラは部屋を飛び出していく。

最後に残った家臣の男は思う。

昔では当たり前で、今では当たり前ではなくなった事を。


(彼らは本当に戦うための道具なのか……あれでは、まるで普通な子供ではないか)


そう思いながら部屋を出ようと、ドアノブに手をかけた時、あの時の殺気と圧を思い出す。

あれは普通の子供では出せない殺気………

あれは獲物を見つけたかの様な圧………

あれは_____


「人間の皮を被った、化け物だ」


無意識に出た言葉にはっと我に返り、部屋の中に本当に自分1人かを確認し、誰もいない事をホッと安心してから部屋を出た。

怪物と戦うために、聴力・視力・気配察知と他をリミッターすら越えたお人形たちには、聞こえていたことを知らずに_______

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

第四章はこれで最後になります。

次回から第五章に入ります。

掲載日は、12月4日(土曜日)になります。

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