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ウォリアー

ウォリアーはエイリアンの主力歩兵である。


人間と同等の体格だが様々な強化を受けており、人間より素早く力強く殺しにくい。

テレパシストに比べてサイキック能力は劣るが、通信能力は維持しそれによって統率されている。

こうした能力に加え丈夫な衣服、頭部とバイタルパートを保護する半透明の防弾装備、磁力式銃器、自走グレネード等充実した装備も持った強力な歩兵だ。

人工脊髄を埋め込まれており、それらはパワードスーツ等の操作に役立っている。


戦場での評価としては彼らは強力ではあるが特異な能力は持たない。

従来の歩兵戦の常識がある程度通用するようだ。

生物として人間より戦闘に適している上、優秀な防弾装備を備えており確実な無力化には複数人の火力を集中させるべきだろう。

我々の銃器は対人を想定しており、彼らは対人として扱うには頑強すぎる。

かと言って装甲目標と扱うのは大仰であり、大型野生動物が近いかもしれない。

兵士達の報告のように「数発ぶち込んだ程度じゃ気にもしねぇ」程頑強ではない。

ただ、戦場という環境下ではこの差は大きく響きそのような印象を受けるのだろう。

彼らの使用する磁力式銃器は我々の銃の上位互換と言ってよい性能を持つ。

戦場でのデータを見る限り、弾倉に加えてバッテリーの交換が必要なこと以外は火薬式に劣る点が見当たらない。

精度、連射速度、反動制御、装弾数、携行弾数、本体強度、装備重量この全てで優れている。

特別な対策はない、いつもよりも更に注意深く好戦してほしい。


ウォリアー個々の能力としては人間でも太刀打ちできないほどではないが、問題は彼らが大量生産可能という点だ。

巨大な臓器の様な設備で大量に培養し、人工脊髄から必要な情報をインストールする事で一定の品質の兵士を安定供給できる。

また、パイロットとしても有能であり、これにも人工脊髄が関係しているようだ。

エイリアンが一度でも十分な橋頭保を確保したなら人類の未来は暗いと言わざるを得ない。


テレパシストはテレポート用にウォリアーを改造した種だと思われる。

だからと言ってウォリアーが天然というわけではないようで様々な強化を受けている。

彼らに施されている強化の中幾つかは我々に転用できる可能性がある。

具体的には強化繊維、合金化骨格、サイキック器官(継ぎ接ぎと言ってよいテレパシストの遺伝子では分からなかったが、これも追加された能力の可能性がある)等だ。


彼らが持つ装備は我々より進んだ技術によって作られており、まずは材料工学の面から解析しなくてはならない。

防弾装備に使われる程の頑丈な結晶、軽量にして柔軟な金属、初めて見る編み方と繊維からなる布、生体と融合し電気信号を伝える繊維、一見金属塊だがCPUとして働く金属部品等だ。


装備の完全な再現は材料の解析を待たねばならないが、参考にするだけでも我々に大きな利益をもたらすだろう。

磁力兵器、増設脊髄、免疫ナノマシン等だ。


内容は非常に多岐にわたり、我々のリソースは限られる。

幾つかに注力すべきだろう。

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