第1章 第1話神との出会い
第1話です
なかなか時間が取れません
ものすごい衝撃と共に意識を手放し、次に目が覚めたのは白い空間でだった。特に何もない、白いだけの空間。天井も壁もあるのかは目では確認できない。そしてここが地球では無いのは確かだ。だって自分の体が透けているのだから。手や体の感触はない。とても不思議な感覚だ。言うならば無重力空間にいるような感じだ。確かにあのとき、僕は死んだのだろう。酔っぱらってトラックに気づかずに轢かれて。本当にここはどこなのだろう。
「声は出るのか」
「声がないと僕としゃべれないからね」
誰!?前触れなしに急に声かけてくるとか心臓止まるかと思った。あっ死んだんだった。
「「誰ですか?」とは言わせないよ。僕の名は神だ!」
はははは何の冗談だよ。神様とか
「・・・・・・・・・・」
「何で黙んのさ!?『そこは神様だってーー!?』とか驚くとこだろー!」
自分で様とかあり得ねー。
「いや別に珍しい人だなと」
「そうか、僕は神に出会ったときの人の反応の薄さに若干ショックを受けているよ。」
何かすごい黒いオーラに包まれてる。
「そうですか。それはすみません。神様がトラックに轢かれ死んでしまった僕に何の用ですか?」
「やっと本題だね。君は死んだ。だが幸運か不幸か君の魂は別の世界に潜り込んだ。つまり君は地球の輪廻。つまり前の世界の魂の流れから外れてしまったのさ」
うん?何?世界という川の流れから外れてしまったってこと?となるとどうなるの?
「君が今考えているのはこれから僕はどうなるの?ってことでしょ」
おお!さすが神様思ってる事全部分かるってことか。
「君はこれから紛れ込んでしまった世界に転生の儀式によって生まれかえらせてあげることになった。何故かって?それは君が体を持たずにいられても僕達神が困るからだよ。詳しくは言えないけれど」
まぁ、一般人だからね。それはまぁ無理もないだろう。
「僕はこれからどんな世界に?」
これは聞いとかないと。転生することはまあ貴重な体験をしたってぐらいに留めても。
「そうだなー。一言で言うなら、前の世界を鏡写にした感じだなー。上下左右」
上下左右!?
「上下だけでなくて左右もですか?」
あまりの驚きに敬語になってる。上下左右ってことは北極が南極でえーっと?東京が西京ってことか。なかなか頭で想像するのは難しい。
「とりあえず転生したあとも困らないように年齢、体型、記憶はそのまま、そしてスキルを授けるよ。ああそう言えば詳しくは言ってなかったね。あっちの世界にはスキルがある。というかそれが生活を支えている。もちろん魔法もスキルによって使われる。スキルていうのは転生者に最初からさずけるものと、生活する中で取得する2つがあるんだ。例えば剣術ならあっちの世界で剣術を習ったり、修行すれば手に入る。ということだ。」
なるほど技術がスキルな訳だ。まんまだがこれはわかりやすい。
「スキルにはまだまだ色々と説明しなきゃ行けないものがある訳だが、如何せん時間が無い。とりあえず儀式を進めるしかないな。さて転生する訳だけどどんなスキルが欲しい?転生者の持てるスキルは個人差あるけど大体8つだ。君は5つだね。でも、特別枠が1つある。これには特別なスキルを受け取ることが出来る。あとは君が決めてくれ。もう話せる時間は無いようだからね。じゃまたね。君の第2の人生に幸あらんことを」
ここで僕の記憶は途切れている。さっき記憶はそのままとか言ってなかったっけ?
2話以降も頑張ります
20186.10改稿しました。