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チート幼女の世界征服 -迷宮で見つけた幼女が最強過ぎる件-  作者: 亜蜜絵乃
第1章「幼女は世界を征服するらしい」
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第7話「有り余る行動力」

スピカを背負って歩くうちに、日は完全に落ち、あたり一体を闇が支配するようになってきた。正直、夜は危険だ。夜行性の魔獣ってだけで、昼に戦うのとはわけが違う。さっさと広いところに出て、火でもつけないと…。


「くかーっ。」


ちなみにスピカはさっきからずっと寝てやがる。きっとはしゃぎ過ぎて疲れたんだろう。まあスピカの体重なんて、大した荷物にもならんし、いいんだけどさ。

十分くらい歩いて、一晩を過ごすのにちょうど良さげな広場を見つけ、俺はそこに座った。


「おい起きろよー。着いたぞ。」


「んー?たくさん殺せるところ着いたのー?」


少しばかりスピカは寝ぼけているようだった。そうでなかったとしても、俺はそう解釈した。


「違うけど、今日一晩寝るところに着いたから、起きてくれってことだよ。」


「うーん、まだ眠いよー。」


スピカはそう言いながら目をこすったが、俺の背からは降りてくれた。降りてくれたのに、あんまり重たい荷物を下ろした気がしない。スピカの体重はどうなっているんだろうか。


「ほら、飯作るからまだ寝てていいぞ。」


「んー?ご飯にするのー?ならわたしがとってくるよー。」


スピカはそう言って森の中に飛び出して行った。本来ならば止めるべき場面なんだろうが、止めようとする前に行ってしまったので、もうどうもならない。別にこのまま帰ってこなくてもいいんだが、あいつなら平然と帰ってきそうだな。ほんと、嫌な予感しかしない。


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