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マイクロ・ファイバ

作者: 雪つむじ

とっても線が細いって

顕微鏡でも見ない限り

本当の君の姿は見えないって

目を凝らして

見つめ続けた結果が

これとは

笑うほかには

ないじゃないか


しなやかな中にもたくましさ?

それとも何事も包み込むような抱擁さ?

何でも吸い込むように貪欲で

それでいていつも、からっとしてる


いつもアフロみたいな形してさ

笑わせてくれるよ、ほんと

たまには洗ったらいいんじゃない?

シャンプーつけて、豪快に


それでも、どんなに顔を近づけたって

君は僕に応えてはくれないよ

息がくすぐるように

ひらひら目の前で泳ぐだけ


いいよ、今日はテーブルの上にいたら?


どこを歩いたって、跡を残さないんだから

君の通った後だけ

すがすがしい道ができるんじゃない?

モップの話。

タオルでも可。

でも、通販の演出はやり過ぎだ。


ありがとうございました。

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