エピローグ
閑散とした深夜の精保。
真っ暗になったインジェクターB班のオフィスでは、一台のPCモニターの光だけが僅かな範囲をぼんやりと照らしていた。一人居残っていたカイは残務処理を済ませると、ホログラムキーボードを消去して疲れた息を吐いた。
『伊邪那美の継承者』事件から一週間が経った。
リーシャとその構成員が起こしたテロによって壊滅した都市は、ようやく復旧の兆しをみせたところだ。被害にあった人間や精霊使いも、徐々に落ち着きを取り戻してきていた。
しかし、『伊邪那美の継承者』が残した影響は計り知れない。現代社会に歪んだ想いを持っていた者たちは、事件収束の報道が出ると、途端に毒気を抜かれたような無気力状態に陥っていた。その人数が多いところを考えるに、『伊邪那美の継承者』がこの現実がいかに苦しいか、そして彼らが希望になっていたのかを皮肉にも証明したことになる。
それに加え、世間に大きな波紋を呼んだのが陽のマスターの一件だ。大々的に報じられると、すぐに陽の精霊使い側に非難が殺到。上層部では連日会見をし、事実確認を行っている最中だとはぐらかすのに必死になっていた。彼等もまたマスターの部下なのだから寝耳に水だったに違いない。後任は今のところ保留。代行で誰か選出するようだが、人選は難航しているらしい。
「よ、お疲れさん」
もう何時間も前に帰ったはずのキョウヤがいきなり姿を現した。戻ってきた理由を問おうとしたカイに、キョウヤは急に何かを放ってきた。
慌てて掴んだカイが確認すると、冷たい缶コーヒーだった。どうやら廊下にある自動販売機で買ってきたらしい。カイはまじまじとそれを見つめながら、
「ブラック……。お前、ワザとだな? しかもこんなクソ寒い日に」
「その方が頭がスッキリすんだろーが。で? 終わったのかい?」
「まあな。報告書は書き終えた。もっとも、報告する相手自体を俺は消したわけだが」
「笑えねぇっつーの」
軽く笑って、カイは缶コーヒーをあおった。一息ついて、神妙な面持ちでカイは長年の付き合いである彼の名を呼ぶ。
「キョウヤ」
「……何だよ?」
「俺がいない間、アイツらのこと頼むな」
「かー! またそれかよ! 嫌だね、俺はもう懲り懲りだからな!」
「お前しか適任はいないんだがな」
頭を掻きむしるキョウヤに、カイは困った様に微笑む。
カイは一ヵ月の謹慎処分となった。
当初、カイは自ら辞職するつもりだった。そのつもりでインジェクターの代表でもあるジンに話をしたのだが、即座に却下されてしまった。あれだけの事をしておいて事後処理は他の者に任すのは責任放棄だと、逆に説教を食らう羽目にもなってしまった。
確かに、『伊邪那美の継承者』事件は終わったとはいえ、まだやるべきことは多い。あの組織に魅入られた残党がこれから出てきてもおかしくないのだ。
本来ならば最も厳しい罰である除名もありえたのだが、カイ自身も考え直し、その決定に従うことにしたのである。
「男同士の約束なんて碌なモンじゃねぇって、この間の事で身に染みてんだ。第一、一ヵ月だろうが。すぐに現場復帰するんなら必要ねぇだろ」
「恐らくだが、しばらく落ち着くまではジンさんのA班が取り仕切ると思う。それでも代役は必要なんだよ」
「やーだーねー!」
頑なに拒否するキョウヤ。あの面子を纏める苦労を知るカイには嫌がるキョウヤの気持ちがよく理解できる。口元は微笑みつつも、少し真剣な口調でカイは言った。
「何だかんだでお前は周りをよく見ている。客観的に物事を俯瞰で捉え、冷静に行動しているお前には向いていると思うんだが」
「……そこまで褒められるのも、気持ちワリィんだよな」
口を尖らせながらため息をつくキョウヤ。カイのデスクに直接腰掛けると、オフィスを見渡しながら沈んだ声で言った。
「……なぁ」
「…………?」
「俺たちは正しかったんだよな?」
「…………」
長い沈黙の後に、カイは天井を仰ぐ。
「分からん」
正直に、カイは呟いた。
「正義なんてものは曖昧だ。リーシャにしたって、自分の正義に従っていたようなものだからな」
「……まぁな」
「道徳心や倫理観も人それぞれ。環境に大きく左右される。だからこその法。俺たちは、その法の下に厳然と生きなければならない」
柔らかい口調でカイは立ち上がり、部下のデスクに指先を触れていく。
昔であれば、そういった硬い言葉の鎧でカイは自分を律してきた。それはまるで破裂寸前の風船のように、一度刺激があれば割れてしまうほど余裕のない状態。
だが今、キョウヤが見ている背中はまるで別物だった。
憑き物が落ちたように、穏やかで逞しいものになっていた。
「俺はな、キョウヤ。この社会はまだ発展途上にあると思っている。人間と精霊使いが共存していくより良い未来を造るには、俺たちが従うしきたりなんてのはもう古いんだ。この先、どんなに時間が掛かるか分からんが、今の制度を変化させて本当の意味での共存共栄の国が出来たらいいと思う」
「……おやおや。ウチのリーダーさんは意外にロマンチストだったようだ」
呆気に取られていたキョウヤは肩を竦め、優しい笑みを見せた。カイの背中をぽんっと叩き、白い歯を見せる。
「じゃあ、謹慎祝いになにか俺が奢ってやんよ。そうだな……ラーメンでいいか?」
「安上りだな。金欠か?」
「俺が男に奢るなんて珍しいんだから文句言うんじゃないの。ったく」
「ふ……そうだな。それじゃお任せするよ」
感知システムによって、暗くなった廊下が明かりを点す。
決して明るくはないが、確かな光はまるで、二人の指し示す道を照らすかのように真っ直ぐと伸びていた。
「お前らな、トレーニングとはいえ少しやり過ぎだぞ」
精保内――総合研究室。一日のほとんどをそこで過ごすレアは、キーボードを叩く手を止め、後ろにチェアを回して呆れ顔で文句を垂れた。
「えへへ……」
アイサが申し訳なさそうに苦笑いで頬を掻く。
「ただの組手だからと言ったから私は許可を出したんだが……。ったく、E.A.Wまで使いおって。しかもこんなに痛めつけるとは……。メンテナンスに時間が掛かるぞ、これは」
「すみません。つい、熱が入ってしまって……」
謝罪を口にしつつ、ユリカが頭を垂れる。
「ユリカ、お前はまだ身体が万全じゃないんだ。多少の運動なら構わんが、もう少し労わってくれんか」
「ま、待ってください! ユリカ姉は悪くないんです。悪いのは無理言ってお願いした私の方で! だから――!」
ユリカを庇うようにアイサは前へ出て、レアに詰め寄る。
「お前が? 私はてっきり、またユリカの猛特訓癖が出たのかと思ったんだが」
「はい」
重々しく頷くアイサ。だらりと下がった拳は血が出そうなほど強く握られ、微かに震えていた。
「今回の一件で身に染みたんです。私には力が足りないって。私がもっと強ければ、より多くの人々を助けられたかもしれない。こんな酷い結末にはならなかったかもしれない……、そう思ったんです」
「ユリカちゃん……」
「守りたかった。レイジに人殺しなんかさせたくなかったし、リーシャ姉にも死んでほしくなかった。結局、これが最初から二人だけのお話だった、なんて納得いかないから」
よっぽど悔しかったのだろう。俯いた表情からは何も窺えないものの、嗚咽のような言葉からは自身への怒りが込められていた。黙って聞いている二人も、やはり同じように己の未熟さを痛感したのか唇を噛み締める。
「だから私から志願したんです。もう誰も失いたくないから」
悲壮な決意。涙混じりの真紅の瞳には、はっきりとした覚悟が滲み出ていた。ユリカは彼女の手をそっと優しく包み込み、微笑みかける。
「そうですね。私も気持ちは一緒です。一緒に、今よりももっと強くなりましょう」
「ユリカ姉……」
瞳を潤ませて、アイサはにっこりと笑った。快活さこそが彼女の何よりの魅力だ。
アイサが今回の事件で得た経験は何よりも代えがたい。精神的にも肉体的にもアイサはずっと強くなる。そんな予感をユリカも確かに感じ、また己ももっと精進せねば――と固く誓う。愛する人たちの為に。
「やれやれ、麗しいことだ。ま、これからは気を付けてくれよ」
「はーい」
すっかりいつもの機嫌に戻ったアイサが、嬉しそうにはにかむ。
「そういえば、レイジさんはどうなったのですか? あの後精密検査を受けて、今は自宅療養中だと聞いたのですが」
ふむ、と唸りながら眼鏡を押し上げるレア。また多面モニターに身体を戻し、画面を切り替えた。表示されたのは織笠零治のカルテ。
「一応、まだ定期的には検査を受けてもらっているんだが、特に異常は見当たらんよ。徐々にメンタル面も安定してきている。落ち着きすぎているのは、少々気がかりだが」
「そっスか……よかったぁ」
「日常生活に支障はなし。……そうだな、これで青年が以前のような平凡な日常に戻るなら何の問題もないんだが……」
「え? それはどういう――」
意味深に呟くレアに、アイサとユリカは揃って顔を見合わせる。
「追って通達があると思うが……。ま、運命は残酷というに他ない。私は見届けるだけだよ」
しんと静まり返った織笠の自宅。買い物から帰ってきた織笠は、一人分の食糧が入った袋をテーブルに置く。
誰もいない室内は、暗く凍えるような寒さだった。両親は未だ入院中で戻ってこなければ、我が物顔でベッドを占領していたモエナももういない。家族がいないと、こんなにも家が広く感じるものかと妙な寂しさを覚えた。
先日、ようやく意識を取り戻した両親とは和解した。といっても、織笠自身は恨みを抱いたわけでもない。マスターの悪事に加担していたことには怒りを覚えたが、自分を逃がし育ててくれたことも事実。涙ながらの謝罪を受け取り、織笠は両親へ感謝を伝えた。
そして。
正式な六属性合同会議が開かれ、織笠零治の処遇が決定した。
インジェクターとしての独断行動は目に余るものであり、結果敵の手に落ちてしまったことは失態以外のなにものでもない。さらに処分を待つ身でありながら捜査に加わり、確保対象を殺めてしまったことも重大な服務規程違反である。
しかし。織笠零治の背景を鑑みれば、一概に厳罰を下すのは公正とは言い難く、心情をくみ取るならば致し方ない部分もある。特に、白袖・リーシャ・ケイオスという元・インジェクター、そして前代未聞の凶悪犯罪者を単独で倒したのには評価に値し、また精保の沽券を守った形にもなる。
よって超法規的措置としてこれを処理し、織笠零治の行為は不問とする――というものだ。
さらに、織笠自身のインジェクター権限を戻し、織笠夫妻の今後の保護も約束してくれたのである。
ただ、織笠はこの決定を素直に喜べなかった。
要は、体のいい口封じ。『D.E.P』には他のマスターも関わっている。お前の罪は問わない代わりに、実験の事は絶対に口外するなという意味が含まれているからだ。
これではまるで、リーシャが陽のマスターと交わした取引と一緒じゃないか。
両親は人質にされ、自分はインジェクターとしてこれからも忠義を尽くせ。
「なあ、リーシャ。お前の言った通りだったよ」
リーシャが死ぬ間際に残した台詞を思い出し、織笠はやりきれない気持ちを吐露する。
「未来はそう簡単に変わるもんじゃない……。結局、俺たちのしたことは無駄だったみたいだよ……」
数ヶ月後。
年の瀬が迫ると、一段と寒さが厳しくなる。街並みを包むのは、暗色の天鵞絨を敷いたかのような美しい夜空。ちらほらと舞う雪は、屹立する巨大なビル群に施されたマナホログラムに照らされ、様々な色へと変化していく。
その景色こそが、精霊と科学が融合した本当の成果なのかもしれない。人間と精霊使いが手を取り合い、都市の繁栄を作る。
美しき理想の世界。
夜空を斬り裂くような轟音を立てながら、東京の上空をヘリが高速で通過する。
一時間前のことだ。
有名な資産家のペントハウスに強盗が入ったと精保に通報があった。数は三人。強盗は資産家が眠ったところを見計り、裏口から侵入。金品を強奪したが、防犯システムが作動。止む無く立てこもっているらしい。
インジェクターB班はすぐさま現場へと急行。被害者の安否は不明。迅速な救助が必要と判断し、精保所有のヘリコプターで向かうことにしたのだ。
「……強盗犯は全てアングラからの流れ者だな。生活に困窮したために、手っ取り早くこの高級住宅を狙ったところだろう」
手帳型デバイスで犯人の詳細を確認しながら、B班リーダーのカイがメンバーに告げる。
「調べたところ、この家のオートロック解除には登録者――つまりは家主だな。その認証が必要となる。従って我々は直接家の真上まで移動。屋上から乗り込むことで強盗犯の不意を突き、一気に制圧する」
「オーケイ」
「了解しました」
対面の座席に並んで座るユリカとキョウヤが揃って軽く頷く。リラックスした雰囲気だが、緊張感がないわけではない。対象と対峙すれば、遺憾なくその能力を発揮してくれる。
「カイさん、私は?」
「アイサはここから援護射撃してくれ。いつものようにな」
「うっす」
カイの微笑みに、アイサは可愛らしい敬礼で返した。
「それにしてもなんか懐かしいですね」
「あん?」
「ほら、立てこもり事件ですよ。レイジと出会ったのもそうだったでしょ? あれからもう一年ですかー」
カイの真横に全員の視線が集中する。
そこには織笠が静かに座っていた。デバイスに流れる情報に目を通していた織笠は、注目に気づき、顔を上げる。
「あ、ああ。そういえば、そうだったね」
何気ないアイサのその言葉に、織笠はぎこちない反応を示す。
「うん、あれから全ては始まったんだ」
この一年で色々なことがあった。
目をつむれば、色んなことが思い出される。
この仲間との出会いは偶然だった。それも、今にして思えば見えない糸で引き寄せられたのかもしれない。
様々な事件を通し己の力の正体を知り、織笠は真実へと辿り着いた。背負うにしてはあまりに重すぎる運命。その導き手こそ、白袖・リーシャ・ケイオスだった。
彼女との邂逅で、織笠は全てを知ったのだ。
そして戦い、死に損なってしまった。正確には生かされたのだ。
――永遠の呪いとともに。
「……おい」
「――え?」
「どうしたんだ? 気分でも悪いのか?」
「ああ! いえ、大丈夫です。問題ありません」
「そうか。ならいいんだが」
安堵したようにカイは息を吐くと、立ち上がって操縦席の方を覗き込んだ。
「ホントに大丈夫?」
「うん、気にしないで」
手を振ってアイサに答える。よほど深く思考の海に入ってしまったからだろう。心配そうに見てくるユリカやキョウヤにも笑いかけ、安心させる。
「そろそろだ。準備はいいな?」
カイが毅然と言って、扉を勢いよくスライドさせる。瞬間、砲弾のような風が機内に流れ込む。轟音を唸らせながら風は、その場にあるもの全部を外へひきずり降ろそうと力を働かせる。
織笠は座席に掴まりながら、壁伝いに扉に近付く。
ヘリが降下を始めた。ペントハウスの屋上を眩いばかりのライトが照らす。何事かと強盗犯が人質の資産家と共にわらわらと出てくるのが視界に入った。
「行くぞ!」
カイが先頭を切って飛び降りた。続いてキョウヤ、ユリカも臆することなく扉の向こうに飛び込む。
それを見届けて、織笠は一度深呼吸。精神を研ぎ澄ませる。集中を高めたところで、隣にいたアイサに言葉をかける。
「じゃあ、行ってくるよ」
「うん。頑張って」
東京の夜空に身を放り出す。
落下の最中、織笠は着地に備え、力を発動させる。陽と闇、二つの力を。
リーシャは死に際、織笠に呪いを施した。
それは、書き換え。
織笠の特徴である、他者のマナを拝借しコピーするという特殊能力を封じ、その上で陽と闇の精霊しか扱えなくしたのである。
要するに、織笠はようやく普通の精霊使いになれた――わけではなく、正しくはリーシャの代用品に成り下がってしまったわけである。
それがリーシャの呪縛にして、リーシャ本来の望み。
織笠が生き続けることで、自分たちのような悲しい存在を増やさないようにさせる。
ならば、と織笠は現場復帰の直前、決断した。
リーシャの意志を受け継ぐ――そのために、俺はインジェクターとして使命を全うしよう、と。この世界の法がマスターであるというのなら、最後まで屈せず抗い、人々が幸福に生きられる世になるよう努力しよう。
そういった心理もまた呪いの影響かもしれないが、それでも構わない。世界を変えるためなら、インジェクターをやり続けてやる。
仲間は既に屋上に無事着地。何事もなかったようにE.A.Wを強盗犯に向けている。
彼等の前方にしなやかな動作で降り立った織笠零治は、両手にE.A.Wを持つ。純白の剣“セクメト”と漆黒の銃“タナトス”。この二つもまた、リーシャから受け継いだ呪い。
そして、織笠零治は、声高らかに怯える犯罪者たちにこう告げた。
「精霊保全局だ! ただちに武装を解除して、大人しく投降しろ!!」
精霊犯罪はこれからも社会に影響を与え続けることだろう。
未来がより良き方向に進むためには、彼等の正義なくしてはありえない。
精霊保全局、治安維持部隊“インジェクター”。
命運は、その手に。
精霊世界のINJECTION――了。
「あー……終わったな……」
これが、まず筆を置いたときの率直な感想です。
数年間に及ぶこの作品が、ようやく完結を迎えることができました。長い戦いが終わり、余韻に浸りながら、今このあとがきを書いております。
そもそものきっかけとして、精霊使いというファンタジーという住人が現代社会、しかも近未来にやってきたらどうなるのだろう? というところから、この作品の構想はスタートしました。
“精霊使い”という人種は、割と皆様イメージが違うと思います。僕は自然の護り手というスタンダードな認識でしたが、いかがでしょう?
ともかく、こうした現実とファンタジーが融合した世界はどちらに重きを置くのかが鍵なような気がします。僕は近未来感を前面に出しながら、精霊のような魔法チックなものは補助的な世界観にしてみたんですが、これが難しい! 世界観に説得力をもたらす文章はこれほどまでに難解なのかと、自分の力量不足を改めて痛感させられました。
幾度となく筆が折れそうになりそうでしたが、そこはやはり皆様のお声があったから続けてこれたのだと思います。感謝しかありません。
さてさて、最後になりますがこれからのお話を。
少し時間を頂きまして、この『精霊世界のINJECTION』を改稿しようと思っています。また、修正作業をしながら、別に作品を作っていけたらなーと考えているのですが、どうなることやら……。
気長にお待ちいただければと、思っています。
そして、今一度お礼を。
ここまで見て下さった方、本当にありがとうございました。
また、どこかでお会いできる日を楽しみにして。
如月誠