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Last color  作者: 蒼井 紫杏
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第5話

ちょっと色々詰め込んでしまったかなー。

複数に分けるべきやったか??

取り合えず、ユキの婚約者が登場です!


―――キーッ


「奥様、到着致しました」


静かに停止した車と、運転手の声で閉じていた目を開ける。

暖まっていた車内から出て、冷えた空気の中御婆様の後ろをついて歩く。


遠野の家も屋敷と呼べる大きな家だが、純日本家屋の遠野家とは違い、目の前にある大きな屋敷は洋風の建物だった。

後ろを振り返ると、乗ってきた車が建物前のロータリーから離れていく。

客用の駐車場まで移動するのだろう。

遠ざかっていく車が木立の中に見えなくなった。無駄に広い私有地だなー…


「ユキさん、落ち着きのない行動はお控えなさい」

「…申し訳ございません」


御婆様の注意に、慌てて顔を前に向けると丁度ドアが開くところだった。


「ようこそ」


執事だ…

執事と言われてイメージしやすい黒の燕尾服。白いシャツに黒いネクタイ。胸ポケットから覗く白いポケットチーフ。手に持っているのは白い手袋。

見事な白髪をきっちりオールバックにして、細い銀色フレームの眼鏡をかけている。

素晴らしい執事っぷりだ。


「お招き頂き有難う御座います。御当主様自らお出迎え頂けるとは思ってもおりませんでした」


………

執事じゃなかった…


「いえ、申し訳ないのですが仕事がありまして、この後同席することが出来ませんのでね。せめてお出迎えくらいは致しますよ」


そう言って、柔らかく微笑む御当主様。

どこからどう見ても執事なのに…


「お気遣い有難う御座います」

「そちらがユキさんかな?」


まずい!挨拶もしていない!御婆様の能面から鋭い視線が!!


「あっ、失礼致しました。わたくし遠野千草の孫に当たります遠野ユキと申します」

「あぁ、これはどうも御丁寧に。私は香山陽季(こうやまはるき)といいます。君の義父になるね。だからあまり硬くなる必要はないんだよ」

「有難う御座います」


凄く柔らかい喋り方。緊張で硬くなっていた体から少し力が抜ける。


「父さん。お客様を御案内せず何をしているんですか?」


いつの間にか玄関ホールで立ち話しをしてしまっていたわたしたちに、ホール奥の階段上から男性の声がした。


「おぉ、修か。ユキさんが可愛らしくてつい立ち話しをしてしまったよ」

「お話しはお部屋に御案内してからにして下さい」

「全くだ。面目ないね。お二人とも、不手際申し訳ない。お部屋に御案内させて頂きますので、どうぞこちらへ」


そう言って、エスコートする姿は完璧な執事様。何故執事…。



案内された部屋に入り、一同が席に着く。

陽季様が座る左隣に修と呼ばれた男性。

前の座席に御婆様右隣にわたし。


つまり、修と呼ばれた男性がテーブルを挟んだわたしの目の前に座っている。

となると、この男性がわたしの婚約者ということになるのか…


「ついて早々、申し訳ないことをしてしまいました。ランチを用意させていますので、それまでに自己紹介を致しましょう。父さんもランチを食べていく時間くらいはいいでしょう?」

「あぁ、そうだね。それくらいは御一緒しようか」


目の前の二人を見比べる。

そっくりだ…

目鼻立ちのはっきりした顔と、人の良さそうな笑い皺。しっかりした肩幅に180cmはありそうな身長。


「私は香山修(こうやましゅう)といいます。いつの間にか28歳になってしまいましたね。外科医をしています」

「…お医者様?」


思わず小さな声をもらしてしまった。

香山の息子が香山重工の会社の要職についてないということが不思議だったから。


「えぇ、香山重工は兄がしっかりしていますし、私は自由にさせてもらっているんですよ。それに遠野家の重鎮方に支えられていますから、香山重工は安泰でしょう」


遠野家は元華族の旧家だったが家柄だけに縛られ廃れ、元々遠野の分家だった香山は、明治時代に起業し実業家として手腕を振るい、今では日本を代表する大会社となった。

今、遠野の家の者たちは、ほとんどが香山の会社に従属している。


「会社のことが全く分かっていない私なんかが手を出したら、会社の経営に響いてしまいますしね」

「会社の経営はどうかわかりませんが、お医者様としてのご名声は聞き及んでおりますよ。次期病院長としてお声がかかっているとか」


御婆様の品定めをするような目線…居た堪れない…


「千草様、それは単なる噂ですよ。わたしはまだまだ若輩者ですから」

「おや、昼食の用意が出来たようですね」


修様、陽季様…御不快な思いをさせてしまい申し訳ありません。


テーブルに並べられていく料理をゆっくり食べながら、ずっと続く不快な会話をなるべく聞かないようにする。


あー、良い天気だなーーー


あー、来週の体育祭めんどくさいなーーー


あっ、これおいしいなーーー


ランチを食べながら御婆様の質問攻めを受けた修様は、それでも大人の対応でスマートに笑顔を浮かべて答えていく。


修様って、笑い皺があって人の良さそうな顔なのに、笑っていないときの目が鋭い感じなんだなーーー




「いやいや、すっかり長座してしまいました。わたしはそろそろ失礼しますよ」


デザートが運ばれてしばらくしてから、陽季様が席を立った。


では解散!とかになりません?


「あっ、では」


おっ?


「ユキさん、庭園でも散策しませんか?なかなか見応えのある自慢の庭ですよ」


違う!!!


「良い機会です。そうなさいユキさん。私は先に戻ります」


質問攻めで、高評価だったのだろう。御婆様が怖い。


「…はい。御案内頂けますか?」


「もちろん、喜んで」


…もう少し頑張りますとも


「千草様、ユキさんは責任を持って御送り致しますので御安心下さい」

「宜しくお願いします」


御婆様が念を押すようにこちらを見てきた。

汚名を晴らせ…か


「では千草さん、玄関まで御一緒しましょう」


御婆様と陽季様が部屋から出ていき、修様と二人になる。


後は若いお二人で…――ってこと?


まるで陳腐なお見合いみたいだ。現実はお見合いなんて生易しいものじゃない。これは単なる顔合わせ。拒否権はない…


「じゃあ、行こうか」

「…はい」


修様の後ろを歩きながら屋敷の中を歩く。


今日初めて修様を見た。実は名前も知らされてなかった。

近い将来、わたしの旦那様になる人。もう決定した未来ではあるけれど、良い人そうで良かった。

暴力的な人だったり、いきなり襲ってくるような人だったら今後の人生最低だなーって。


お医者様ってことは、忙しいだろうしわたしみたいな子供の相手なんてしてられないだろうから、丁度いいかもしれない。


「おっと」

「ぅわっ!!」


考え事をしながら歩いてたら、立ち止まった修様に気付かずに背中にぶつかりそうになった。


「ボーっとしてちゃ危ないよ」


慌てすぎて体制を崩しているわたしを片手で支えてくれる修様。


「す、すみません」

「………」

「…?」

「……………」


修様がわたしの肩を支えたまま、じっとわたしを見てる。

な、なんでしょう!?


「しゅ、修様?」

「はっ!あぁ、すまない」


慌てて手を離して、少し離れる修様。


「あー、様とかいらないよ。わたしもユキちゃんと呼ばせてもらうから、堅苦しく考えなくていいよ」

「あっ、はい」


むしろ堅苦しく壁を作りたいのですが…


「………」

「……」

「……………」


さっきから、立ち止まったまま先に進んでないんだけど…更にこの無言はどうしますか?


「…―――あの」

「ユキちゃん!」


突然、覚悟を決めたように名前を呼ばれた。


「は、はい?」

「庭園を見るつもりだったんだけどね、少し込み入った話しがしたいんだ。部屋に案内するから付いてきてくれないかな?」

「…わかりました」


少しホッとしたような顔をした修さんの後について歩く。


いい人だと思ったんだけどなー。期待するなってことか…

どうせ結婚したら抗えないことだし、お医者様だって言うんだから無茶なこともしないだろうし、有無を言わせず無理やり襲われるってこともなさそうだし…

もう、どうでもいいや……



「この部屋だよ」


ドアの前で立ち止まった修さんが、こちらを振り返って話しかける。


ガチャ


「どうぞ、入って」


ドアを押さえてくれていた修さんが、部屋にエスコートするようにわたしの左手を支える。

強張る体を隠すようにうつむきながら部屋に入った。


「やっぱり、この部屋がいいね。ここに座って」


修さんが示した椅子に座り、震えそうになる体を押さえる。

修さんの大きな手と少し高めの体温で上書きされてしまった左手は、もう矢原先生の手の温もりを思い出すことが出来なかった…

怖いよ―――


「久しぶりに見たけど、なかなか見事でしょう?」

「…………」

「…うん?……………―――しまった!!!そ、そういうことか!!」


突然、狼狽しだした修さんの声に思わず顔を上げる。


「すまない!!!配慮が足りなかったようだ!」


顔を上げた先に、深々と頭を下げた修さんの姿が…どういうこと?


「いきなり部屋に連れ込まれれば不安になるね。脅えさせて申し訳ない」


そう言って部屋に面して大きく開いてテラスになっている窓を開くと、そこには視界一面に見事に咲き誇るコスモスの鮮やかな色彩が広がっていた。

まさか…??


「今は丁度この部屋からの景色が素晴らしいんだ。庭園を案内することが出来なかったから、どうせならこの部屋で話しをしようかと思っていただけなんだけど、考えが足りなかったようで、すまない」


や、やっぱりそういうこと!?

頭を下げる修さんを見て気持ちが落ち着いてくると、勘違いをしていた自分が段々恥ずかしくなっていく。


「あっ、頭を上げてください。勝手に勘違いしたわたしが愚かなだけです」


ホント恥ずかしいし!!


「いや、勘違いさせてしまった原因は私にある。女の子の体に軽々しく触れたりしてはいけないね」


それは、そうでしょうね


「扉の前に立つと無意識に支えようとしてしまうんだよ。職業病か?」


あー、外科のお医者様…


「取り合えず安心してくれて良い。私は君を傷つけるような事はしないと誓うよ」


信じて…いいですよね?


「取り乱して、申し訳ありませんでした」

「いや、わたしに非があったんだ。謝らないでいいんだよ」

「有難う御座います。…コスモス凄く綺麗ですね」

「今が見頃だね。しかし、窓を開け放しているのは少し寒いか」


そう言いながら窓を閉めて、外の景色が見えるようにわたしの横の椅子に座った。

ちょうど並びあうように隣に座った修さんと二人で、黙って外の景色を眺める。


「ユキちゃん」


しばらくして、修さんが外に視線を向けたまま声をかけてきた。


「はい」

「………」


名前を呼んだ修さんは、それでも話し出すことに躊躇いがあるのか、沈黙の間が出来る。


「…………」

「……これから君に話すことは、君にとって良い話しではないかもしれない。それでもユキちゃん…――君には話しておくべきだと思う」


しばらく続いた沈黙のあと、修さんは視線を外の景色からわたしに合わせてしっかりとした口調で話し出した。


「君がどんな風に聞いているか分からないが、この結婚は強制ではないんだよ」

「えっ?」


はぁ????

突然の展開過ぎて思考が追いつきません!

というか、予想してなかった方向に話しが飛び過ぎです!!!


「あぁ、すまない。結論から言ってしまっては分からないね」

「どういうことでしょうか?」


「まず、そうだね…ユキちゃんは千草様から(あかね)さんの事を何か聞いているかな?」

「母の事ですか…」


遠野茜(とおのあかね)

わたしのママだ。

ブラウンの柔らかくウェーブのかかった髪の毛。わたしと同じグリーンの瞳。

パパと愛し合いわたしを産んだ。


汚名を晴らしなさい……――――


「香山様との御縁談が決まっていたにも関わらず、駆け落ちしたと…」


汚名の結果、わたしが生まれた。歪な存在…


「そうだね。確かに兄の文哉(ふみや)と茜さんとの婚約が発表されていたね。では、君のお父様のジョシュア・ウィルソンが香山家の秘書をしていたのは知っているかな?」

「秘書?」


どういうこと?わたしは学校の先生をしているパパしか知らない。


「知らなかったかな?ジョシュは文哉兄さん付きの秘書で、いずれは統括秘書にと言われていた香山の懐刀だったんだよ。今日のユキちゃんと同じように香山家に挨拶にきた茜さんとジョシュが出会ったんだね」


ママとの出会いは図書館で一目惚れだよ……


パパのウソつき!


「君と同じように、16歳になる年に文哉兄さんと婚約していたにも関わらず、駆け落ちした。相手はあろうことか香山の秘書。二人は海外へ渡り子供を産んだ…―――ということなんだけど……」


遠野家は香山家の顔に泥を塗ってしまった。


「わたしは、二人の子供として責任があります」

「いや、確かに縁談の話しはあったのだけどね…そもそも、茜さんと文哉兄さんの婚約の話しも遠野家…千草様が持ち出してきた話しで、無理やり結婚させようなんて話しではなかったんだよ」


「えっ?でも、結婚は決まっていたと…」

「そう、千草様がどうしてもと進めた話しだったんだ。二人の気持ちを無視して進められた縁談は結局うまくはいかなかった」

「父が母を奪い駆け落ちしたからですか?」

「それだけが原因じゃない。…文哉兄さんにも恋人がいたんだ。そして、その恋人が妊娠した」

「それでは駆け落ちがなくとも、文哉様と母との縁談は無くなっていたということですか?」


だったら、駆け落ちしたと言われ続けるママとパパが可哀相だ。


「千草様がね…その恋人のことも妊娠のことも御存知だったんだけど、妻として迎え入れるのは茜さんにしてくれと…恋人のことは黙認するとおっしゃってね」

「……」

「茜さんは、全てを受け入れていたようだ。諦めていたのかな…父さんも会社の事を考えると断れなかったのだろうし、文哉兄さんも恋人とお腹の子供を守るために香山を捨てることが出来なかった。そんな中、ジョシュだけが茜さんの幸せを守るために全てを捨てた」


頭がぐちゃぐちゃに混乱して、どういうことなのか分からない。


「ジョシュが動いたことで、茜さんが幸せになって良かった。父さんも文哉兄さんも、みんなが二人の幸せを願っていたんだよ」


汚名ってなんなの?


「と、ここで話しが終われば良かったんだけどね…」


汚名を晴らすって…


「ユキちゃん……わたしたちのことだよ」

「わたしたち…?」

「ユキちゃんとわたしの結婚も決められたものじゃないんだ」

「……」


なんで?どういうこと?


「茜さんとジョシュが亡くなり、遠野家が君を引き取る話しになったときに千草様から縁談の話しが持ち上がった」

「両親の責任を取れと…―――」

「千草様がどういう思いで今回の話しを進めようとしているのかは分からない。でも、君には何の責任もない。だから、この結婚は強制ではないんだよ」


決められた結婚じゃなかった…?

いや、御婆様の中では既に決まっていることなんだろう。


遠野家のためか………


ママが遠野家との繋がりという役目を果たせなかった。だからわたしが責任を取れ―――そういうことなんだろう。


じゃあ、やっぱりわたしには選択する道はない。

でも…修さんは選択出来る。


「…修さんは、この結婚を拒絶しないのですか?」

「そうだね…」


修さんは言葉を選ぶように口を閉じ、外の景色に視線を移した。

黙ったまま外の景色を見ている修さんの横顔は、御婆様と話しをしていたときの雰囲気とは違い、静かな鋭い目で…――


…――その鋭い目が、なんとなく矢原先生を思い出させた。


なんで…矢原先生??

えっ??なんで???


「わたしには都合がいいんだよ」

「へっ?」


いつの間にかわたしの方を見ていた修さんの声に我に返る。


「わたしも文哉兄さんと同じなんだ。好きな人がいる」

「その人のために香山家が必要ということですか?」


「いや、香山家がどうこうなんて正直考えていないよ。ただ…わたしの場合、世間であまり認められるような恋愛ではなくてね……」


相手の方に事情があるということ?…離婚暦…未亡人…子持ち…不倫…性関係のお仕事…―――


「自分勝手な都合ではあるけれど、偽装結婚でも構わないと思った」

「偽装結婚…」


わたしはこの結婚から逃れることは出来ない。

だったら、偽装結婚は好都合なのかもしれない。


「もし文哉兄さんが生きていたら、千草様は君を文哉兄さんに嫁がせたかもしれない。だけど、今の香山家で結婚していない男はわたしだけ。だから、わたしはこの縁談を受けたんだ」


ちょっと待ってください??


「文也様はお亡くなりに?」

「知らなかったのかい?当時の恋人と結婚することなく病気でね。今は次兄が結婚して香山重工の社長としてうまくやっているし、他は姉妹だからユキちゃんの結婚相手は必然的にわたしということになるね」

「そうだったんですか」

「説明した上で、それでもユキちゃんがこの縁談を受けると言うなら、わたしは君と結婚するよ」


悪い話しではないと思う…

他人との距離を保ちたいわたしが結婚しなければならないとするならば、修さんの話しはむしろ好都合だといえるんじゃない?


「すぐに決めないといけないわけじゃないよ。もし結婚するとしても入籍だけで、式自体は君が卒業してからだからね。悩む時間はそんなに長くは作れないけれど、せめて帰ってからゆっくり考えてみて」


わたしの答えは決まってる。

この結婚を断る選択肢なんて存在してない…


「わたしは、この御縁談を受けさせて頂きます」

「…なぜ?君にとってこんな結婚なんて必要じゃないでしょ?」

「……修さんの偽装結婚のお話しはわたしにも都合が良いからです」

「ユキちゃん…君は……―――」


わたしは……―――


「…わかった。わたしは結婚して君の幸せも探してあげられるよう努力しよう。だから全てを諦めないでくれ」

「……ありがとうございます」


大丈夫…

大丈夫です…


わたしは幸せなんて望んでないんですから……―――


あのね修さん、君を傷つけることはしないって言っといて、偽装結婚は酷くない?

普通の女の子は傷つくって!!!


ユキ…都合いいとか言ってないで、ちょっとは傷つきなさい……


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