転生するまえ見えたのは・・・
・・・・・・
キーンコーンカーンコーン
学校が終わったことを示す鐘が鳴った。
「さてとお母さんに頼まれた買い物でもして帰ろうっと」
そう言いながら鞄に藩やノートを入れていく少女。
入れ終わったのか鞄を持って教室から出ていく。
校門の前までやってきたとき校門の影に隠れていたのか横を通り過ぎようとした時に少女が飛び出してきた。
「ひどいよ、悠里《ゆうり》。ずっと待ってたのに置いて帰ろうとするなんて」
泣きながらそれでも怒りながら言ってきた。
「ごめん、ごめん。今日はちょっと頼まれたものがあって・・・」
苦笑いしながら悠里が言うと
「頼まれたもの?女の子に告白されてたのかと思った・・・・・・」
「いくらなんでも一日に二回も告白されないだろ・・・」
呆れ半分でそう呟いた・・・。
「甘い!甘いのよ!あなたは!」
ビシッと悠里を指さしながら
「あなたは女の子に人気なのよ?女の子たちは、周りに男がいるというのに男には興味がなくて代わりにあなたのことが好きになってしまったのよ!女の子が女の子にモテるって一体どういうことよ!?」
「しかたないだろう?なぜ私のことを好きになるのかも分かんないんだから」
そう、この少女は、女の子なのに女の子に好かれてしまう体質なのだ。
少女と買い物を一緒にすることにした悠里は世間話をしながら歩いている
「やっぱりビーエルはいいなぁ」
たまに腐った発言をする少女。何を隠そうこの少女は腐女子なのだ。
その少女のおかげで少々腐り始めている悠里。
本人は腐ってなどいないといってはいるが・・・・。
店の前まで来たとき悠里は友達と店の中に入った
「さてお母さんに頼まれたのは・・・」
頼まれたものを見つけに店の中を歩き回る。
そうしているうちに買い物を済ませたのか店の中から出てきた。
店から出てきた後、家に帰るのか歩き出した。
5分ほど歩いただろうか
「ちょっと自動販売機でジュース買ってくるね!ここでまっててよ?動いていたら絶対許さないんだから!」
と言って交差点の奥にある自動販売機のところに歩いて行った。
しばらくすると少女がジュースを2本もって走ってきた。
「あんなに走ってあいつドジなのに大丈夫かな?」
案の定、少女は交差点の真ん中で転倒してしまった。
すると向こうから一台の車が走ってきた。
「あのトラック。あいつに気づいていないのか?」
そう言っている間にもトラックはスピードを落とさずに少女に近づいている。
悠里は少女を助けようと思ったのか走り少女のところまで走っている。
少女とトラックがぶつかりそうになるその前に少女を道路の隅にやろうと押し返した後、自分も隅にどけようかとして後ろを振り返ると、トラックが目の前に来ていた運転手をみると驚いたような表情をしていた。手には携帯電話・・・・。
「(なるほど。電話してたのか・・・・。通りで気付かないはずだ。私を見て驚くぐらいなら電話なんてしないでください。)」
そう心の中言っている間にもトラックとぶつかった。
少女が「悠里!」と叫んでいる中、悠里はのんきに考え事をしていた。
「(あぁこれは死んでしまうのかな?それにしてもあんまり痛くはなかったなぁ。それにまだ、お母さんに頼まれたの届けていないのに・・・)」
少女が無事なのを確認して目を閉じて行った。
最後に見えたのは・・・・いろいろな色をした光でした
やっと書き始めました。いろいろ考えていたらこんな時間に・・・・。
まぁがんばってかいたんで読んでいってください!