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アオのアシ  作者: 原寛貴
三章 現野大地
7/10

七蹴 家

幻野大地

「ドランゴ、僕は……」

「くえ?」

「戻りたく、ないよ……」

 幻野くんはドランゴを抱き寄せ、ただ泣く。


「じゃじゃーん! 私は凄い買い物をしたんだ!」

 貴央先生は小さい胸を張り、

「おお、そうか! 遂にアレを買ったか!」

 サクマヒメは何となく察しがつく。

「ああ、そうだ! 遂にアレを買ったんだ!」

「冷蔵庫じゃな!」

「惜しい!」

「じゃあ掃除機か?」

「惜しい!」

「洗濯機じゃな!」

「もう正解言おうか?」

「炊飯器?」

「家だ‼」

「イエティ?」

「いや、家だ! ハウスだ! ホームだ!」

「ホームベースを買ったんじゃな!」

「そんなやしろあずきさんみたいな買い物はしない!」

 やしろあずきさんは三角コーンが大好きだ。

「家を買ったのかあああああああああああああああああああああああああ‼」

 サクマヒメは驚きで少し固まる。

「ああ、家を買ったんだ! 一軒家だ!」

「遊びに行ってもいいか?」

「おお、来い来い。私一人では広すぎるからな」

 そう、貴央先生一人では……。

空久貴央

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