五蹴 ブルマと孫悟空
バカボンド
「これがオラと平の
友情のかめはめ波だああああああああああああああああああああ‼」
「こんな猿共に……
この私が……」
フリーレン様は葬送された。
これがジャンプとサンデーとカクヨムの
親子三大かめはめ波だ。
「親子かは疑問だがな。
なあ、三代だっけ? 三大だっけ?
平? 平?
平あああああああああああああああああああああああああああああ‼」
平京崩は
真っ白になり
地面に突っ伏していた。
「うわああああああああああああああああああああああああああああ‼
平が死んじゃったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお‼」
バカボンドは泣く。
ただただ泣き叫ぶ。
さすがにバカボンドも平を殺すつもりはなかったのだ。
ただ、フリーレン様を葬送するには
平の全生命力が必要だったから仕方なく
「あ、そうか!
フリーレンを生き返らせれば
元に戻るんじゃねえか⁉」
バカボンドは本当に馬鹿のため、
何の解決にもならない
最悪の解決法を思いつく。
「それでまた平に元気貰って
フリーレン倒せば良いんだ‼」
バカボンドの理論は
聞いていると頭が痛くなる。
「筋斗雲よーい!」
「孫くん‼」
「げげ、ブルマ‼」
そこにいたのは青髪ショートの美少女だった。
いや、サカ神シノブだ。
「ブしか合ってないよ孫くん‼
ん? この残骸は?」
「平‼」
「甲斐だ? 甲斐くん?」
「平‼」
「全裸?」
シノブは制服を脱ぎ始める。
「おめえの汚えケツなんか見たくねえ!」
「汚くないわよ、失礼ね!」
「おめえ胸にケツ付いてんのか⁉」
「そこまで豊かじゃないと思うけど!
自分で言うのも変だけど!」
「シノブ、ふざけてる場合じゃねえぞ!
平が死んだんだぞ!」
「え? 平?
平凡人?」
「オラとごっちゃになってねえか⁉
サッカー転生の平だ‼」
「ああ、あの主人公っぽい人?」
「おめえの中でそんな認識薄いのか⁉
おめえの彼氏だろ‼」
「ああ、京ちゃんのこと?」
「そんな呼び方してたっけ⁉」
「それとも崩ちゃんのこと?」
「それ多分同一人物だろ‼」
しかし、シノブは残骸呼ばわりした時から
いや、その前にバカボンドらが叫び合っている時から
何となく気が付いていた。
ただ目を逸らしていた。
いや、彼氏が、キャプテンが、主人公が死んだなんて
受け入れたくないだろう。
「アンタが」
「え?」
「アンタが死ねば良かったのにいいいいいいいいいいいいいいいいいいい‼」
「およそ悟空に浴びせるべきではない罵倒だな‼
オラこの世界だとヤジロベーくらいの立ち位置⁉」
次回、平部長の葬式が
しめやかに行われる‼
サカ神シノブ