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アリシアと小さな庭の奇跡  作者: ちょこだいふく


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19/38

救い

アリシアたちの商品は、冒険者ギルドの中で静かに、しかし確実に広がっていった。

特に、強化版安眠枕と安眠香の評判は凄まじく、長年悪夢に苦しめられていた冒険者たちがようやく穏やかな眠りを得たという喜びの声が、次々にアリシアたちの元に届く。


「こんなにも眠ることが、救いだったなんて……」

「生きていていいんだと思えた」


感謝の言葉に、アリシアは胸を熱くしながらも、ただ静かに微笑んだ。


そして、ひときわ大きな変化を見せたのが、かつて最前線で名を馳せた元冒険者、ガレスだった。

彼は仲間を守れず、魔物の呪いと負傷で心も体もボロボロになり、ギルドの片隅でうずくまるだけの日々を送っていた。


だが──。


冷たいカフェモカが、彼の心に差し込む一筋の光となり、

安眠香と安眠枕で、何年も続いた悪夢から解放され、

薬草クリームで、重度の火傷跡までも少しずつ癒えていった。


ある朝、ガレスはギルドの仲間たちの前に立ち、静かに宣言した。


「……もう一度、誰かを守りたい。

今度は、必ず、守り抜きたいんだ」


その姿に、ギルド中が涙した。


アリシアの名は、静かに、しかし確かに人々の心に刻まれていった。

「救いの女神」「聖女」と呼ばれる噂は、冒険者たちの間だけに留まらず、

次第に領地外にも──そして王都にすら──広まりつつあった。


だが、それと同時に、アリシアたちの存在に目をつける者たちも現れ始める。

「新たな奇跡を起こす少女」──その力を手に入れようと、動き出す勢力があった。

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