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第二章 ⑤
瑠利子と最初に会ったのは、小学校一年生の時。話す様になったきっかけは、学校が決めた俺のペアリングの相手、それがたまたま瑠利子だったという、それだけの理由だ。
幼稚園の時、死にそうな目にあった俺は、小学一年生にして、筋金入りの吸血鬼恐怖症。だから俺は、まず瑠利子とこんな会話をしていたのだ。
『る、るりこちゃん! それ以上、ちかづかないでっ!』
『え? どーして? とーまくん』
『い、いいから、いうことを聞いて! それから、課題はぼくがひとりでやるから、るりこちゃんは何しなくていいからねっ!』
『え? でも、それっていいの? とーまくん』
『い、いいから! るりこちゃんも、そのほうが、ラクできていいでしょ?』
『え? うーん、そーなのかなぁ?』
『そ、そうなの! だからるりこちゃんは、ぼくのいうことをきいていればいいんだからねっ!』
『……うん、わかった! あーし、とーまくんのいうとおりにするぅっ!』




