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私の逆鱗

作者: 桐原まどか
掲載日:2023/10/02



人は誰しも、逆鱗を持っているものです。

私の逆鱗。

それは…〈声真似〉される事!

自分で言うなって感じですが、そして文章では伝わらないでしょうが、私はなかなかと可愛らしい声をしています。昔、「声優になれるんじゃない?」と言われた事があるくらいです。

この声がね…見た目と釣り合ってないんですよ…私だってそりゃ、人三化七とまではいきませんよ? 十人並だと思ってますよ(というか、思いたい)。

そもそも、何故、逆鱗になったか?

話は遡る事、小五の頃。

母に使いを頼まれた私は、近所の人の家を訪ねに行きました。

その時、そのお宅ではチャイムが故障しており、『声をかけてください』の貼り紙がありました。

当然、声をかけますね。

もしかしたら、お手洗いとか立て込んでるところかもしれない、と、間を置いて、複数回声をかけました。と。

声が聞こえてきました「○○ですー!!」近所の子供×二人が、ゲラゲラ笑いながら、真似してきたんです!

そこまでなら、私だってキレません。私がキレたのは、家に帰ってから、その話を母にしたところ、「あぁ、あそこの家のガキな。躾のなってない…確か、学区は違うけど、お前と同い年のはずだな」

この言葉に私の中の何かがぷつん、と切れました。

同い年…?

同い年であんな幼稚な真似を…?

「乗り込んで文句言ってくるわ」家を出ようとした私を「落ち着け、バカなんだから、まともに相手するな」と止めた母。

私は怒りを鎮め、我慢しました。

大人になるんだ…自分。


時は流れ、私はコンビニの店員になりました。当たり前ですが、「いらっしゃいませ」言いますね。

いままでに十回以上、声真似されています。それも(男性の方、お気を悪くなされず)若い―といっても二十代半ばから、下は小学生くらいか…。男の人にばかり!

私だって鬼じゃないんですから、本当に子供だったら怒りませんよ。

「あぁ、まだ分別がつかないんだな」

でもね(にっこり笑顔)、高校生くらいになると、大体わかるでしょ?

一度なんて、人の顔(まだ流行病前、ワンオペだった)まじまじと見てから「可愛い子だったらな」言い放たれた事あります。

余程、後ろに立って「みったくなし(方言かなぁ?醜いの意味)で悪かったな」言ってやろうかと思ったのですが、大人なので我慢しました。

で声真似された。怒髪天を衝く、とはこの事。にっこり笑顔で優しく対応してあげましたよ?

お客様ですからね。

「ありがとうございましたー」としっかりと接客しましたよ...勿論がっつり呪いの念を込めた視線付きで見送って差し上げました。

しょうもない、と思う方、わざわざ文句言わずにそっ閉じしてくださいね。

彼等にとっては何気なくやってる行為かもしれませんが、多大なストレスなんですよね。最新は常連の男に(あの人にはお客様なんて、単語使わない)声真似やられましてね…。

その人、以前煙草のカートンを

「カートンって、何個入りっすか?五個?」と聞いてきたので...多分...。

これ以上は書きません。私の程度が下がる。

ただ、どう見ても三十近いんでね…。

「この国、終わってるわ...」と絶望感に襲われました。

繰り返しになりますが、しょうもない、と思う方、そっ閉じしてください。そして忘れてください。


逆鱗は人それぞれです。

あなたにもありませんか?

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