さぁ始めよう!!究極のバトルを
日々を退屈に生きていた室谷一馬は刺激にあふれていた
全てがAIによって管理されたこの世界は犯罪すらも起きず平和そのものだった
そんな中突如教室に入ってきた謎の大男がAIを破壊したという
そして全員に武器が配られ、こう言い放つ
「今から全世界でバトルロワイヤルを行う!」
皆が唖然とし、恐怖している中で室谷一馬だけは笑みを浮かべていた
20xx年人工知能が搭載されたAIにより世界の犯罪件数が限りなく0なりつつある
人々は穏やかで平和な毎日を日々を過ごすことができている
「やっほー、一馬!!今日も相変わらず腐った目をしているわね」
いかにもギャルって感じの俺の幼馴染が朝から甲高い声で話しかけてきた
「朝からうるせーよ、栞!てか制服のボタン開けすぎ!
目のやり場に困るんだが」
「にやにや、さっきから目が胸しか見てないけど?」
「うるせーーーーー」
何気ない光景、いつも通りの日々のなんの変化も起きないこの世界に俺は思う
「退屈だ」
そんな事を思いながら窓の外に浮かぶ大きな気球船に目をやる
「みんなおはよー!朝のニュースのお時間だよ
昨日の日本の犯罪件数は0!!素晴らしいね!今日も一日頑張ろー」
今日も犯罪は0か、、、、、、
なにかこの退屈な日常をぶち壊すぐらいの犯罪がおきねーかな
「起きるわけねーよな!AIがいるんだから」
ドーーーーーーーン
大きい爆発音が轟く
何事だと思い窓の外に目をやると気球船が落下していた
そのまま気球船は地上に落ち、いたるところで火事が起きていた
教室の誰もが唖然としている中、俺だけは自然と笑みを浮かべていた
「AIは何をしてるんだよ!!」
クラスの一人がそんな事を嘆いた
確かにそうだ。町中に武器を持っていればAIが認知して対処できるはずなのに、、、、、
「でもこれだよ!!こんなシチュエーションを待ち望んでいたんだ」
すると屈強な体をした大男が扉を開け中に入ってきた
そしてクラスの全員に武器を配りこう言い放った
「この世界のAIは全て我々が滅ぼした!
今から誰がこの世で一番の殺戮者かを決めるバトルロワイヤルを開催する!!」
皆が唖然としている中で俺の幼馴染の栞が大男に向かって言う
「意味が分からない!皆で殺しあえっていうの?」
大男はくすくすと笑いながら一発の弾丸を天井に放った
「平和ボケしたてめーらに発言できる権利なんてねーんだよ!!
今から各々別の場所に移動してもらう。そこからバトルスタートだ!!」
全員が怯えていた、、、、、
しかし俺は喜びに満ち溢れていた!
「上物が一人いるようだな」
大男は独り言のように言い放つ
そして全員が武器を持ち、輸送車がある校庭まで向かう途中に栞が俺の服をつかんできた
「離れ離れになっちゃうのかな?寂しいよ」
いつも俺の事を馬鹿にしてくるこいつが涙目になりながらゆってきた
不覚にもドキッとしてしまった
「離れ離れになっても真っ先に見つけ出してやるよ!」
そして栞と俺は目隠しをして謎の車に乗った
輸送車に乗せられた室谷一馬はとある土地に降り立ちそこであまりにも悲惨な光景を目の当たりにする
そこは何十人もの人が倒れ、血が地面にこびりつき、血生臭い匂いで漂っていた
そこで一人の少女と出会う!
そして室谷一馬は初めて人を殺す実感を覚える