「君の代わりはいくらでもいる」と言われたので、聖女をやめました。それで国が大変なことになっているようですが、私には関係ありません。
聖女であるルルメアは、王国に辟易としていた。
国王も王子達も、部下を道具としか思っておらず、自国を発展させるために苛烈な業務を強いてくる王国に、彼女は疲れ果てていたのだ。
ある時、ルルメアは自身の直接の上司である第三王子に抗議することにした。
しかし、王子から返って来たのは、「嫌ならやめてもらっていい。君の代わりはいくらでもいる」という返答だけだ。
その言葉を聞いた時、ルルメアの中で何かの糸が切れた。
「それなら、やめさせてもらいます」それだけいって、彼女は王城を後にしたのだ。
その後、ルルメアは王国を出て行くことにした。これ以上、この悪辣な国にいても無駄だと思ったからだ。
こうして、ルルメアは隣国に移るのだった。
ルルメアが隣国に移ってからしばらくして、彼女の元にある知らせが届いた。
それは、彼の王国が自分がいなくなったことで、大変なことになっているという知らせである。
しかし、そんな知らせを受けても、彼女の心は動かなかった。自分には、関係がない。ルルメアは、そう結論付けるのだった。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。
国王も王子達も、部下を道具としか思っておらず、自国を発展させるために苛烈な業務を強いてくる王国に、彼女は疲れ果てていたのだ。
ある時、ルルメアは自身の直接の上司である第三王子に抗議することにした。
しかし、王子から返って来たのは、「嫌ならやめてもらっていい。君の代わりはいくらでもいる」という返答だけだ。
その言葉を聞いた時、ルルメアの中で何かの糸が切れた。
「それなら、やめさせてもらいます」それだけいって、彼女は王城を後にしたのだ。
その後、ルルメアは王国を出て行くことにした。これ以上、この悪辣な国にいても無駄だと思ったからだ。
こうして、ルルメアは隣国に移るのだった。
ルルメアが隣国に移ってからしばらくして、彼女の元にある知らせが届いた。
それは、彼の王国が自分がいなくなったことで、大変なことになっているという知らせである。
しかし、そんな知らせを受けても、彼女の心は動かなかった。自分には、関係がない。ルルメアは、そう結論付けるのだった。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。
101.それぞれの役割
2022/07/01 20:01
(改)
102.調査の中で(モブ視点)
2022/07/01 22:02
103.詮索するなら(モブ視点)
2022/07/02 20:05
104.得られた情報
2022/07/02 22:02
105.接触された事実
2022/07/03 20:01
(改)
106.当然の戦い
2022/07/03 22:02
107.島への上陸
2022/07/04 20:01
(改)
108.不審な研究所
2022/07/04 22:02
109.傷一つなく
2022/07/05 20:01
110.違和感がある態度
2022/07/05 22:02
111.避けていること
2022/07/06 20:01
112.彼女の意図
2022/07/06 22:02
113.王子達の襲撃
2022/07/07 20:01
(改)
114.彼女の目的
2022/07/07 22:02
115.悠久の時を生きる者
2022/07/08 20:01
116.有効な作戦
2022/07/08 22:02
117.王子達の最期
2022/07/09 20:01
(改)
118.一番の罰
2022/07/09 22:02
119.お互いの思い
2022/07/10 20:01
120.平和な日常
2022/07/10 22:02