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テーマ詩集:太陽

柑橘太陽

作者: 歌川 詩季

 コンセプト決まったあと、気づきました。


 あ。夕焼けだけじゃなくて、朝焼けも赤いや。

 星灯りのした

 照らされるのが長い生活の僕は

 朝陽を見たことがない

 目をさませば食べごろの太陽が

 頭のうえ 黄色く燃えている


 月灯りのなか

 踊るのが好きな生活の僕は

 朝陽を見たことがない

 目がさめればみずみずしい太陽が

 おいしそうに 黄色く輝いてる


 こんな僕だけど夕陽は大好きで

 毎日だって西の空を眺める

 真っ赤にただれた完熟の太陽が

 きょうのさいごに この日いちばんの甘さで

 空も 雲も 町までも

 飛び散る果汁でにじませながら

 沈んだ地平線のむこうで 崩れ落ちたそのあとは

 あしたのぶんの太陽の

 種がひとつぶ()かれてるはずだ



 うす灯りのかげ

 ひそむのが好きな生活の僕は

 朝陽を見たことがない

 見たことはないけど

 出荷前のまだ熟してない太陽が

 東の空を緑に染めているのだろう

 なので、夜型人間の設定になりました。


 こんなんでいいのか?

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制作:冬野ほたる先生
― 新着の感想 ―
[良い点] 最近、空のことを考えるこてはあっても、ちゃんと見てない自分に気付きました。 みずみずしい太陽、毎日の夕焼けが甘いの部分、好きです。なんだか、みそこねた全ての夕焼けがもったいない気持ちになり…
感想一覧
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