一話
別になんの面白みも無いし文が変かもですが、楽しんでいただけるよう願ってます
夢を見た
とても不思議でツマラナイ・・・
真っ白な部屋で不規則に光る黒い点
俺はそれを眼で追っていく
それだけ。ただそれだけなのに起きた時に、とても鮮明に覚えていて
どうしてこんな夢を見ているのかとベッドの上でず〜っと考えていた。それはもう長い時間。
「ってえぇ!もうこんな時間?!ちょ!誰か起こしてくれても良いんじゃないかな」
急いで制服に着替え学校へ行く支度をし1階に下りた。すると
「母さん、何回言った分かるの?トーストは焼いてからバターを塗るのが普通なのに」
姉貴の花見 栞が、母さんに食パンの説教だ。最近毎日これだ。よく飽きないなぁー
「うっさいねぇ。私は焼かれて溶けたバターの食感が好きなんだよ」
いや、好みが違うなら別々に焼くなり対策があるだろ。ちなみに俺は朝飯は食わない派で父さんが白米派だ。関係ないけど
「栞。くだらん事で喧嘩してると遅れるよ。学校」
優しい弟の使命として、忠告してやった
「黙ってくれると嬉しいな」
人が忠告してやってんのにその言い草ですか。分かりましたよ。先に行きますよ
栞と母さんが食パン喧嘩してるのを横目に俺は学校へと歩みを進めた。
俺は昔懐かしの筒状ポストの前まで来て歩みを止めた。
ここでは毎日、友達の相田咲と待ち合わせをしている。
俺達は毎日のように遅刻している。小学6年から中学2年生の今までほとんど、咲と登校している。
するとどっちかが、かならず待ち合わせに遅れて来る。すると遅刻だ
先に行けば良いと思うんだけど、なぜだか追いてっちゃ駄目な気がするんだよ。多分、咲もそう思ってくれていると願いたい・・・。まぁ、現に俺が遅れてくる時も待っていてくれるし。
「よっ。花見昌く〜ん。遅れてすまんなぁ」
来たよ。いつもは君付なんかしないのにどうしたんだろうな?
「やっと来たか。どうしたハイテンションだな?」
一応聞いてやるのが友達だと思って聞いてみた。
「分かる?分かっちゃうんか?実はな昨日、栞先輩と電話したんよ」
「んだよ。それだけ?くだらねぇ〜」
なぜだか、コイツはうちの姉貴。栞の事が好きらしい。んで俺が栞の携帯番号を昨日教えてやったらこれだよ。
「夜遅くまで電話しててね。おかげで寝坊したぜ」
そんな理由で俺を待たせるなよな・・・
「これで中2になって何回、遅刻したかなぁ〜」
「大丈夫やって。まだほんの数十回やって」
前々から思ってたけど、時々関西弁になるんだよな。咲の奴
なんか、自己紹介が遅れた。俺は花見 昌。さっき咲に呼ばれた時気づいた人もいるんじゃないかな?
俺達は学校へと向かった。
学校へ付き、2年4組の教室に向かった。もう遅刻の事で怒られたりしない。呆れられてるからね・・・
俺達は堂々と教室に入り机についた。すると隣の席の女子、名村由梨絵
が話しかけてきた。
「また遅刻ね。時間どおりに登校してきた数の方が少ないんじゃないの?」
これだから、委員長は・・・普通に俺の事なんか無視すれば良いのに。授業中だぞ?
「ベッドの中の睡魔はな、覚醒への道を閉ざそうとしてるんだ。そんな事をベッドで考えていると遅刻してしまう。この定義がお前には分からないかなぁ」
ふっ。咲のせいにしないなんて、なんて良い奴・・・流石おれ。
「それ、嘘でしょ。咲君待ってたか、アンタが待ち合わせに遅れたんでしょ」
ふぉ!知られていたんだ
「この間、遅刻してきた子に教えてもらったのよ。なんかずーっと待ってたってね」
誰だよ。告げ口したやつ。これじゃあ、俺達が一人で学校に来れない奴みたいじゃん
「咲なんて置いていけば良いのに」
ひでぇなぁ。委員長の癖して裏切り作戦をしろと言うのか。こいつ
「なんか、しらねぇけど、置いていっちゃ駄目なんだよ」
「はぁ?意味不明なんですけど」
俺も意味不明さ。略して意味不さ。ギャルかよ・・・俺・・・
「おい!昌、由梨絵。お喋りとは言い御身分だなぁ。特に昌の方は遅刻してきたのに、教科書も出さないで」
流石にこれは怒られた。
「「ごめんなさい」」
謝罪がはもったよ。ビックリだよ!
楽しんでいただけたでしょうか?
何かご意見がございましたら言っていただけると幸いです。