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最強メンバーのクラス召喚  作者: 柊さなと
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プロローグ1 

初投稿です。これからよろしくお願いします。

 国立慶聖中学高等学校。それは平均偏差値八十を誇る日本屈指の名門校である。

 そこには全国から優秀で才能ある生徒が集まり、日々研鑽に励んでいる。

 卒業生は国内、海外問わず広い活躍を見せており、日本の最先端の人材は、現状ここに集まっているといっても過言ではない。

 これはそこに通う生徒の、ちょっと変わった物語。



 四月の頭。満開の時期を過ぎた桜が、風が吹くたびに花を散らす、そんなある日。

 俺は駅から学校までの道をのんびりと歩いていた。


「今日からもう学校なのか。もう少し休んでいたいねえ」

 いや、ね。こんなに短く感じるのは塾が春期講習なんてものを組むからなんだけどさ。正味三日しか休んでいない春休みはどうかと思うわけですよ。


「よう蒼野」

 おかげで全然本を読む時間取れなかったし、アニメの消化もまったk


「無視すんなっ、と」

 グハッ。うーん痛い。


「いきなりたたくのはどうかと思うわけですよ僕としましては」

「寝ぼけてたのが悪い。初日くらいシャキッとしろ」

 ぐう正論。


「それは失礼」

「そうだぞ。なんたってお前はAクラス候補なんだからな」

「はい?僕がAに入る理由がどこにあるっていうんですか」


 Aクラス。それは名門慶聖学校の中でもさらに選ばれた人々しか入ることを許されない、文字通り精鋭の中の精鋭である。


 中等部一・二年の間は様々な行事や課題で実力を測られ、三年から設置される。

 今までここに在籍された先輩方は、ノーベル賞受賞者、某IT企業CEO、現内閣総理大臣etc…といった、本当に偉大な人たちばかりである。


 俺はこれといった特徴を持ち合わせていない。いたって普通の慶聖生だ。もちろん勉強はある程度できるとも。学年の上位20%以内にはいつも入っている。それだからさっきの奴はA候補だなんて言っていたんだろう。しかしね、ただ成績がいいだけではそこには入れない。何か他に必要な条件が有るらしいのだ。

 俺は自分がそれをクリアしているとは到底思えないね。


 そうこうしているうちに、学校へとついてしまった。

 さて、今年は何組かな。


中学三年名簿

A組一番 蒼野浩平

 ん?おかしいなあ。俺の名前がえらく早く登場した気がするんだが気のせいかな?


A組一番 蒼野浩平

 あれ?まただ。いかんなあ、最近寝不足で幻覚が見えたらしい。


A組一番 蒼野浩平

 ん?


A組一番 蒼野浩平

 うん…

A組一番 蒼野浩平

A組一番 蒼野浩平

A組一番 蒼野浩平

A組一番 蒼野浩平


 はい、はい。わかりましたよ。本当なんでしょ。いい加減現実見ますよ。

 だが改めて言わせてほしい。

 えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!


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