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壊れ逝く
いじめられて心も体もぼろぼろになっていく様、階段から転がり落ちて大怪我をする様……最初、その子が見せた段階では幻影だったが、鏡の向こう側で実際にそうなり、次第に人間不信に陥っていく自分の友達をおばさんはずっと見ていた。
そうして、おばさんの心は少しずつ壊れていったのだ。
「どれくらい時間が経ったのかわからないある日、一人目の子はもう一人引き込んだから僕は逝くよ、と消えた」
君も出られるよ──そう残して。
いじめられて心も体もぼろぼろになっていく様、階段から転がり落ちて大怪我をする様……最初、その子が見せた段階では幻影だったが、鏡の向こう側で実際にそうなり、次第に人間不信に陥っていく自分の友達をおばさんはずっと見ていた。
そうして、おばさんの心は少しずつ壊れていったのだ。
「どれくらい時間が経ったのかわからないある日、一人目の子はもう一人引き込んだから僕は逝くよ、と消えた」
君も出られるよ──そう残して。