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奥さん
鏡……
「鏡というか、自分の姿が映るものが嫌みたい。だから窓ガラスとか割っちゃって。怪我すると危ないから、段ボールで塞ごうかと」
なるほど。七不思議で鏡。お父さんやお母さんが話していたのと関係あるのかな? と考えていると、戸の向こうで物音がする。
「いや、いやぁっ!!」
女の人の声だ。僕は咄嗟に立ち上がり、おじさんが止めるのも聞かずに戸を開けた。
するとそこには目の下に隈を作った肌ががさがさのおばさんがいた。
鏡……
「鏡というか、自分の姿が映るものが嫌みたい。だから窓ガラスとか割っちゃって。怪我すると危ないから、段ボールで塞ごうかと」
なるほど。七不思議で鏡。お父さんやお母さんが話していたのと関係あるのかな? と考えていると、戸の向こうで物音がする。
「いや、いやぁっ!!」
女の人の声だ。僕は咄嗟に立ち上がり、おじさんが止めるのも聞かずに戸を開けた。
するとそこには目の下に隈を作った肌ががさがさのおばさんがいた。
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