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きょうのせかい  作者: ペンネグラタン
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 帰りがけ。おばあさんの隣のうちから物音がした。

「ばあちゃん、隣には誰か住んでるの?」

 今までに何度かした質問を投げると、おばあさんは悲しげに口を閉ざす。けれどその日はとうとう教えてくれた。

「隣には孫の友達だった子が住んどる。病んでしもての」

 おばあさんは労るように扉の向こうを見つめた。

「ばあちゃんはそのうち忘れるかもしれん。そんときはおいちゃんが、気にかけてやりぃな?」

 隣の扉を示して言う。

 僕は頷いた。




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