微睡み
掲載日:2026/05/25
頭を撫でられる感覚にふと目が覚める。
見上げれば愛おしいあなた。
どうやら膝枕をしてくれていたようだ。
まだ視界がぼんやりとしていて表情は見えないが、心からは愛おしさが溢れ出す。
その頬へそっと手を添える。
『あぁ、幸せだな』
思わず笑みが溢れた。
そんな私をみてあなたの口元が笑みを浮かべる。
会話はない。
だけれど穏やかな時間がそこにはあった。
頬に添えた手をあなたの手が優しく包み込んで、あなたは私に何かを伝えた。
『ーーーーーーーーーーー』
瞬きをするといつもの天井。
カーテンの隙間から日が差し込んでいる。
隣には愛しいあなた。
なんだかとても素敵な夢をみていた気がする。
心に宿った暖かな感情のまま、そっとあなたに寄り添い、静かに目を閉じた。
ある時みた夢の話です。
今ある日常に感謝を。




