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白いパンプスのシンデレラ  作者: あいら


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日曜、橋本さんと2人で料亭に向かう。


ベージュに少し控えめのリボンが入った、

ワンピースに白いパンプス。


可愛いじゃないか・・・


元々、顔は整っていると感じていたが、

うっすらと化粧もしているらしく、

一気に女らしさを感じる。


心臓がどきどき言う。


静まれ心臓!あくまで彼女に味を知ってもらうのが狙いだ!

断じて、俺が彼女を堪能するのが狙いではない!


そう思うが、心臓は静まりそうにない、


困ったな、初デートでもあるまいし。




自分の気持ちを持て余しつつも、料亭に向かう。


人気店というよりは、通のみが知る名店だ。


小道を奥に入った隠れ家的な店は、

カウンターと広めのお座敷席4つという、

こじんまりとした作りになっている。


店は満席にも関わらず、騒々しさとは無縁の、

どこかゆったりした上品な時間が流れていた。


俺は大将や女将さんとも話がしやすい

だろうとカウンター席を予約していた。


まずは日本酒が出され、乾杯する。


しばらくすると、先付けが出される、

相変わらず、見た目にも美しく、味も俺好みだ。


「美味しい」


そう呟くように言う彼女に、

嬉しい気持ちがこみ上げてきた。

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