14話 光の神剣クラウソラス
こちらの更新は激遅です。すいません
真アルテミスの港町に駐留する魔王軍
そこへ向かう1人の男がいた
「くそ!俺は逃げたんじゃねえ!報告もしねえといけねえだろ、元老院のジジイどもめ!」
その男の名はクラウ
その手には光の神剣クラウソラス
ヤマトとの戦いに敗れた?
いや、逃走したクラウはせめて手土産でも持ってこいと元老院から言われ魔王軍の駐留する港町へと向かっていた
この時、ファティマからクラウがアクアートにいたということを聞いたヤマトがもしやと思い、港町を訪れていた
1人向かっていることはすでにヤマトのレーダーで把握されていた
「馬で向かってきてるな、1人ってことは勇者だろうな」
ヤマトは門の前で待ち構える
「よう、クラウって言ったか?久しぶりだな」
夜の暗闇に紛れて潜入しようとしていたクラウをあっさりみつけたヤマトに驚くクラウ
「な!お前がなんでここにいる!」
「ああ、お前アクアートにいたろ?もしやと思ってな」
「だからと言って何故俺が来たことがわかったんだ、本当にお前は何もんだ!」
クラウはすでに剣を構えてはいるが、攻撃の糸筋さえ見いだせず、その場から動けない
くそ!なんでこの化け物がいやがるんだ
くそ!くそ!なんでだ、なんでこんなに上手くいかねえんだ!逃げれば今度は元老院が俺を始末に来るだろう
ここは、なんとかしてこいつを倒さねえと
だがどうする、こいつに剣の類は全く歯が立たねえ
魔法が効くかもしれねえが俺に魔法は使えねえ
「まあ、オレが何もんか知っても意味ないだろ、すぐ死ぬんだからな」
すでに46cm3連装砲と13mm連装機銃を出現させているヤマト
「何なんだそれは、化け物め………………」
得体の知れないヤマトという存在にクラウは恐怖しか感じていない
なんだこいつは、なんなんだこいつは
あのでかい筒はなんなんだ
元老院のジジイどもの力もすげえが、こいつはそれを上回ってんじゃねえか?
「くそ!こうやりゃヤケだ!」
ピカーーっ!
クラウの剣が光ると同時に、ヤマトの目の前まで一気に間合いを詰めてくる
「死ね!」
クラウが剣を振りおろしヤマトの頭をかち割ろうとした瞬間
「じゃあな、クラウ」
「え?」
「てーーい!」
ドゥフーーーン!
46cm砲が火を吹く
その凄まじい衝撃波がクラウの全身を破壊する
「ぶあああああ!」
カランカランカラン
剣がヤマトの後方に落ちる
吹っ飛んでいったクラウに近づくヤマト
確認するまでもなく死んでいるとわかる
至近距離から衝撃波を食らって生きてる者などいない
勝負にすらなってはいないが、勇者クラウとの戦闘に勝ったヤマトは神剣とクラウの亡骸を回収して町へと戻った
町へ着くとメアが出迎える
「やっぱりヤマトさんか、あの音はヤマトさんしか…………ってその死体は?」
鎧がペシャンコになった死体に他の魔族たちも集まってきた
「こいつがメアの言ってた魔族狩りの勇者クラウだ」
「え!こいつが来てたの?」
ワイワイガヤガヤ
他の魔族たちも驚いていたようだ
中には死体に斬りかかろうとした者もいた
「おいやめろ!いくら憎くても死んだやつを傷つけるな」
ヤマトの声でやめてはいたが、その顔は憎しみに溢れている
きっと仲間がこいつに殺されたのだろう
「気持ちはわかるが、こいつはもう抵抗することはできん、そんな卑怯な真似はするな」
「ヤマトさんありがとう、多分ヤマトさんがいなかったら被害は尋常じゃなかったよ」
「まあオレとの相性が最悪だったらしいからな」
「それと、その剣は?」
「勇者の持ってた剣だが、これが光ってたみたいだな、オレが振ってもなんの反応もないが」
メアが手に取り振ってみるがなんの反応もない
「うーん、わかんないね、フンフン!」
「光の神剣とか言ってたな、魔族じゃ使えんかもな」
「光の属性かあ、そうだね闇属性の私たちじゃ無理かもね」
もしかして、神官のミカだったら使えるかもな
てかあいつに渡して平気か?
「とりあえず魔王軍で封印しておくよ、また敵に使われたらたまったもんじゃないし」
「そうだな、メアに任せるわ」
ヤマトが考えていた
まずはこの大陸の地図が必要だな
しかし、なんで1人で来たんだ?
軍隊引き連れてくればまた違ったかもしれんのに
このクラウ討伐の知らせを聞いたファティマは複雑な気持ちであった
ファティマはひと言
「クラウ、さようなら」




