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1話 偵察


こちらはゆっくり進めていき、最終回まで行く予定です



零式水上偵察機に乗り込み、一路神国アルテミスへと向かうヤマト

これからの戦術を練るにも1度も見たこともないのでは話にならない

偵察しないとな


ブオオオオオオオオオオオ(偵察機の飛ぶ音)


人の通りが多いな、かなり手前で降りないとだめだ


ヤマトは丈夫なので1人の時はそのまま飛び降りる


ゴロゴロゴロゴロ

「ぐあああああああ!」

着地失敗!まあ傷一つないけどな


さて、このギルドカードで入れるよな?

入れなかったらどうしよ、金渡せば入れるか


「身分証の提示を」

門兵はギルドカードを一瞥して


「通ってよし」

心配いらなかったな

じゃあ潜入させてもらいますかね


でかいな、とにかくでかい

でかい湖を取り囲むように出来た街もまた巨大だ


街並みはっと

舗装もしっかりしてるし店も立派だ、歩く人の服装も立派なのは住人だろう

さすが世界の中心国家の首都だ

陸軍はどこにいるんだろうな


カッポカッポカッポ

白い鎧に身を包んだ兵士の集団が目の前を通る


あれは騎士か、いや聖騎士様か?

全く傷がついてないな、戦ったことねえんじゃねえのか?それとも新品しか着ないとか?

こいつらが陸軍扱いか、まあこいつらは問題じゃないな海軍、いや海じゃないか湖?まあ海軍でいいか


うーん、軍艦らしい船はいないな

城の方にいるのか?

そしてあれが城か、あそこに魔王の奥さんがいるわけね

確かにこれじゃ潜入できんな、水の中行かなきゃならんし、城の周りになにもなさすぎて何かが接近したら目立つ

潜水道具なんかあるはずもないし、泳いで行けば波も立つ

見つからずに奥さんだけ連れ去るのは無理だな


砲撃したら奥さんまで吹っ飛ばしちまうしなあ

さて困ったねこれは


魔族側の城壁を見てみたいが、遠い、とにかく遠い

街がでかすぎだろ

今日は宿を取って明日にするか


1泊2食で銀貨5枚ねえ、サクラ亭の10倍か

町はずれならもっと安いのかもな、町はずれも見ておくか

風呂はなし、飯も肉に胡椒は使ってたがそれだけだなアンナのシチューと比較にもならん

今日は寝るか…………



「……………………寝れん」

やっぱりだめだ、ミイを抱きながらじゃないと寝れん体になっちまった

2日に一遍は帰ろ


翌朝


町はずれを通りつつ魔族側の壁に行くか

まあ、危ない魔族側が町はずれなんだけどな

やっぱり人間しかいないな、奴隷は当然いるんだろうが、首都の奴隷商人なんかすごい儲けてんだろうな


まあ、どこの街にもスラム街ってのはあるよな、この辺がそうか

結構いるな、金持ちが多いからお零れもいいのか


「お前らは来い!」

なんか数人捕まってるな、なんかやらかしたのか?


騎士団が去った後スラム街の住人に金を渡し話を聞いてみる


「なんであいつらは捕まったんだ?」

「浄化ですよ」

「浄化?」

「街に似合わないからってだけで連れて行かれるんですよ」

「どこに連れて行かれるんだ?」

「鉱山でしょうね、仕事もせずにいるなら国家に尽くせと強制労働です」

「人間でもか?」

「獣人やら亜種を狩りすぎて今は人間もこの有様です」

「自分たちが儲けすぎてるから貧民が増えてるってわからねえんだな」

「魔族との戦闘が長引いて鉱山はフル稼働、でも体を壊しますし賃金は安いからね割に合わない」

「軍艦を見てみたかったがやっぱり城にあるのかい?」

「そうだね、城しか守らないからね」

「そうか、色々ありがとな」


獣人やら亜種を狩りすぎた…………か、急がないと本当に絶滅しちまうな


魔族側の壁は通れないし登って見ることもできないので早々に引き上げた


魔王はなんか作戦みたいなもんあんのかな

オレにどう動いてほしいか聞いてからにするか

サクラに帰ろう


ブオオオオオオオオオオオ


まずはメアに魔王の考えを聞いてきてもらうか


サクラ亭夜


「おかえりー!」

やっぱりミイの元気な声は心地いい

「ただいまミイ」

「おかえりなさいヤマトさん」

サーシャの声はいつも優しげだ


「どうでしたか?アルテミスは」

「デカイな、とにかくデカくて1日で廻れん」

抱きついてるミイの頭を撫でながら


「魔王がどうしてほしいんでしょうね、奥様がいる以上ヤマトさんが全て破壊するわけにもいけませんし」

「それなんだよ、メアに聞いてきてほしいんだが、どこにいるんだか」

「まだ見てませんね」

「まあ風呂はいってゆっくり待つか」

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