1-1 キャラクター紹介
前作『異世界に来たら子熊!? 熊人間になった少年の物語』の続編ではありますが、「異世界から帰ってきた勇者」モノとしてご覧いただければ、前作を読む必要はそれほどないと存じます。
ただし、前作で積み上げた主人公の能力は独特なものでもありますので、この解説を一読された方が、よりご理解もスムーズになるでしょう。
・主人公 翔一/本名 御剣山 翔一
年齢 十代後半
性別 男
職業 学生
四級ヒーロー『治癒クマー』(十三話以降)
種族 熊人間(人狼の熊バージョン)
・人間/子熊/中~巨大熊に変身できる。
・熊形態は相当自由にサイズを変えられる。
※子熊形態が基本形である。
※巨大熊化は精霊の助力が必要。
・手は器用であり、剣を持つことができる。
※熊化しても手の爪は短めである。
・怪力、超スピード、傷の回復力を持つ。
・基本の子熊形態時には幼い性格になる。
※子熊形態の好物は「お母ちゃんの作ったおにぎり」
・熊形態時は会話に「~クマ」という語尾が強制される。
※ただし、シリアスシーンでは解除される模様。
魔術 ・精霊術と若干の妖術
・精霊術は『精霊界の別人格』=『宿精』を覚醒している
・妖術はおまじないの延長だが、邪悪なものが多い
※翔一は勇者故にあまり好まない。
・精霊呪術は精霊を呼んで使役、精霊を物品に纏わせる
※精霊術のマジックアイテムを『受祚物』と呼ぶ
※他にも解呪詛、霊との親和、異界移動等の能力がある。
・『宿精』は本人と変わらない魔力を持つ
※精の性格的に妖術を好む。人格は別。
・物品を魔性化して収納する精霊界ポケットが存在する。
※生物は入れられない。
・精霊界は霊魂だけで行くのが基本。
※主人公は肉体ごと入ることも可能。
・精霊術師として、幽霊を見ることができる。
・霊視術を使って魔力やその他も見ることはできる
※分析は下手
・『チビクマ』宿精が作る魔術的生物。使い魔。
武術 ・祖霊の教えで日本刀の剣術を使う。
※師匠は示現流の流れを汲む。
※晩年独自開発した武術なので示現流と同じではない
・手投げや槍術も得意。
秘宝 ・『水竜剣』水竜の精が宿った巨大木刀。
※銀の鋲が打点に打ち込まれており、それが魔力の牙となる。
・『白銀剣』エルフの王妃にもらったミスリルの聖なる剣。
・『エルベスの瞳』正体不明の神に授けらた聖なる護符。
※見た目はシンプルな翡翠。性能は不明な点が多い。
・その他未整理なものも多い。
主人公、御剣山翔一は異世界に召喚された少年。召喚直後、邪神に熊人間へと変えられてしまう。その後、幾多の苦難を経て、魔王や邪神を倒した。その過程で連れ添った親友たちを喪い、心に大きな傷を負っている。
長い闘争の末、体には縦横に深い傷跡が残っている。顔だけは運よくそれほど大きな傷はない。傷跡が現れるのは人間形態のみ。人間形態は影のある美少年。
尚、翔一の記憶は異世界から始まっており、それ以前の記憶は断片が残っているだけである。
その他の人物
・ダーク翔一
御剣山翔一の『宿精』。影の人格。精霊界における案内人。常に黒い子熊形態であり、妖術を好む。精霊術も翔一と同等に使える。悪人ではないが自堕落な性格。悪い知識を集めるのは好き。話が進むと『駄熊』というあだ名をもらう。『チビクマ』職人。
・御剣山 詩乃
翔一の母。女優。サスペンス物の出演が多い。翔一が異世界にとらわれていた間「息子が失踪した悲劇の女優」として世間から広く同情される。翔一が帰還した頃には、心労のあまり限界に達していた。
・御剣山 園
翔一の姉。同じ学校に通う学生モデル。気丈な性格で母を支えた。
・天羽 栄二
翔一の父。俳優。息子の失踪中に若手女優とホテルに入ったことをスクープされ、世間からこれでもかと叩かれまくった。別居し、謹慎中である。これが原因で、翔一は父の姓ではなく母の姓を名乗っている。
学園関係者
・京市 優次
同級生の小柄な美少年。翔一と気が合う。趣味は関西お笑いと女装。男の娘。
・聖 美沙
生徒会長。白魔術を使う長身長髪黒髪の美少女。強気な性格。父親が日本防衛会議の理事を務めている。二級下位ヒーローとして登録済み(十九話以降)
※以降は話が進むと登場する人物です。とりあえず、序盤だけ理解したいという方はスルーしていただいて問題ありません。
人狼協会
・大神 恭平
三十代の野生的なイケメン。人狼協会の最も優秀な戦士。フリーのジャーナリスト。二級下位ヒーローとしても登録済み。
・赤嶺 明日香
二十代の美女プロレスラー。人狼の血が薄く、人間より若干強い程度。三級上位ヒーローとして登録済み。
日本防衛会議所属ヒーロー
・『炎流星』柊 凛
十代後半。低身長美少女。一級ヒーロー。念動力で空を飛び、パイロキネシスで地上を焼く。圧倒的な強さ。
・『無双の鉄拳』スターストライカーケンジ
二十代前半。そこそこイケメン。三級下位ヒーロー。謎の宇宙人から貰ったスーツ装備。スターパワーを拳に載せて戦う。
・『ハンドガンウルフ』ジャック・棒波津
三十代おっさん。三級下位ヒーロー。元CIA元傭兵。ハンドガンの達人だが、軍事技術全般も習熟している。
・『男装華麗剣』ブレードローズ
二十代前半。三級中位ヒーロー。最新鋭技術の剣と防具を装備し、若干の聖性。美貌と巧みな剣術。グール討伐で功績。
・『銀河剣』烈 銀河
二十代前半。二級下位ヒーロー。謎の宇宙人から貰った剣と鎧で戦う。鎧のパワーで空を飛べる。父親が日本防衛会議の理事。顔は一応イケメンの部類。
・『ストロングホーン』風間 裕次
二十代後半。一級ヒーロー。長身イケメンの変身ヒーロー。変身体は黒と黄金の細身の昆虫人間。光り輝く精霊の加護を得て、無敵のヒーローと化す。
・『紅き瞳』緋月 零
東宮市聖霊学園生徒。三級上位ヒーロー。御剣山翔一と同じクラス。鋭い目をした長身の美少女。魔術全般に秀で、特に召喚を得意とする。
日本防衛会議管理職
・暗黒司令
防衛会議の司令長官。正体不明の壮年男性。モニターに映る顔は常に陰になっており、シルエット以外わからない。個性的なヒーローたちを束ねる大物。トビ三毛猫を飼っている。
・油上司
油ギッシュな中間管理職。一応、本名はあるが、誰も興味がない。大物には媚びへつらい、下位のヒーローなどは上から目線。テンプレ的小物上司。実務能力は高い。266話で本名が油上司だと判明する。
『祈祷師ゼロ』
・土壁 源庵
祖霊。御剣山翔一の精霊術の師匠。時代も定かではないほどの太古の存在。熊のぬいぐるみに憑依し、現代によみがえる。普段は『祈禱師ゼロ』のメンバーとして日本防衛会議に魔術サービスを行う。土器の面をいつも被っている。
・球磨川 風月斎
祖霊。御剣山翔一の剣の師匠。戦国末期の侍だが本名は名乗らない。土壁源庵と同じく熊のぬいぐるみに憑依。
・大絹姫
遠縁の祖霊。可愛らしいドール人形に憑依して呪術を使う、危険な元怨霊。通称、姫ちゃん。
公安特殊部隊
・滝田少佐
五十代の軍人。単独潜入任務を何度も成功させた伝説の男。日本防衛会議に協力する目的で創設された公安特殊部隊を率いる。隊員は自衛隊や警察から選抜されたエリート。
・ゾーヤ
三十代の白人。短距離射程の強力なテレパシーを操る超能力者。高身長細身の美女。尋問、マインドコントロール、その他スパイ活動を得意とする。厳密には少佐の部下ではなく、防衛会議所属の捜査官。
・大山軍曹
がっしりして大柄な特殊部隊隊員。後頭部の毛根が危機的状況にある。
・天城曹長
細身長身、目の鋭いイケメン隊員。運命の導きにより『草薙剣』の一つを担う。
・小野少尉
美女隊員。ハッキングと狙撃の名手。滝田少佐の信頼が厚い。
住良木家(陰陽師の一族)
・住良木 裕一郎
宮内庁御用達、裏のお祓い業を営む住良木家当主。自信満々の美青年。禁呪を得意とする。政財界に多数のコネを持つ。
・二宮 礼子
住良木家の関係者。美しく実力も一流の術者。裕一郎が信頼する部下。魔剣の所持者。
・遠野 洋二
住良木家の関係者。がっしりした壮年の男。杖術の達人であり、呪術も優秀。
日本友愛協会
善性吸血鬼たちの結社。吸血鬼の悪性を克服しようとする雑多な集団。
・ファビウス・カヴァーデール
金髪碧眼の壮年白人男性。かなりのイケメンであり、洒落た服装を好む。実はハーフの日本人、容貌は白人にしか見えない。戦前から生きている。
・ヴェラ・ジョーダン
褐色の肌、縮れた長い髪を持つ美女。北米出身。魔術師。協会の魔術は彼女が執り行う。拳銃とナイフが得意で戦士としても一流。
2021/1/6~2022/10/24 微修正
2021/1/31 2/13 3/4 3/28 4/4 5/14 5/22 12/19 2023/9/9 人物追加
2021/10/24 容姿説明を全体的に追加
2024/9/24 ルビの修正 説明追加