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北海道旅行記

一日目

朝早くから起床。

目がさえていたのか5時に起きる予定が2時半に目が覚めた。

よほど興奮していたと見える。

コーヒーを淹れささっと飲むと母が起床した。

その後は、朝の洗濯の手伝い。

家族全員が起きた5時半には父の車に乗り込みトランクを積み込んだ。

6時??分、駅まで父に送ってもらい、そこで父とは分かれる。

新幹線に乗り込み上野を目指す。

7時34分、上野駅着。

何度目かの上野ということで、緊張することはなく山手線に乗り込んだ。

そのままぐるりと回って浜松町。

更にモノレール羽田線に乗り換えて羽田空港へ。

待ち時間にちまちまと小説を書きつつ新千歳空港へと向かう飛行機を待つ。

その間に1話分が完成した。

そして飛行機に乗り込んだのが10時15分。

やや遅れがあったものの旅行の計画に何ら支障はなく、快適な空の旅をおよそ1時間満喫した。

11時50分、札幌へ到着。

荷物を拾い、空港内のラーメン屋「雪あかり」でバター味噌ラーメンを頂く。

味噌とバターがうまい具合に絡み合い、やさしい味を引き立てていた。

また食べに行きたい。

トランクを引きずりながら空港内を散策。

北海道のお土産の代表、「白い恋人」を「白い変人」と読み家族に笑われたのは簡単には忘れられないだろう。

最後にちらっと見えたのは「黒い恋人」だった。

そのうち、赤や青、虹色なども出てくるのだろうか…

そんなことを思いながら、ニセコへ向かうバス停の前に到着したのが13時30分。

ここから3時間にも及ぶバスの長距離移動が始まる。

途中、何度も夢の世界に引きずり込まれた。

そこで見た夢はもちろん何も覚えていないのである。

3度目の眠りから覚めるころ、ようやく小説を書くことを思い出す。

のそのそとノートパソコンを取り出し執筆を開始した。

1話分を書き上げ、2話目を書いている途中でようやく本日のホテル「Hilton niseko village」に到着。

荷物を簡単をまとめ上げ、2人部屋を3人で使う。

晴れていると大きな窓から羊蹄山を拝むことが出来たらしいがあいにく、雪がちらつきその全貌を見ることは出来なかった。

19時13分、バスに乗り込み夕食を食べるためによるの町へ。

紅月(こうげつ)」と呼ばれる居酒屋へ。

そこは日本人外国人が問わず、ともに飲み食いが出来る場所だった。

刺身とザンギをコーラと共に腹に収める。

お尻の痛くなるバスの旅を終えた後のコーラは格別で、会社帰りのサラリーマンの身持ちがよく分かった。

コーラを2杯ぐいっと煽れば程よく効いた炭酸がのどを潤す。

後ろの席ではこの居酒屋で会ったのだろう。

日本人と外国人が楽しそうに英語でビールを飲み交わしていた。

少し耳をそばだててみるとどうやら日本の文化について話し合っているらしい。

最後にとても楽しそうな声で「Thank you! good night!」と別れていたのが印象に残っている。

自分にもこんなことが出来るのだろうか?

そんなことを考えながらレモンをザンギにかけて頬張っていた。

お会計の時、店の人がどこから来たのか尋ねてきた。

同じ雪国の人間として少し話が弾み短いが楽しい時間を過ごせた。

「紅月」を出た後、北海脳限定のコンビニ「セイコーマート」で明日のスキーの為の準備と夜食を買った。

夜食はカレー味のカップラーメン。

どこに行っても変わらない味はなんとなく俺を安心させた。

そしてまだ温泉に行っていない妹を案内。

「なんとなく怖いから風呂の前まで案内してほしい」そう。

風呂に案内して帰ってくると丁度カップ?が出来ていた。

そして現在。

カップ麺を食べ終えた俺はここで旅行記を書いている。

まだ初日だが本当にたくさんのことがあった。

ひとつひとつ書いていたらキリがないくらいだ。

だが、まだ3日残っている。

まだまだこの北海道でやることはたくさんある。

そのひとつひとつを楽しみ、ここに記録するために今日はここでお開きにするとしよう。

まだ旅は始まったばかりなのだから。


2日目

朝4時に起床。

下着を持ち大浴場へ向かう。

塩があるのか顔がひりひりした。

風呂から上がるとコーヒーを淹れる。

7時、ホテルの朝食をを食べる。

バイキング英式で和食を選ぶ。

洋風でもいいのだが、慣れたものを食べるのが一番しっくりくる。

朝食後はスキーだ。

ニセコヒラフスキー場を滑る。

山の天気は変わりやすく、雪の粉を滑り降りる。

その途中で吹雪に見舞われ、昼食後やむなくホテルに戻ることとなった。

ホテルに戻ってのんびりと時間を潰す。

17時30分、バスに乗り込み「ひらふ十字街」に。

寿司の店でいくら丼を食べた。

北海道の海鮮の美味しさを改めて認識した日となった。

19時にホテルに戻り、大河ドラマを見た。

その途中に窓から花火が見えた。

なぜ花火が打ち上げられたのかは謎だが冬の花火という幻想的な景色を楽しむことが出来た。

少し疲れたがまだ2日ある。

気楽にいこう。


3日目

朝5時に起床。

朝風呂を済まし、スキーの準備を。

半日だけ滑り、あとは小樽へ向かう。

「Hilton niseko village」ともこれでお別れだ。

Wi-Fi管理がずさんなところ以外はかなり気に入っていた。

結局、羊蹄山の全貌は見れずじまいとなった。

またいつか来れるだろうか。

そんなことを思いながらバスに乗り込んだ。

倶知安町くっちゃんちょうにたどり着く。

俱知安駅の前にあるハンバーガー屋さんでハンバーガーをテイクアウトで頼む。

愛想はないが気の利いた店主さんからハンバーガーを受け取り、小樽駅行きの列車に乗る。

ハンバーガーは絶品だった。

店主さんありがとう。

テリヤキバーガー美味かったよ。

小樽をぶらぶらと探索。

ガラス工房やキャンドル工房などを回った。

小樽駅に戻る途中にあった店に立ち寄ると大量の毛皮とその加工品が置いてあった。

鹿の角とか、カワウソの皮とか、熊の爪とか、その他もろもろ…

その後、小樽駅から札幌へ。

近くのビジネスホテルに泊まる。

Wi-Fi回線がしっかりしており小説家になろうにもいつでもアクセスが出来るようになった。

ありがたい限りだ。

外の店でホテルのサービスであるカニをいただく。

正規の料金を払って食べたのはジンギスカン、シーザーサラダだ。

ジンギスカンを北海道に来てから食べていないので今回が初めてのジンギスカンとなる。

やや塩気のある味だったがなかなか美味しかった。

一度、たれにつけて食べたがあまりに濃く血圧が上がりそうになった。

実感できるものではないが…

そして、帰宅後この文書を書いている。

明日で最終日だ。

のんびりと過ごし帰るとしよう。


4日目

ついに最終日。

お寝坊気味の6時30分に起床。

場外市場まで電車と徒歩で行き、朝から海鮮の朝食をいただく。

紅鮭定食と、ホタテのバター醤油には思わず顔がほころんでしまった。

その満足感のせいで場外市場でお土産を買うことなく出て行ってしまった。

どうしてこうなった…

その後、ホテルをチェックアウトし、札幌の観光をする。

テレビ塔、時計塔、旧議会ホールを巡る。

札幌観光が終わるとホテルに預けた荷物を受け取り、新千歳空港に行くための鉄道に乗る。

新千歳空港に着きお土産を買う。

特に自分は買わなかったが、母はそれらしいものをいくつか買っていた。

旅の友がいるのは大変だ。

大きな荷物を預けるときになぜかエラーを起こしたが、何とか通過し機内へ。

パソコンで小説を書きながら、羽田へ。

その後、浜松町駅にある中華料理店でチャーハンに舌鼓を打つ。

美味い。

そして、北陸新幹線にて帰宅。

旅を終える。


あとがき

こんなにも短い文章だが、とても長い旅行のように感じる。

帰宅翌日に書いているのだがなかなか、帰ってきたという実感がわかない。

現実感がない、というかわからない。

何が現実だったのか。

しかし、楽しかった。

これだけは自信を持って言える。

クタクタだがそれに見合うだけの楽しさはあったし、価値もあった。

この旅行記では多くのことを省いたが本音を言うともっと書きたい。

しかし、これを読む人には実際に体感してもらいたい。

北海道の雄大さ、美しさを。

そして、旅をすることの楽しさを。

文献を読んで知識を蓄えることは誰にでもできる。

それを体験してこそ本当にその意味を知ることが出来るのではないだろうか。

旅行に行く機会があればぜひその土地の美しさや楽しさを知ってほしい。

これにて北海道旅行記の執筆を終了する。

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