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筆走黙示録  作者: 海老優雅
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社会①

暇潰しと息抜きのためのものです

気が向いたら更新するくらいの感じです

運命の中学入試。

時刻は午後2時、教科は社会。

残り時間は15分。ここからの時間で解ける問題数は思考力を問う問題を解こうと思えば残り1問から2問というところだろう。

大体の問題は答えた。

今の状況で敢えて答えるとすれば、大問3の問5と大問4の問1というところだろうか。

難易度を考えて大問4の問1から考えてみよう。

大問4問1『1542年種子島に鉄砲を伝来させたのは何人か答えなさい。』


「舐めていやがる。この問題オレのことを舐めていやがる……」


こんな問題、どう考えたっておかしい。まず何がおかしいって前後になんの史料も載せていないし、リード文の中にも特にこの問題に関係している部分があるようには見えない。

そもそもこの問題はおそらく簡単に答えることはできるが運に頼らないと正解に辿り着くことができないタイプの問題だろう。


こんな問題出すなんて、この学校はどんな神経をしていやがるんだ!!

せめて選択肢問題にするべきだ。


「なんにんが日本に来たかなんてわかるわけない!!」


とはいえ、学校側に文句ばかりいっていても仕方がない。冷静に考えよう。

まず最初に鉄砲が伝来した経緯についてだ。きっと持ってきた奴らは国を追い出されて日本に来た、もしくは貿易目的で日本に来て、そのときの護身用か戦闘用に持ってきた鉄砲に日本人が興味を持ち、なんらかの形で譲ってもらったということだろう。


さて、答えについてだが、おそらく1人や2人、ということはないだろう。問題に『初めて』という文言があればあるいはそのような回答もあるかもしれないが、今回の場合、それは考えにくい。

1542年の1年間あればおそらくもっと多くの人が来ていたハズだし、もっと多くの本数の鉄砲が来ていただろう。

となると、複数本と答えるのが正解なのか……

いや、待てよ。鉄砲なんて1人が複数本持ってくるようなものでもないハズ。

つまり日本にあった鉄砲の本数=答えというわけか……

そんでもって確か織田信長が長篠の戦いで使った鉄砲の本数は3000!!まさか!答えは3000!?

いーや、待て。そもそもなぜ織田信長のところに全ての鉄砲が来ていたといえる?そんなことはまずないはずだ。

そうなると……やはり答えは多数か……

迷いながらもオレは答えの欄に


『数え切れないくらいの人』


と記入した。


さぁ残り時間は10分ほど。次の問題に進もう。

大問3問5『鎌倉幕府を開いた(C)はなぜ平氏を倒せたのか』

(C)の答えはわかっている。源頼朝だろう。そんなのは受験を受ける上では常識レベルの知識だ。間違えるわけがない。


しかし、なぜ倒せたのか!これはかなりの難問だ!

戦かい方を問う問題。生半可な知識じゃ答えることはできない。

さっきの問題を踏まえるとおそらく、鉄砲で戦ったという答えはありえないだろう。

いい子を作ろう構えはバック→1192年は常識だ。1540年頃に鉄砲が来たなら使っているのはおかしい。鉄砲でないなら現代の常識で考えてはいけないのだろう。

ではどうやって戦ったというのだろうか…

刀……というのは安直だろう。お侍や武士が活躍するにはまだ時期尚早だ。

ではその他の武具、斧?弓?棒?モーニングスターというのは流石にないだろうが……

くそ、わからねぇ

いや、そもそも武器なんて使ったのか?武器以外の選択肢……素手、というのも考えられないだろう。

源頼朝の肖像画を見る限り、源頼朝は武闘派というよりは知略に長けた感じ、雰囲気だけでいうならあのギャンブルマンガの王道カ〇ジに出てくるトネ〇ワのような感じだろうか。

まぁとにかく、おそらく素手ではないだろう。

となると、毒?もしくは天候などの超常的な力を使ったのだろうか……

くそ、残り時間がもうない。

こうなったら最後の手段だ。今まで出た答えで鉛筆を転がすか……


1武器を巧みに使った

2殴り合い

3毒を持った

4天候を使った荒業


む、角が余ってしまっな…まぁ多少ネタ枠があってもいいだろう

5齧って食べた

6呪い

これでいいだろう

よし。

コロコロコロコロ……

『5』

どうせわからないわけだからとこれも何かの縁だろうとオレは回答欄に

『頭からかぶりついたから』

と書いてみた。直後、絶対に違うことは分かっていたので消しゴムで消そうとした……がチャイムがオレの行く手を阻んだ……


オレがこれからすることが決まった。

この後の面接で全力で謝る練習だ……!!

書いてると案外楽しいものですね(笑)

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