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異世界に行った彼女の話

作者: あみにあ

よろしくお願いいたします。

ブクブク。。。


あぁ。。。私はここで死ぬのかな。。


あの人とやっと一緒になれたのに。。。


もっと一緒にいたかったなぁ。。。


私はゆっくりと暗い海の底へ落ちていく


彼はどこにいるんだろう。。。


あぁ。。私はどうなってもいいから神様がいるなら彼を助けて下さい。


虚ろう意識の中、彼の優しい声が聞こえた気がした。


だめだよ。。君は生きなきゃ。


ゆっくり目を開けて。。。前に見える岩のトンネルを抜けて


光の差す方向へ、泳いでいくんだよ。


僕は君に幸せになってもらいたいんだ。


あぁ愛しい彼の声が聞こえる。


私は声に答えるように光の差す方向へ力を振り絞って泳いで行った。



幸せにできない僕を許してくれるだろうか・・・


*******************************

とある王宮の一室


カリカリ


テーブルとベットしかないが豪華な装飾を施された壁に囲まれた豪邸のような一室にて、

紙の束に埋もれながらペンをひたすら走らせる一人の魔導士の姿があった。


そんな魔導士がふとペンを止め、大きな窓のほうへ目を向け、庭にある小さな池を見た。


なんだ、何か池がひかったような。


気のせいかと思い書類に目を戻そうとしたその時、突然池の水が爆発したような水しぶきをあげ、辺りを濡らした。


ヴァサッ

「はぁ。。はぁ。。はぁ。。」


水の中から抜けた彼女は急いで新鮮な空気を吸い込み、何とか意識をとり戻した。


苦しい・・水を結構飲んでしまったようだ。

ゴホゴホッ


ふと手に草と土の感触がした。

海岸にでたと思ったのだがどうやら違うようだ。

ゆっくりあたりを見渡すと窓の向こうに

豪華な装飾が並ぶ白基調としたシンプルな部屋が目に入った。

まるで西洋のお城のような一室だった。

民家に流れ着いたのか?疑問に思いながら部屋をぼーと眺めていると突然声がおりてきた。


「お前は何者だ」


突然目の前にでてきた剣先が私の喉にかかる。


「・・・」


突然の恐怖に言葉を失った。

私はゆっくり声がするほうに顔を向けると

アメジストのような美しい髪を束ね、黒のローブに身を包んだ少年が立っていた。

彼のエメラルドの瞳は私を写し、凍てつくような鋭い男の視線が挑発的に私を睨んでいた。


「何かしゃべれ。そしてお前のそのかっこうなんだ。娼婦でも今時そんなかっこうはしない」


少年は真っ赤な顔をして私に言い放つ。


???

何を言われたのか分からず、とりあえず自分の服に視線を向けた。

海でおぼれたままだったので黒のビキニ水着のままだ。

大事なところはしっかり隠れているの確認すると私はもう一度少年に視線を戻した。


「見れたものじゃない今すぐこれを羽織れ」


バサッ

剣先を残しながら彼は自分の羽織っていたローブを投げた。


溺れそうになって必死に這い上がってきてからのこの状況・・・

正直まったく頭が回らない。

私は言われるまま、ローブを背中に羽織った。


私はゆっくりと今一度深呼吸をし冷静さを取り戻す。


「・・・」


「おい!何も言わないのか。」


剣の切っ先を強く私に押し付け、首から血が流れた。


「ローブありがとうございます。」


彼は驚いた後、呆れた顔をして

はぁ・・・っと大きなため息をついた。

そして剣を納め、何も言わず、強引に手首をひっぱり立ち上がらせた。


立ち上がると私と同じぐらいの身長の

向かいあう少年の顔を眺めた。

冷たい印象を受ける美形だ。日本では言えばクール系か。

よくみると十代後半ぐらいだろうか、

美しい顔に幼さがのこる彼に声をかけた。


「ここはどこでしょうか。海を泳いでいたらおぼれてしまったようで。。。気がつくとここにたどり着いていたのです。」


私の言葉を聞いた彼は驚いた顔をした後、そのまましばらく考えこみしゃべらなくなった。


彼が黙ってしまったので私は庭の池に目を向ける。

見たこともない金と銀の金魚と鯉を合わせたような魚が泳いでいるのを見つけた。

じっと眺めていると、彼が突然私の手をつかんだ。


「王宮へ向かうすぐに支度をせよ」

といい放ち


メイドたちを呼び寄せ、私はパーティーに来ていくようなドレスにあっという間に着替えさせられた。


そして彼は私を連れて王宮に向かった。

王宮に向かう途中、彼についてメイドさん達に教えてもらった。

彼は魔導士だそうでまだ14歳だった。幼いとは思っていたがまさか私よりも6つも年下とは驚きだ。

私がこっそり驚いていると、これまた人が10人ほど通れるよほどの全面に金がちりばめられた大きなドアの前で立ち止まった。少年は簡単に王様との謁見方法を説私に説明し扉を押した。


「入ったら頭を下げ礼をしろ、顔は下げたままだ。」


魔導士がそれだけいうと大きいドアが開き、目の前には王冠を付けた王様のような人が座るっている姿が見え、私はあわてて頭を下げた。


「ようこそ異世界の乙女よ」


私は異世界という言葉に呆然とした。

ここは日本ではないのか。

私は海で溺れて異世界流れ着いたのか?

非現実的すぎる・・・頭を抱えたくなった。


王は言った、

「代々王族に伝わる伝承にてあの池から異世界人がきた場合丁寧にもてさせとされている

そして異世界人はもう元の世界に戻れない」


もとに戻れないと言われて呆然とする私は、あることが気になった。


「恐れながら、私以外の異世界人があの池からきておりませんか。プラチナの髪をもつ瞳が赤い男性がきませんでしたか。」


「あの池からきた異世界人はそなたが初めてだ。他はおらぬ」


ばっさりと言い切られてしまった。

あぁ彼はどこにるんだろう・・・生きているのだろうか。

いや・・・生きていると信じている。だって海で声が聞こえたものきっとかれは生きていると強く自分に言い聞かせた。


謁見が住み私は王宮で生活することとなった。

なれないことも多いが生活を続けていくうちに私はあることに気が付いた。

動かない太陽、時間がたつと青白い光に変化し夜が訪れる。


「僕の住んでいた場所では太陽が移動して海に沈む風景は見れなかったんだ」

懐かしむようにそう話した彼の声が脳裏に甦った。


彼は見た目が日本人とは異なるプラチナの髪を持ち吸い込まれそうな赤い瞳だった。故郷の話をきく限り物語の世界のようだと何度も思っていた。

私はようやく理解した。

きっと彼はこの世界から私のいた日本に来てしまったのだろう。そして次に私が彼の世界にきてしまったと言うことを・・・


彼が日本に来たのだから必ず帰る道はあると言うことだ。

彼がここにいないのならきっと日本で待っているはず。

帰らなきゃ、帰らなきゃ、私は帰るんだ。


生活を続けていく中、私はいろいろな人に戻る方法を知らないかと聞きまわった。

しかし誰に聞いても戻る方法はわからないと言う。

伝承に伝わっている限りでは戻るのは不可能だと魔法書に書いてあるらしい。

そんなことで納得できるわけもなく私は自分で見つけると決意した。


彼の昔話で出てきた不思議な世界は魔法が存在し魔法で様々なことができると、日本で言う科学のようなものだと話していた事を思い出した。魔術には無限の可能性があると、

そうだ、魔術を勉強すれば帰り道が見つかるのではない。


私は最初にあった少年に魔術を教えてほしいと頼みにいった。

それから私は帰る為に毎日必死に魔法を勉強を始めた。


私は彼に不思議な力については色々聞いていたこともあり、どんどん知識を吸収し日本の科学利用することで魔術を応用していった。

私は少年と共同で魔術を研究して行くこととなった。


少年はこの国の最高位の魔導師と聞いたときはビックリした。

只そんな少年と一緒に研究できることは心から嬉しかった。


彼と毎日魔法の研究で一緒に過ごし2年の月日が経過していた。

彼は基本無口だが芯がある性格で魔法のことになると日ごろ笑わない彼の顔がほころびるのがわかった。だたその笑顔をつっこむと少年は真っ赤になり、朴念仁にもどってしまうのだけど・・・


出会った時の少年は年々身長も伸び、今では私が見上げなければ話せないほどとなった。成長期って恐ろしい・・・


ある満月の夜、研究所には私と彼だけになった。


私が無言で研究に熱中していると彼の声が聞こえた。


「その魔術が完成すればお前はすぐに帰るのか?」


私は彼がこの研究内容を知っていた事に驚いた。

いつから気がついていたのだろうか。


「うん。私は大事な人をおいてきてしまったから早く帰らないと、彼が待っているから」


私は作業に戻り魔術を構成しながら、待っているのであろう彼の事を考えた。元気だろうか、ちゃんと食事をとっているだろうか、私は彼とずっと一緒にいる約束をしたのだ。

絶対に帰らないと。

気持ちがどんどん焦っていく中、ふと視線に気がついた。


彼はいつもの仏頂面ではなく、寂しそうな顔をして私をみた。

彼はゆっくり立ち上がると私の前にきて、何かを言いたそうにしながら無言のまま、私の頬に手を伸ばした後背を向けて部屋を後にした。

なんだったんだろうか。


そうこうしている内にまた1年の月日がたった。


彼は最近忙しいのか自室で作業をすることが多くなり研究所は私一人となった。

完成までもう少しだ、私は一人で魔術と向かい合った。


ここまで長かった やっと・・・やっと、日本へ、彼に会えるんだ。


最近の私の機嫌はすこぶるよかった。

3年過ごしたこの世界も好きだが、やはり彼に会えるこの気持ちは顔に出てしまう。


そんな私の様子見てメイドは言った

「最近毎日幸せそうにしておりますね。魔導士殿と何か進展がありましたか?」


私は意味が分からず、首を曲げて考えていると。

メイドはお茶を入れてくると慌てた様子で部屋を出て行ってしまった。



そして月日は流れついに魔術が完成した。

私は嬉しさのあまり急いで自室にいるであろう魔術師に知らせようと思い、研究所を後にした。


彼の部屋のドアの前にやってきた。

私はノックをし騎士の許可得てドアを開け放った。


「完成したんだ」


魔導師表情は窓から差し込む光が反射してよく見えなかった。


「帰るのか」


私は頷き

「彼が待っているからね」と笑顔で答える。


魔導師はそっと私に手を伸ばし、私の頬を軽くつねった。


「おめでとう。」


「えへへ、今までお世話になりました。私は明日の夜帰ります。」


私は彼にそういうと、彼は何も言わず部屋を出ていった。


私は彼が出ていった彼の部屋で池を眺めていた。


外で待機していた騎士は出てきた魔導師を見て驚いた。

魔導師は冷徹の魔導師と呼ばれるほど、表情を変えないと彼は城では有名だったのだ。

その時騎士が見た魔導師の顔は泣きそうな子供のような表情だったそうだ。


次の日の夜、


私は魔術師と二人で、庭にある池の前にきた。


私はゆっくり王宮の池に足を滑らせる。

服はこちらに来たときに着ていた黒のビキニを着用し水位が腰の位置までくるようにゆっくり歩きだした。

水波紋が私の周りを囲んでいく。

腰まで水に浸かったところで、

私は完成した移転魔法を唱えようとした。


「お前は私と居て楽しかったか」


日ごろ無口な彼が珍しいことを聞いてきたことに私は驚いて彼の方を振り向き、月明かりが照らす彼の真剣な眼差しが私は見つめていた。


「はい、魔導士様と出会えたことは私の人生でかけがえのないもです。」


私は自然と顔が緩んでいくのを感じた。今まで過ごした3年間、魔術のことばかり話していた気がするが、彼のいいところ悪いとこが鮮明に思い出される。彼と一緒に魔術失敗し王様に怒られことや、一緒に町にでて魔術道具を買い漁ったりと思い出が鮮明に甦った。


思い出に浸っていると、月が雲に隠れてしまい彼の顔が暗闇でよく見えなくなった。


「そろそろ行くね」


「おいっ」

彼の焦ったような声が聞こえた。


「・・・・最後に私の名前を呼んでくれないか。」


見た目は成長したのにこんなかわいいお願いをしてくる彼に私は嬉しくなってにっこり微笑み


「ありがとうございました。魔導士 エルヴィン様」



私は暗闇の中、彼の顔を見ることなく完成した移転魔法を唱えた。


バッサーン

大きなみずしぶき上げ、視界は真っ暗になった。


まるで海の底にいるような。


「私の愛しのマリエ、さようなら」


彼は目を伏せ暗闇の中を歩いて行った。


****************************


私は真っ暗な水の底で目を開けた。


そこには最初にみた大きな岩のトンネルがあった。


ここを渡れば帰れるかもしれない、

ゆっくりとトンネルの中へ足を踏み出そうとした時、


「おぉぉ 本当にきなさった。 彼が言っていた通りとなってしまったな、お主は岩を渡れぬ、渡れば死んでしまうからな。」


声のするほうへ目を向けるとでっかい鯰が私の前に立ちはだかった。


「どうゆうこと、私は帰らなければいけないの、待っていてくれる人がいるから」


「その彼からの伝言じゃ」


鯰は彼を知っているのだろうか。


「おまいさんも気づいている通り彼はあの世界から日本に渡った、異世界の移動は基本禁止されているがね・・・彼の魔法の才能はすばらしいものじゃった」


そして鯰は彼がこのトンネルに初めて来たときの話を始めた。


わしも若かったのじゃ、初めて会った人間に嬉しくてな、

禁止されてると知りながらわしは、何も考えずにこの岩のトンネルを潜らせてしまったのじゃ、一人ぐらいならまぁよいかっと・・・

そして彼は君に出会った。日本は魔法使うには適しておらなんだから戻ることは難しい。

わしは彼は一生をお主とともにすると思っておったのじゃが、神とは残酷じゃ、幸せのままでは終わせなかった。


送る前にわしも知ってはおったのじゃが、

今の世界での一年は日本ではたったの半月なのじゃ。

つまりだな・・・彼の寿命は生きても60歳、彼の生命力は元の世界を基準としておるからな、普通に考えて日本では長くはいきれなかったはずだったのじゃ、なんたって彼の2年は日本の一か月じゃからの。

しかしお主と出会ってしまった。お主と彼は思いあい、愛を育てていった。これが誤算じゃった。

近くにいたことにより彼は自分の生命力がなくなると知らず知らずの内にお主の生命力を自分に吸収して日本で生きていくことになったのじゃ


彼が日本でそれに気がついた時には全てが遅かった。

おまいさんの生命力があと数年で消えてしまうところまで吸収しておったんじゃ。

吸収した生命力は戻せないのが世の理、そして彼は思い悩んでおった。

彼女に申し訳ないことしてしまった、

彼女を利用し彼女の人生を奪いながら、

彼女の側に居た俺はなんて愚かなんだろうか。

あぁぁ 俺はどうしたらいいのだろう・・・

彼女と居たいと強く願ってしまったばりかに彼女の人生を狂わせてしまった。


そして彼は最後の魔力を使いこの岩のトンネルへと来たのじゃ。


そしてあやつはわしに会いに来た。

わしもこのようなことは想定しておらなんだ。

異界の渡りを許したことでわしにも責はあるのでな、

そこでわしは提案したんじゃ、

お主をこの世界に送ることを。

送れば日本数年の命でも向こうでは何十年の命になるからと

その提案を聞いた彼はすぐさま実行するためにお主のもとへ急ぎ帰っていった。


そしてあの日お主を海に投げた。

お主から離れた彼は消滅していったがな。


お主が戻ればお主は死ぬ、彼がいない日本に戻る理由がないじゃろう。

新しい世界にお戻り、最後に彼からの預かった手紙じゃ、もっておいき。


この岩のトンネルはもうすぐ消えここは只の池にもどるじゃろう

そろそろ時間じゃ


突然強い海流が私を襲った。

息が・・・苦しい・・・魔術はまだ利いているはずなのに。。。


本当にすまなかった。私はただ彼の幸せをみたっかただけだったのじゃ・・・


トンネルが消え、鯰がかすんでいく・・・


さぁお戻りなさい、そして彼の分も生きてあげておくれ・・・


水が私を押し上げていく 水渦に飲み込まれる。。。


あぁぁ・・・どうして言ってくれなかったの?


生命力なんていくらでもあなたにあげたのに・・・


あなたのいない世界に価値はないのに・・・


あなたは私に生きろと・・・あなたのいない世界で・・・


視界が暗くなっていく・・・私は、手紙をしっかり握りしめゆっくりと意識を手放した。


次に目を覚ましたらあの世界だった。


真っ白なテーブルに豪華なデザインの壁、窓の外には大きな池が見えた。


ふと下をに目線を沿わすと魔術師泣きそうな顔で私の手を握りしめていた。


「おはよう」


私は彼に声をかけた。


はっとこちらに視線を向け、そして彼は泣きそうな顔をしたまま私を抱き締めた。

苦しいほど強く・・・彼は無言で私を抱きしめていた。


頬に水滴が流れた。


あぁ私は泣いているのか


彼がいないこの世界でどうすればいいのかわからないけど、


私は彼がいきれなかったこの世界で生きていこう。


そして彼が育ったこの世界で彼の軌跡でもおっていこうかな


それはまた別の話






異世界にいる魔導師の話をアップしました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 連載版からきました。 とても悲しくてでも、彼女が幸せになったら、 良いなと思います。
[良い点] とても読みやすくさくさく読めました。 物語は切なくて泣きそうになりました。 とても素敵なお話です。 感動しました。 [気になる点] ありません。 [一言] 他のお話もあるようなので読ま…
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