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1人目

-1人目-

あの日、私は僅かなの確率で神に選ばれるチャンスを得た。未だに自分がどちらの力を貰ったか検討がつかない。私が考えただけで現実が捻じ曲がり、自分が望んだ世界と変わる。制御なんか出来なくて、少し気分が落ち込んで『みんな死ねばいい』だなんて考えるだけで世界が滅んだりする。だけれど、世界は滅んだって自分は死ぬ事が出来ないようだった。

能力を貰った奴ら全員を探せば自分がどちらなのか分かると思ったがいくら探しても見つからないし、もし見つかったとしても自分の妄想か判断が出来なかっただろう。

1秒ごとに自分の考えた通りに形を歪ませる世界を見て気を確かに持つことも出来なさそうだ。ただの人間が神になりたいだなんて望むのは間違っていたのだろう。神の力を使うには明らかに器が足りてない。

時間が経つにつれて自分の精神が狂っていくのを感じる。周りの景色が溶けていく。瞬間ごとに景色が切り替わっている。私が立っていたのは凸凹としたコンクリートではなかったか?周囲の人間が私をじーっと見ている。何故だかその全ての人と目が合っている感覚がする。気がついた時には私の近くに集まってきて、私をナイフで刺して刺して刺して刺して刺して刺して...

殺してくれ

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