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告白と百合

どうもオッカーです。


1話で最低五日いないに投稿するとか言ってすみませんでした。

べ、別にテストのこと忘れてたわけじゃないんだからねっ!


・・・はい、というわけで本編です。

「おお、よう憶えとったなぁ!嬉しいで!!」


声のボリュームは相変わらず大きい。元気な笑顔も昔と同じだ。

あぁ、なんか懐かしいな...。


「って茉希奈、また親父さんの転勤で来たのか?いつごろからこっちにいるんだ?」


「おお、せやったな。こっちに来たんは転勤やで。ほんで来たんは夏休み入ってすぐかな。まあだから二ヶ月くらい前っちゅーこっちゃ!」


そうだったのか。もっと早く声をかけてくれれば良かったのに...。

ってどうしよう・・・。茉希奈とはつるみたいけどこの能力・・・。

茉希奈がいきなり顔を近づけてきた。


「なあシバ、四葉。今から時間ある?話したいことあんねん。誰にも聞かれん場所がええねんけど...。」


ん?茉希奈から真面目な話し?随分珍しいな・・・。昔も1度か2度しかなかったぞ...。

四葉に相談しよう。

俺と四葉以外の時間を止めて、っと。

これだけ聞くと最強に聞こえるかも知れないがこれには穴がある。

まず、結構疲れるのだ。止めてる時間にもよるが1分で全力で100m走ったくらいに疲れるのだからあまりやりたくない。

さらに、制約として、時間を止めているものには干渉出来ない。だから草むらでやると足に刺さる。この二つがあるから時間を止めるのはやりたくない。時間は流れるものなのだ。

なのでさっさと会議をやろう。


「なあ四葉、俺らのこの能力どうする?俺としては茉希奈には話してもいいと思うんだが...。」


「えっ。なんだ、 シバくんも同じこと考えてたんだねっ!私こそシバくんがいいなら伝えたいよ!一緒に遊びたいし!!」


よし、なら決定だな。時間を動かして、っと。ふぅ、だいたい30秒くらいか。早く終わって良かった。


「いいぞ茉希奈。俺らも話したいことがあるんだ。今から静かに話せる場所か……。」


「シバくん!私の家今日は10時くらいまで誰もいないよ!お話ならうちでしようよ!」


そうか、そういえば四葉の家は今日まで旅行だったな。ならいいか。


「よし、じゃあ三人で四葉の家に行こうぜ。茉希奈もそれでいいか?」


カフェとかでも良かったんだが話が長くなると茉希奈の帰りが危ないしな。


「ああ、うちは構へんで。四葉の家久しぶりやなぁ。楽しみやで!」


なら良かった。じゃあ早速行くか。


◆◇◆◇


「じゃあちょっと待っててね。お茶とお菓子持ってくるっ。」


そう言って四葉は自分の部屋から出て行った。


・・・・・・・・

ヤバイ、久しぶりすぎて何話していいか分からない。

茉希奈もあんなにお喋りだったのに。

話題を探してると茉希奈から話を振ってくれた。


「なあ、シバーー」


そこで一呼吸おき、


「あんた最近どうやった?ウチはいろいろツラくてなーこっち来たら大阪のノリ通じひんの忘れててホンマはやりたいんやけどこっちでそれやったらハブられそうやし出来へんねん。でもシバと四葉の前やったらやってもいいよな?家族にしか出来んかったらもうウチ倒れてまうわ。あ、アメ食べる?結構いろいろあんで。そうそう、四葉キレイになったなぁ。昔も可愛かったけどさらに可愛くなったなあ。抱きしめて頬ずりしたいわ!」


・・・・・

そうだった....茉希奈は昔からマシンガントークだった。

そこから俺の返事と茉希奈のマシンガントークで時間を潰し、四葉がやっと戻ってきた。


「ごめんごめん、お茶っ葉が見当たらなかったの。だからジュースにしたけどいいよね?」


もちろん返事はオッケーだ。

そこで茉希奈は記憶にない真面目な顔つきで話を始めた。


「二人とも、今からウチが話すこと信じてくれるか?こんなん親にも話されへんし、親友もおらへんし、シバと四葉にしか話されへんねや。話さんとウチ潰れてまう…。」


言葉尻に悲壮さを漂わせて茉希奈は言った。

だが、そのセリフは俺たちも同じだ。


「当然信じるさ。だから茉希奈も信じてくれよ?」


茉希奈の表情が俺の記憶通りの良い笑顔になった。

しかしあのポジティブ(良く言えば)な茉希奈がそこまでなるなんて一体どんな話なんだ....。


「どっちから話す?私はどっちでもいいよ?」


「じゃあウチから話してもいい?・・・ありがとう。

あんな、ウチな、この前なんか異世界の神とかいう人にあってん。ウチが地球から呼ばれたとかで。そしたら帰してくれるって言うんやけど、能力がついちゃうねんて。ここまでいい?」


・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

えっ?

えっと・・・えっ?

えええええええええええええええええ!!!!!!??????


そんな・・・まさか茉希奈まで召喚されたっていうのか!?

なにしてんだ神は!!


なにも反応がない(驚きで硬直)俺たちを見て茉希奈は悲しそうに目を伏せた。


「せやんな....。こんな話信じられへんよな.......。」


「い、いや!違う!信じてないわけじゃない!!」


「そうだよ!ちょっとびっくりしただけだって!!」


それでも茉希奈は悲しそうだ。


「ええってそんな気遣わんでも。分かってたけどやっぱそうやんなあ...。」


どんどん暗くなっている。茉希奈はここまで抱えこんでいたのか。そうか、俺には四葉がいた。けど茉希奈はずっと一人で抱え込んでいた。


「茉希奈、俺たちが凄く驚いてたのは、俺たちが話そうとしたことと一緒だからなんだ。」


「・・・えっ。」


茉希奈は顔を上げ不思議そうな顔をした。


「それって、もしかしてシバたちもあの神にあったん!?え、ほんまに?」


「ああ、こんなところで嘘はつかない。俺たちも昨日、学校で召喚されたんだ。」


茉希奈の顔に輝きが戻ってくる。よかった、信じてもらえたようだ。


「よかった・・・ウチのこと分かってくれて・・・・。ほんまありがとうな。」


「ううん、私たちも茉希奈が話してくれて嬉しいよ。」


「四葉....。」

「茉希奈....。」


茉希奈は目を潤ませ、四葉は柔らかいほほえみで見つめあっている。

だ、ダメだ。これ以上は百合の花が見えてしまう。


「な、なあ茉希奈。茉希奈がもらった能力ってなんなんだ?」


百合からとけた茉希奈はこちらに顔を向けた。


「ん?ああ、ウチの能力はな----------------」

前回と終わりかたが同じ?

はい、わざとです。


これで2周目です。


今回もありがとうございました。


次は彼女が欲しいと暴れているタッキーです。




7/5 : 本当にすみません。タッキーが端末を取り上げられました。なんでヨッシーが書くって言ってたけど風邪をひきました。ヨッシーが回復したので7/6にはアップ出来ると思います。

まあこんな作品を待ってる方はいないでしょうが

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