二話 スキルって元の世界でどう使えばいいんだ...
どうも、タッキーで~す。小説って書いたことないんだけど、大丈夫かな...
「なんだか、二人ともスキルが3つもあるんだよね。」
そもそも、元の世界でスキルなんかあってもどう使えばいいのだろうか...。
「まず、四葉ちゃんの能力は、瞬間移動に万能回復、そして石化能力。瞬間移動は、知っている所なら行ったことがなくても行けるようになってるから。」
なに!?じゃあ、四葉は攻撃、回復ができるうえに、追撃や逃走もできるということになってしまうじゃないか!!
まぁ、元の世界じゃ戦わないけど、それでも回復と瞬間移動はものすごく便利だろう。
でも、ここの世界でも誰も敵わないんじゃないだろうか...。
そんなことを思っていると、心を読まれた。
「あー、こんな組み合わせは数万年に一度位で、ほとんど現れないから。そんな無敵なスキルはそうそう出ないし。」
こうして、四葉は数万年に一度の選ばれし戦士と同レベルの力を手に入れてしまった...。
「次に、シバくんだけど、」
俺は正直期待してない。最近特に運が良いわけでもない。ましてや、四葉のような最強の選ばれし戦士にもなれるとは全く思っていなかった。だが...
「君は、重力操作と精神支配と時間操作の能力だ。」
超強かった...。
重力操作だと?カッケーな、これ!アニメだとかなり強いキャラが使う異能だよ!
精神支配だと?人が自分の思い通りに動かせるなんて最高じゃないか!でも、ちょっと危ないな。
時間操作だと?元の世界で超便利じゃん!一番実用できるじゃん!
「使い方は超簡単。使いたい、と思いながら使った後をイメージするだけ。例えば、瞬間移動なら移動したい場所にいる状況を、回復なら傷や病のない状況をイメージする。」
特に練習が必要ないのがありがたい。でも、俺ら二人とも強すぎないか?
「これは地球の神様と相談して考えたサービスだよ。」
転生チートかよ...。
「それじゃ、そろそろ元の世界に戻すけど、いいかな?」
もちろん。
「それではさようなら。いろいろ迷惑かけて申し訳なかった。」
神様がなにやら怪しい呪文を唱えだすと、煙がでてきた。そして、目の前が真っ白になった...。
◆◇◆◇
目が覚めた直後、授業が終わるチャイムが聞こえた。
「夢、だった、のか?」
あ、このセリフ、異世界から戻ったりしたとき、絶対言ってしまうセリフだよな。
取りあえず、スキルを使ってみればわかる。よし、時間操作やってみよ。
使えますように使えますように使えますように使えますように
イメージするのはチャイムの鳴る直前。
.................
キーンコーンカーンコーン
できた....。
遂に、遂に俺は、異能を手に入れた!!!
廊下に出ると、四葉が全力で走ってこっちに来た。
「スキル、使えた?」
俺の質問に四葉は嬉しそうな顔で思いっきり首を縦に振った。
「これがあれば、このスキルがあれば、」
ここで少し間を取り、俺は言った。
「何時間怒られようと関係ない!!!」
「.................」
この沈黙の間、四葉はこの上なく呆れた顔でこっちを見ていた。
当然だが、理由は分からなかった。
◆◇◆◇
先生の説教を3秒で終わらした俺は急いで、四葉のもとに向かった。俺にとっては3秒でも、四葉にとっては何時間かに感じているからだ。
校門まで行くと本が2冊積んであり、今も1冊読んでいる。瞬間移動で家に本を取りに帰ったとしても、本3冊読むほど時間が説教にかかると思っていたのか?俺は(これで今月に入って呼び出しは3回目だが、)そこまで悪いことはしていない。
「四葉、悪い。どれくらい待った?」
俺に気づいた四葉は本から目を離して、
「遅い!!2時間も待ったよ。本がもう2冊目中盤だよ。」
と、言った。
ふむ、確かにかなり長いな。
「だから悪かったってば。ところで、お前の瞬間移動って二人でも移動できたっけ?」
先生からの呼び出しまでの間を俺たちはスキルを使って、できないことを確かめていた。時間を忘れてたせいで、放送で呼び出されてしまったが。
「うん。でも、せめて今日ぐらい一緒に帰ろ。」
「あー、いやいや、聞いてみただけだから、別に今日以外も一緒に帰ろうぜ。」
「うん。これに頼りすぎるのも良くないしね。」
なんか、わずか数時間でスキルがかなり生活に溶け込んでしまった気がするが、いいのか?
そんなこんなで、俺たちの生活に今日から[スキル]が加わった。
や~、小説書くのってムズすぎですね。ぐだぐだでしーすいません。次は、ヨッシーです。恐竜じゃないよ。