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ホームレスのモーニングルーティン(木村ポリフィア)

作者: 臀部

俺は左金次。昭和に生まれバブルを駆け抜けリーマンショックと共に俺のバブルは破裂した。

今は日払いの仕事をしながらその日暮らしの生活だ。駅前を歩く小綺麗なサラリーマンをみてあの日の自分と照らし合わせてしまうのはいつか自分も社会復帰出来るだろうと言う切しい願いなのか、それとも傲慢か。おこがましいだろうが仕事場は大切にしろよという何とも説得力のありそうなメッセージを心の中で唱えてみる。虚しくなるばかりだ。そんなことを考えていたからか1人の少年が私に話しかけていることにまったく気が付かなかった。

「おい!オッサン」

「なんですかね」


「くっせーからどっか行けや。ワシはスケボーやりたいんじゃ」


すみません。と詫びをいれ私は荷物の移動を始めた。


「おいおっさん家ないんか。」


「恥ずかしながら」


「じゃあ家こいや。飯食わせたる」


嘘つけ。またそうやってホームレスをからかってるんだろ。これ以上傷を抉るのはよしてくれ


そういう態度を表すかのように放屁した。

少年は嘔吐した。

あまりの臭さに耐えられなかった。

屁をこくおっさんと少年の吐瀉物は核融合をおこしとてつもないエネルギーを生み出した。

周囲の人間もろとも吹き飛ばし、地響きを起こし、眩い光を放った。

まるでミサイルが着弾したのかという光景だった。


これをみたエジソンが熱電球を開発するのは

また別のお話。


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