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はじめに:本書について
世間一般に「魔術」や「呪術」「陰陽術」「神術」等と呼ばれる様々な「術」。
これらは全て、タネも仕掛けもある「技術」であり、断じて奇跡では無い。
理論を知らなければ使えないが、知れば全て使えるというワケでもない。
術には性質があり、相対する術は使えない。
一つの術を習得すると、永遠に相対する術は会得できないので、最初の術を習得する場合は熟考の末に選択する事を推奨する。
本書では、様々な術の使用理論を一つずつ術種毎に解説していく。
次項より、まずは全ての術に共通して必要となる「魔力操作」を解説する。