鍛冶屋と肉饅頭
街の風景を眺め、色々なものに目を奪われる。
自由に歩き回る事の面白さに夢中になり、出歩いていた兄の気持ちが今更の様に理解できた。
シリルや城の侍女達から聞く街の様子と明らかに違う。このまま街中を歩き回りたいと思うが、今は馬具を修理してもらわなければならなかった。
先を進み迷わないように気をつけ、店先の美味しそうなお菓子を横目で見ながら、王女は先を急いだ。
行き交う人に鍛冶屋街を聞き、店先の売り子に方向が正しいのか尋ね、ようやく王女は目的地に着いた。
鍛冶屋街には鉄を叩く音が方々で響いていた。掘建て小屋のような場所で造っている者も居れば、外で鉄を叩いている者もいる。その一つの工房前で休憩をする若い職人にアダムを尋ねると直ぐに場所がわかった。
アダムの鍛冶屋はベラの言った通り鍛冶屋街の中程に位置しており、この辺りでは比較的ちゃんとした建物だった。
戸口から中を覗くと、暗い部屋の奥の炉が勢いよく火を噴いているのが見えた。中に人は居るようだが何をしているのかよく見えない。
「あのー、アントニオさんに紹介されて、馬具の修理をお願いしているのですが、アダムさんはいらっしゃいますか?」
王女が声をかけると、中から返事が聞こえた。
「あぁ、聞いている。まだ少し時間がかかるから、中に入って待っていてくれ」
王女は躊躇いながら中に入ると、そこには男性の先客が居た。少し驚いたが、王女は会釈をしてその人と距離を取り横に立った。彼も何か頼み事をしているのだろう。
王女はまた炉を見つめた。鉄を引きずる音と共に炉の中から赤い塊が引っ張り出され、それが何かの上に乗せられたかと思うと勢いよく叩かれ始める。赤い塊は叩かれる度に火花を散らす。
王女は驚いてその美しい火の塊に魅入っていたが、次第にその塊を叩く人物の姿が見えて来た。彼は布を頭に巻き、一心不乱に塊を打っている。腕の筋肉がハンマーを持ち上げるたびに盛り上がり、力強く打ち叩かれる度に塊は次第に形を変えていった。
間違い無いだろう、きっと彼がアダムだ。
アダムがその作業を続けるうちに、塊から鮮やかさが抜けて来た。そう思った次の瞬間、彼は再度その塊を炉の中に入れ込み、何かを推し量るようにその炎を見つめている。アダムの一連の動きには無駄がなく、集中している姿は真剣で彼の世界がそこにあった。
邪魔してはならない空気がこの建物を覆っている。
その時、隣の人が大きな溜息をついた。王女は部屋の隅の王女同様アダムの動きに見入る男の人を見た。炉の炎で照らされた彼の顔は、夢中でアダムの作業の様子を見ている。彼は余程鉄を打つ姿を見たかったのだろうか、緊張しているようで顔は強張っているが、炎の灯りで瞳はキラキラと輝やいて見えた。
誰かに似ている……その横顔を見ながら王女はそう思ったが、再び始まったアダムの鉄を打つ音で、その思いは搔き消されてしまった。
鉄を打つ音は、一定の間合いで気持ちよくリズミカルに響いている。王女はその作業に再び見入っていたが、何か引っかかるものを感じ、隣に立つ彼をもう一度見て驚いた。今度は彼も王女の事を見ていたのだ。正面から見た彼の顔は、やはり誰かに似ている様に思う。互いに互いの顔を訝しげに見つめ……次の瞬間二人はほぼ同時に素っ頓狂な声を上げた。
「まぁ!!」
「あぁ!!」
その途端、アダムの怒りに満ちた怒鳴り声が二人に浴びせられた。
「気が散る!! 出て行ってくれ!」
慌てて二人は外へ出て、明るい陽の下で互いの顔をもう一度よく見た。
間違いなかった。
叫んでしまった先客はジークリフト王子だ。ラフな格好のジークリフトはまるで町の若者の様でよく馴染んでいる。
「何故、貴方がここに居るのですか?」
「君こそ何故ここに?」
「私は馬具が壊れてしまったために直していただいているのです。貴方は?」
「私は……」
ジークリフトは一瞬口ごもり、ツイッと王女の視線を逸らせた。
「彼に頼み事があって……」
「頼み事? わざわざリングレントにまで来てですか?」
王女の顔が更に訝しげにジークリフトを見た。しかし、次の瞬間、事を察した王女は少し声を落とし「公式な訪問ではないのですね……」と念を押すように王女はジークリフト見つめた。
「まぁね……しかし、君もまるで町娘だな」
「あ、これは……ちょっとトラブルがあって……馬ごと川へ落ちてしまったので、出会った方に服をいただきました」
慌ててワンピースのスカートを抑えニコッと笑う王女にジークリフトは目を丸くした。
「……馬ごと川へ落ちた?」
「はい、障害物の練習をしていて助かりました、大ジャンプだったようです」
他人事のように話す王女にジークリフトは思い切り眉間に皺を寄せた。
「……怪我が無くて何よりだが、君の側近は苦労しそうだな」
ジークリフトは辺りに目を配り王女の付き人を探すが、それらしき人は見当たらず、再び王女を見た。王女は視線を合わせるとにこりと笑い声を落とす。
「実は私は側近を排して城を抜け出して来たのです。貴方の側近はどうしたのですか?」
ジークリフトは肩を竦める。
「アダム・オルティエに頼み事をする際に側近が居ると頼みづらいのだ……暫く一人にして貰っている。多分、その辺りに居ると思うが……それにしても、君は城を抜け出して一人なのか? 流石に女の子一人では危険だぞ」
「そうでしょうか? でも、出会った方はみなさん優しい方ばかりでした」
そう笑う王女にジークリフトは呆れたように言った。
「それは幸運だっただけだ、君のような世間知らずは簡単に騙される」
少しムッとした王女は「貴方だって世間知らずでしょう……」そう言いかけて止めた。こんな所で出会うからには、兄と同じ様にジークリフトも世間を歩き回っているに違いない。それならば……。
「では、教えてくださいませんか。私は初めて抜け出したので、わからない事が多すぎるのです」
王子は苦笑した。
「開き直ったな……」
「わからないなら教えていただくのが一番でしょう?」
王女はしたり顔でフフッと笑う。ジークリフトは少し考え、鉄を叩く音の続くアダムの工房を見た。
「私が着いた時、彼は既にあの作業をしていた。作業が終わってから話を聞いて欲しかったのだが……あの様子では、多分、もう少し時間はかかるだろう」
「そうですか……」
「終わるまで、少し街を散策してみるか?」
途端に王女の顔が輝いた。
「はい!」
二人はアダムの工房を後にし、繁華街に向けて歩き出した。
「しかし、こんな所で君に会うとはね」
二人は互いをもう一度見た。そして、笑い出す。ジークリフトと親しく話すのはあのソラの背に乗って大空を飛んだ時以来だ。あの時の共有した想いは忘れ得ない。
「私の方こそ驚きましたわ。ジークリフト様がリングレントに来られる時……お話をする時間はありませんでしたものね。貴方ははよくこのような訪問をするのですか?」
横を歩くジークリフトを王女は少し見上げた。
「いや、このような形でリングレントに来たのは初めてだ」
そうして、ジークリフトは王女の横に寄り添うように立ち少し屈んで王女の耳元に顔を寄せると、声を落とし囁いた。
「その話し方は目立つ……」
「……どういうことでしょうか?」
必然的に王女の声も小さくなる。
「貴族言葉は丁寧過ぎるんだ。もう少し、街の人達の話し方を真似てみろ」
王女は辺りを見回した。道端で井戸端会議をしていたり、店先で交渉のやり取りをしていたり、店先の呼び込みにしても行き交う人々の言葉は気軽な物言いだ。彼等は全く体裁など考えていない。成る程、いくら着ているものが町娘でも、話し方が違えばすぐにバレてしまう。
そう言えば、洋服を交換してくれたべラも王女の事を『お嬢様』と言っていた。どこのお嬢様かはバレていないだろうが。
「そうなのですね……」
言いながら王女は考えた。この場合、どう言うのが適切なのだろう。先ほど接したアナベルやベラの話し方はどうだったかしら。
「この場合、そうなのかい?……かしら」
そのぎこちなさにジークリフトは吹き出した。王女は恨めしげにジークリフトを見る。
「悪い……しかし、今の口調はちょっと面白かった」
そうしてジークリフトはもう一度、握り拳で口元を押さえながら堪える様に笑った。
「もう……教えてくださっても良いではないですか」
何だか恥ずかしくて居心地が悪い。そんな王女にジークリフトはニヤリと笑った。
「丁寧な語句を端折れば良いんだ」
「ではこの場合は……そうなの? ですか?」
「それで良い」
ジークリフトは頷きながらクスッと笑う。王女もホッとした気持ちでつられて笑いながら、この偶然の出会いに喜びを感じていた。
ジークリフトと出会うなど誰が予想しただろう。こんな時間を持つことが出来るなんて城を抜け出して馬具が壊れるのも悪くない。
二人は並んで街の中を歩いた。さっき通った大通りは王女が通った時より人の流れが多くなっている。
雑貨屋の店先でおばさんが王女に声をかけてきた。
「お嬢さん、あんたに似合いそうなストールがあるよ。見ていかないかい?」
そして、柔らかそうな薄紫色のストールを広げる。細い糸で織られた布は光沢を放ち中々に美しい。王女は思わず足を止めた。
「素敵……」
「そうだろう? こんな上等品は中々お目にかかれないよ。巻いてみるかい?」
雑貨屋のおばさんは、王女の首にストールを巻こうと近づいた。その時、ジークリフトが王女の腕を引っ張り自分の背後へ回す。
「おやまぁ、お兄さん。私はあんたの彼女を綺麗にしてあげようって言ってるんだよ」
ジークリフトのあからさまな警戒に雑貨屋のおばさんはムッとした。喧嘩腰のおばさんの声のトーンに、王女は少しドキドキしながらこのやり取りを聞いていた。だが、ジークリフトは涼しい顔でにこやかだ。
「悪い、お姉さん。俺達急いでるんだ」
ジークリフトの言葉は街の若者の言葉そのものだった。
「それならそうと言ってくれりゃ良いのに」
途端におばさんは残念そうにそう言うと仕方なくストールを畳む。
「そりゃあ呼び止めて悪かったね」
「また後で寄るよ」
「あぁ、そうしておくれ。これはあんた達のためにとっとくからさ」
「ありがとう、じゃあ」
足早に歩き出したジークリフトの後を王女は慌てて着いて行く。
「あの……急いでいたのですか?」
「……いや」
「それにあの方、ストールをわざわざ取っておくって……」
「取ってる訳ないだろう。今のは社交辞令的断り方ってヤツだ。あちらもわかっている」
「はぁ……」
王女が意に解せない様子なのを見てジークリフトは足を止めた。
「先に言っておく。ああいう場合、他人にストールを巻かせるな。首を絞められたらどうするんだ? 先ずそれを考えろ」
「……だって、そんな方には見えませんでしたよ……」
「見える見えないの問題じゃない」
そしてそれ以上何も言わず少し怒ったように歩き出した。が、数歩歩いて立ち止まる。
「君は、余りにも無防備すぎる。よくそんなので抜け出してきたな」
その口調から厄介事を面倒に思うジークリフトの心境が窺い知れた。気持ちが苛立っているからか、ジークリフトの口調も所々普段の言葉に戻っている。王女は少し俯いた。
「それは……大切な御用があったから……」
「大切な御用って何だ?」
ちらりと視線を上げると、ジークリフトは腕を組み、片眉を上げ、不機嫌な顔のまま見下ろしている。この状況で初めの目的である兄の恋路を言える訳がない。王女はそのまま外方を向いた。
「……言えません」
ジークリフトは露骨な溜息をついた。
「口調……戻ってるぞ」
王女はさっきまでの楽しい思いが惨めなものになって、黙ったままジークリフトについて行った。
(この人ってこんなに怒りっぽい人だったのかしら……)
斜め前を歩くジークリフトの横顔は、堅く口を結び、王女の事を見ようともしない。
(今、私が別な方向へ歩いて行っても、きっとこの人は気付かないわ……)
王女は地面を見つめ小さな溜息をついた。
そう考えていた矢先、芳ばしい香りが漂ってきた。
「……美味そうな匂いだ」
ジークリフトの言葉と共に美味しそうな香りが鼻をくすぐり王女は空腹を感じた。
「そう言えば……この先に、美味い肉饅頭の店がある。行ってみるか?」
「肉饅頭? それは……どんなものなの?」
どのようなものなのですか? と言いかけて語句を端折ると、ジークリフトは少し苦笑した。王女は少しだけ赤くなる。この話し方はまだ慣れない。
「言葉は使ううちに慣れてくるさ……それより、肉饅頭を食べよう」
ジークリフトの指差す方を見ると、店の前に小さな屋台があった。
「あの店の肉饅頭は美味いらしい」
店の前まで行くと屋台の前に店主の姿は無い。ジークリフトは奥の建物に向かって声をかけた。
「誰か居るかい?」
「はーい!」
ジークリフトが声をかけると返事と共に奥から利発そうな小さな少年が、商売人らしく前掛けを着け足早に店先にやって来た。年は五、六歳といった所だろうか。
「オヤジさんは?」
「ここの店番はいつも俺がやってるよ。肉饅頭だろ?」
その小さな少年は胸を張った。
「あぁ、じゃあ二つこれに包んでくれ」
腰に付けていた革の入れ物から布を取り出すと、ジークリフトは少年に渡す。
「二つだね」
少年は慣れた手付きで揚げた肉饅頭を二つ取り、差し出された布でくるりと包んだ。
「はい、二つでひとパースだよ」
ジークリフトはポケットから鈍い光を放つ小さな銅貨を四枚取り出すと男の子に渡し、代わりに包みを受け取る。
王女は買い物をする様子を、珍しそうに身を乗り出して見ていた。
兄から聞いていた買い物の様子が目の前で展開されてるのだ、これはなかなか興味深い。兄は確か町の人は金貨一枚で慎ましやかな生活をしていれば三ヶ月ほど暮らせると言っていた。
硬貨は金、銀、銅の三種類、更にそれぞれの金属で大きさ違いの硬貨がある。つまり価値の違う硬貨が複数あると言う事だ。そして今支払っている銅貨は一枚が一パースで肉饅頭二つ分の価値があるという事になる。
「……何だい姉ちゃん。もっと欲しいのか?」
王女の様子にその少年は顔を上げたが、目が合った途端マジマジと王女の顔を見つめた。心なしか少年の顔が赤くなり、何を思ったのか急に王女に向かって声をかけた。
「……姉ちゃん、俺の嫁にならないか?」
「嫁?!」
余りの唐突さに王女は驚いた顔のままどうすれば良いのかわからず、ジークリフトを見た。ジークリフトは堪らず笑い出した。
「坊主、名前は何て言うんだ?」
「リロイだよ」
「リロイ、この娘は辞めておけ。彼女の親父さんは怖いぞ」
リロイが一瞬怯んだ。
「……怖いって、どの程度だよ。嫁を貰う場合はその娘の親父と闘わなければならないって、うちの親父も言ってたし……俺だって闘う覚悟はあるぞ」
「あー、お前が太刀打ちできる相手じゃ無いな、先ずは十年後を目処にもう一度考え直すんだな」
諭すように話しかけるジークリフトに、リロイはジークリフトと王女を見比べて顔を顰めた。
「何だよ、俺には無理だと言いたいのか?」
「……いや、そうじゃなくて」
「俺だってやるときゃやるんだ。兄ちゃんには負けないぞ!」
そして宣戦布告と言うべきか、ジークリフトに向かってビシッと指を差すと睨むように見据えた。
「十年後勝負だ!」
一体何の勝負だと言うのか……何だこれは……そもそも話の流れから行けば、リロイは父王と勝負すべきであり、ジークリフトには何の関係もない。
王女は困った顔でジークリフトを見た。これはどう対処すればいいのだろう。
だがジークリフトは面白そうに口を歪めている。
「勝負ねぇ……」
呆れたように言いつつも王子は不敵に笑った。
「いいだろう、お前が覚えている事が出来たら十年後相手になってやるよ」
「俺は十年後だって絶対に覚えてるぞ!」
「精々頑張って覚えていろ、じゃあな」
ジークリフトは手を挙げて少年に挨拶をすると、王女に行くぞと言わんばかりに視線を向け歩き出した。王女は素直に付いて行くがその後ろ姿にリロイが叫ぶ。
「姉ちゃん! また来いよ! 姉ちゃんにはサービスするから!」
周りを行く人々が何事かと王女たちを見ている。何だか居た堪れない気持ちになって王女がそそくさとその場を離れると、隣に並んで歩き出すジークリフトはニヤニヤと王女を見ていた。
「……なんですか?」
「いや……幼気な少年の心を奪うとは、罪深い人だな」
「……面白がっていますね?」
「彼の一目惚れというわけだな……彼にとっては前途多難だ。やめておけば良いものを」
その言葉に少しムッとするが何も言い返せない。
「流石の私もこんな経験は初めてなもので、一応、君に対して感心はしているんだ」
ジークリフトはニヤニヤ笑顔のままだ。王女は無性に腹が立ってきた。
「わかっていますか? 売り言葉に買い言葉とはいえ、十年後、彼と勝負すると貴方が仰ったのですよ」
「……そんな先の事は知らないな。第一、あの少年が私達を探し当てるとは、到底思えない。私も君も高々一度会っただけだぞ、心配し過ぎだろう? しかも子供なんだ、覚えていられる訳が無いと思うが」
先を見越した冷静なジークリフトの言葉に王女はそれもそうだと思う。何度も顔を会わせるわけでもない初めて会った街の住人だし、彼には自分達がどこの誰とも分かっていないし、子供だ。確かにこの状況で気に病む必要はない。今起こった出来事に振り回されている自分の感情に溜息が出る。
「それも、そうですね……」
王女が納得した所でジークリフトが肉饅頭の包みを王女に見せた。
「何処かで頂くとしよう……」
そう言ってすぐにしまったと舌打ちする。
「俺も口調が戻ってたな……周りには聞かれていないと思うが……さて、どこか見晴らしのいい所でも探すか」
見回すと街を見下ろす高台があるのに気付いた。
「あの場所へ行く道があるはずだ」
高台に上がる階段は小間物屋の脇にあった。二人が並んで歩ける広さの階段がずっと奥まで続いている。
「行ってみよう」
ジークリフトは王女の手を取ると歩き出した。その行動は女性の手を取るのが当たり前の二人には自然の流れだった。
だが王女の心の中は胸の鼓動がいつもより速くなっていた。
肉饅頭は自分の中ではピロシキのようなものを想像しています。
ピロシキ、美味しいですよね!