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使徒の鍛冶師  作者: イルカ
第1章 一節 始まりの出会い
5/9

5話 出会いの前日(改)

大体1話 1000〜2000字くらいになると思います


文章追加しました

ーある鍛冶屋の家ー

チュンチュンチュン


町から少し離れた山の麓に一件の家立っている。

その家には鍛冶師のドワーフ族の父親とその息子であり、弟子でもある獣人族の男の子が住んでいた。



[おい、ライル起きろ。仕事場行くぞ]


『うーん、父さんまだ陽は完全に昇ってないじゃないか』

まだ眠いのか、目をこすりながら布団の中で狼の耳と尻尾を丸めてうずくまっていた



いつまで経っても降りてこないのにイライラしたのか、父親は大声で叫んだ。

[明日は神殿に武具を納める日なんだ、だから朝早くから仕事するって言っておいただろうが!]


ふと何かに気づいたのか顔を緩ませ、からかうように話しかけた

[さては、お前久しぶりに母さんに会えるからって他の事聞いてなかったな。本当母さん好きだよな、これがマザコンってやつか。]


ニヤニヤ・ニヤニヤ


男の子は、バッと布団を抜け出して


『マザコンじゃ無い!三ヶ月ぶりに母さんに会えるんだ!だから楽しみにして当然だろ!!』

小さい頃からずっと母さんは神殿で使徒様の護衛していて数ヶ月に一度しか会えないんだから楽しみにしたって良いじゃないか


父親に抗議した



[分かった、分かったお前はマザコンじゃ無いよ。今から武具作るからとっとと支度して仕事場来いよ。早く来ないと明日連れてかないぞ。]


『そんな!ちょっと待ってよ。すぐ行くから』

あー、明日は母さんに久しぶりに会えるな〜、もしかしたら使徒様にも会えるかも‼︎




男の子は明日を楽しみにしながら父親を追って仕事場に走っていった








ー神殿のとある部屋ー


「ミワさん嬉しそうですね」


[そうね]



部屋には二人の人影が見えた

そこに居たのは、獣人族の女性とエルフ族の少女

獣人族の女性は手甲を付けた武人の風格を持った美女で

エルフ族の少女は使徒に選ばれた髪の長い可愛らしい女の子だった



[実は・・・・・・何と‼︎旦那と息子がここに来るのよ。まあ、明日何だけど]


「そうなんですか?この神殿は部外者の出入りは厳しいはずなのによく許可出ましたね。」


[うちの旦那、私と息子が会える回数が増えるようにって神殿鍛冶屋になったのよ。それで明日武具を納めるついでに会うって訳。]

全く、神殿鍛冶屋に成るのは大変だってのに。いい旦那持ったわ



「そうだったんですか。・・・・・すいません私が使徒なせいでミワさんは家に全然帰れませんものね。」


[謝らなくいいのよ。他に適任者がいないとはいえ引き受けたのは私なんだから。]


「それでも息子さんまだ8歳なんですよね。それを考えると」


[気にしないの、一切会えない訳じゃないし、それに・・・・・私は娘も欲しかったのよね。♪]


グリグリグリ

「やめて下さい。ミワさん痛いですー」


[レナはそんなの気にしなくていいの]

貴方はまだ10歳なんだから


「わかりましたからー、やめて下さいー」


[分かったわ。ハイ、あっそうだ!うちの息子に会ってみる?明日は天祭だし、気付かれること無いとおもうわ。良し決定ね♪]


はー、はー、はー

「決定ですか、ミワさんバレたら神官長に怒られますよ。」


[大丈夫明日は巫女様いないし、神官長はレナに甘いからね]


「そうですね。」

・・・・・・神官長は私が使徒様だから甘いだけ私が使徒様じゃ無かったら






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




これは使徒と神匠の鍛冶師がまだ出会う前





世界が変わる出会いはもうすぐ・・・・



やっと主人公とヒロインの名前が出ました

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