1話 使徒の伝承
バタバタバタ
〔おかあさん〜 この本読んで〕
[どの本持って来たの?え〜っと、ああこの本この子は本当にこの本好きね。]
【使徒と聖剣の物語集】
[今日はどのお話がいいの?]
〔ん〜〜とね、使徒様が生まれるトコと聖剣が生まれるトコのがいい!〕
[またそこがいいの?ここの話本当に好きね。]
〔うん!ここが一番好き!]
[それじゃあ読むわね。むかしこの世界・・・・・
ーーー使徒の誕生ーーーーーーーーーーーーーーー
むかしこの世界を見守る女神様はあることで悩んでいました。
突然この世界のいろいろな所に暗い影を纏う生き物
"魔物" が現れたのです。
魔物は強い上に近づいた物を狂わせる力も持っていました。
そして世界は荒れて行きました
女神様はどうして魔物が現れたのか調べました。
すると世界の壁が揺らいでいることが分かりました。
魔物は世界の壁の揺らぎに影響されてこの世界の生き物が狂い変化した物と分かりました。
そこで女神様は揺らぎを止める為に世界に加護を降らせました。
ーこの時から世界の生き物は"魔法"が使えるように
なり魔物に近づいても狂うことはなくなりました。ー
しかし世界の揺らぎは女神様の力で止めることは出来ましたが魔物を元に戻す事は出来ませんでした。
その上これ以上女神様の力を世界に降らせると世界のバランスが崩れてしまう状態になってしまいました。
そこで女神様は世界に住む生き物に魔法をつかって魔物と戦って倒してもらうことにしました。
そうして生き物達は魔法を使って戦い世界は揺らぎと魔物から守られました。
しかし女神様にとって予想外のことが起きました。
揺らぎが小規模ではあるけど世界で発生する様に壁が変化しまったのです。
そこで女神様は世界に魔物を倒す”使徒”を生み出すことにしました。
この時、最も魔物を倒した五つの種を女神様は祝福しこの世界に
エルフ、ドワーフ、竜人、魚人、獣人
の五種族が生まれていました。
その五種族から一人ずつ女神様が才のある赤子を選び力を注ぐことで”使徒”は生まれました。
”使徒”は強い力を持ち女神様の思った通り世界を守っていきました。
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〔う〜、ムニャムニャ・・〕
[あらあら、もう眠くなっちゃったのね。続きはまた明日ね。]