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第八話 初めての試練
氷壁の洞窟を進むと、瘴気が漂い始めた。
その中心に、鎧を纏った異形の魔獣が立ちはだかる。
「来たな……こいつはただの尖兵じゃない」リオンが剣を構える。
「前衛、俺とガレス! フィンは後方支援! ミレイユは回復を!」
「じゃあ俺は!? ……って、もう来たああ!」
ザルドの悲鳴と同時に、魔獣の爪が振り下ろされる。
咄嗟に両手を突き出す。
虚空の陣が走り、爪も腕も――まるで最初から存在しなかったかのように消え去った。
「なっ……!」
仲間が一斉に振り返る。
リオンだけが一歩前に出て、ザルドの肩を叩いた。
「恐れるな。お前の声があれば、道は開ける」
ザルドは額に冷や汗を流しながら呟く。
「……俺、やっぱり帰りたい……」
作:ChatGPT5




